「ひざ」の症状

ひざに症状が現れることも

関節リウマチは手指や足指などの小さな関節から症状があらわれることが多いのですが、時には、ひざのような大きな関節から始まることもあります。日本人はひざがおかされやすく、手指・手首についで症状がでやすい部位です。

適切な治療をつづけると共に、腫れや違和感などを感じた時は、早めに医師に相談するようにしましょう。

 

関節リウマチの症状が出やすい関節

ひざに現れる症状

ひざ関節の滑膜に炎症が起こると関節液が大量にたまり、ひざ全体が腫れあがります。さらに軟骨がおかされると、動かすたびに痛みが走るようになってしまいます。

そして関節リウマチの影響を受けるのは関節だけではありません。ひざの周囲の筋肉や靭帯にも影響が現れ、筋力が衰えたり、靭帯の断裂などによって、立ったり座ったりすることが難しくなり、歩行も困難になっていきます。

ひざの変形

手指ほど目立ちませんが、ひざ関節にも変形が起こります。

 

●内半膝(ないはんしつ)
ひざの内側が破壊されると、外側へと変形します。左右両方のひざに症状が出た場合はO脚になります

 

●外半膝(がいはんしつ)
内半膝とは逆で、ひざ関節の外側が破壊されると内側へと変形します。左右両方のひざに症状が出た場合はX脚になります

 

●波形膝
足を揃えて立つと、両方のひざが左右どちらか一方に向いてしまう変形です。内外半膝とも呼ばれます。