罹病期間が長くなってしまっても、ヒュミラを休薬できるかもしれません~HONOR試験~
2017年03月20日 治療戦略
長期罹病となったとしても、ヒュミラを休薬できる可能性~HONOR試験~
ステロイドやNSAIDsを使用しないで寛解を6か月以上維持した方々のヒュミラ休薬試験です。
・ヒュミラ休薬1年後、48%がDAS28寛解を維持し、60%がSDAI寛解を維持していた。
⇒半数が休薬を維持でき、半数が活動性の再燃を認めた
・ヒュミラ休薬1年後に低疾患活動性を維持していた患者では、機能的寛解率は94%、構造的寛解率は100%であった。
⇒ヒュミラ休薬後、活動性が制御できていれば、そのことが関節破壊抑制・防止につながる
・深い寛解の達成例では、ヒュミラ休薬群とヒュミラ継続群で寛解/低疾患活動性達成率は同様であった。
⇒深い寛解をした後にヒュミラを休薬することが大切である
・ヒュミラ休薬群の再燃例では、ヒュミラ再投与の有効性が確認された。
⇒万が一再燃してしまっても、ヒュミラを再投与すれば、前回同様の効果が期待できる薬である
罹病期間が長くなったとしても、MTX+ヒュミラ治療によって、深い寛解かつステロイドを中出来ている方々で、ヒュミラを休薬し維持できる可能性が示唆されました!!