禁煙外来~最も大切なことは、何のために禁煙をしたいのか、しなければいけないのか、その想いです~
2017年03月15日 治療戦略
現在、禁煙には、健康保険等が適応される禁煙治療があります
健康保険等が適用される「禁煙治療を受けるための要件」4点を満たしている必要があります。
**健康保険等が適応されない場合、自費診療となります。
禁煙治療を受けるための要件
1.ニコチン依存症を診断するテストで5点以上
ニコチン依存症を診断するテストでチェックしてみましょう!
2. 1日の平均 喫煙本数 × これまでの 喫煙年須 = 200以上
※2016年4月より35歳未満にはこの要件がなくなりました。そのため、健康保険などによる禁煙治療の対象患者さんが広がりました。
3. 直ちに禁煙を始めたいを思っている
4.禁煙治療を受けることに文書で同意していることが必要です。
禁煙外来は、いつからでも通院可能ですが、 禁煙外来を受けるうえで、最も大切なことは、
~何のために禁煙をしたいのか、しなければいけないのか、その想い~
であると思います。
ご自身のために行って頂きたいですが、なかなかご自身のためのみに禁煙を始めることに躊躇される方もいらっしゃいます。家族のため、妻のため、夫のため、子供のため、理由は皆さまそれぞれでありますが、”何のため”が揺るがなければ、禁煙の成功率は飛躍的に上がっております。
喫煙は、嗜好品でありますので、私は極力私からでなく、患者さんご自身から”禁煙をしたいのですが、どうしたらいいですか?”という言葉を引き出せるよう診察を行わせて頂いております!!