アクテムラの【長期使用の安全性】について

2015年07月29日 治療戦略

2015年6月10日から13日までイタリア・ローマにて開催された欧州リウマチ学会(The European League Against Rheumatism 2015)において、アクテムラのリウマチ患者さんを対象とした試験結果に基づく国内の新しい知見が発表されました。

 

関節リウマチ患者さんを対象とした製造販売後調査の3年フォローアップ結果

 

タイトル

Long term safety for tocilizumab in real-world setting; 3 year follow-up postmarketing surveillance of 5573 patients with rheumatoid arthritis in Japan

 

演題番号

SAT0194

 

発表概要

3年間にわたり、国内の実臨床でアクテムラを投与した関節リウマチ患者さんの安全性を評価した調査です。死亡事象、悪性腫瘍、心機能障害、消化管穿孔、重篤な感染症の発現率の経時的な上昇は認められず、アクテムラの長期間の投与においても新たな安全性上の懸念は認められませんでした。