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リウマチが職業生活に与えた影響
働いている方にとって、リウマチによるこわばりや関節の痛みは耐え難いもので、罹患する前と同等の仕事をするのは厳しいかもしれません。しかし、現在のMTX(メトトレキサート)を中心とした必要があれば早期から生物学的製剤の治療介入によって、仕事を続けられる方の割合は増えてきております。しかし、このような治療戦略があったとしても、治療介入が遅れてしまえば、休業・廃業・退職を余儀なくされてしまうかもしれません。
このような背景を踏まえると、診察時に、職業、業務内容そして業務のきつさについても詳しく伺い、仕事を継続するためにはどのような治療戦略が望ましいか、も治療法を検討する上で重要なファクターとなります。
また、会社の理解を得るためには、リウマチの現状について、診断書という形で、細かく知って頂き、その方が働き続けられるような職場環境も必要であります。
リウマチによる休業・廃業・退職ゼロを実現するためには、まだまだ超えなければならないハードルは数多く存在しますが、”寛解を目指した適切な早期治療介入””職場の理解””仕事を休まずに通院治療可能”などひとつひとつ課題をクリアし、その実現に向けて取り組んで参りたいと思います。
仕事を継続するための治療戦略を一緒に考えていきます。
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