妊娠中もベネフィット・リスクを充分考慮し使用可能な抗リウマチ薬【アザルフィジン】

2015年06月14日 治療戦略

・アザルフィジンは、最初に使われることもある抗リウマチ薬の一つです。

 

・MTXと併用することも少なくなく、最近、費用対効果の観点から改めてMTXとの併用療法(特に欧米でのヒドロキシクロロキンとの3剤併用療法)に注目が集まっています。アザルフィジンは、欧米では妊婦でも使用できる数少ない薬で、日本でも妊婦には投与しないことが望ましいが禁忌ではないとされています。

 

・主な副作用は、薬剤によるアレルギー症状とされる皮疹や発熱、肝機能障害、胃腸障害などで、服用開始後比較的早い時期に起こることが多いですが、しばらくたってから起こることもあります。稀に骨髄抑制という血液の異常を認めることがありますので、定期的な検査は欠かせません。

 

・投薬開始後、しばらくしてから効果減弱が起こるエスケープ現象を認めることがあり、その際はMTXをはじめとする抗リウマチ薬を追加します。

 

・MTX、生物学的製剤などによる寛解を目指した治療目標が確立した現在でありますが、さまざまな理由によりこれらの投与が困難な方に対して、アザルフィジンは今でもなくてはならない重要な薬であります。