地域医療連携の限界を超えて~備えあれば、憂いなし~

2017年03月09日 より良い医療機関になるために

リウマチで通院治療中の方で、リウマチ以外の内科疾患、その他の合併症などで複数の医療機関で通院治療を余儀なくされてらっしゃる方々は大勢いらっしゃると思います。

 

複数の医療機関にリウマチ・膠原病科のある総合病院、大学病院があれば心配ないと思いますが、すべてがクリニックであった場合、何かの際にどこに救急搬送されたら良いか困ってしまうことがあるかもしれません。

 

私たちの地域では、高村聡人先生のいらっしゃる武蔵野赤十字病院、杉井章二先生のいらっしゃる東京都立多摩総合医療センター、杏林大学附属病院、武蔵野徳洲会病院、災害医療センターなどがあり、何かの際に備えて一度受診頂くケースが増えております。

 

リウマチ・膠原病治療は、専門的な分野であり、治療の継続の適否など何かの際の肺炎治療においても常勤あるいはかかりつけリウマチ専門医との密な連携が必要不可欠であります。 現在のリウマチ治療を把握することなく、入院治療が始まることはあり得ません。

 

地域によっては、この通りでない地域は存在してしまうのが現実でありますが、我々の多摩・武蔵野地域においては、医療連携のもとエビデンスに基づく、安全・安心の医療を提供し続けなければならないと考えております。