完全ヒト型2週間隔投与の生物学的製剤【ヒュミラ】②ヒュミラフリーの可能性【OPTIMA試験】

2015年06月09日 新しい治療法

ヒュミラについて、バイオフリーの可能性について示唆された【OPTIMA試験】について解説します。  

 

【OPTIMA試験】

・MTX投与歴のない発症1年未満の超早期症例 (RF陽性あるいは抗CCP抗体陽性あるいは2箇所以上の骨びらんを有する症例)

・ヒュミラ+MTXで治療を行い、22週目、26週目にLDAを満たした方々で、ARM1(ヒュミラ休薬)とARM2(ヒュミラ継続)へ振り分け、78週目に評価。  

 

結果

ARM1で、81%でLDA、66%が寛解 ARM2で、91%でLDA、86%が寛解   →ヒュミラ休薬にても、8割が低疾患活動性を、6割が寛解を維持する結果でありました。  

 

つまり、MTX+ヒュミラ治療にて、低疾患活動性を達成できれば、ヒュミラ休薬も1つの治療選択肢として考えられました。