リウマチで行う検査は?

2015年05月20日 検査

リウマチの診断で行う検査は、血液検査と画像検査を組み合わせて行います。

 

血液検査

 検査 内容
免疫学的検査  リウマトイド因子 (リウマチ因子)  血液中の関節リウマチを疑わせるタンパク質をみつける検査です。しかし、関節リウマチでない人でもリウマトイド因子がみつかったり、逆に関節リウマチでもリウマトイド因子がみつからなかったりするので、これだけでは診断の決め手にはなりません。
 抗CCP抗体 (抗環状シトルリン化 ペプチド抗体)  関節リウマチを診断する際に調べます。抗CCP抗体は発症早期から陽性となるため、早期診断に役立つといわれています。ただし、関節リウマチでも抗CCP抗体がみつからないことがあります。しかし、抗CCP抗体がみつかった場合は、別の病気である可能性は低いと考えられています。
炎症反応  血沈 (赤血球沈降速度: 赤沈ともいいます)  炎症の程度を調べる検査です。この値が高いと炎症の程度が強いと考えられます。ただし、血沈は貧血など関節リウマチ以外でも高くなることがあります。
 CRP (C反応性タンパク)  炎症の程度を調べる検査です。ただし、CRPはかぜなど他の病気でも高くなる場合があります。

 

画像検査  

検査 内容
 関節のレントゲン検査  手や足などの関節の状態を調べます。診断後も定期的に検査を行い、関節の破壊が進んでいないかチェックします。
 エコー、MRI検査な  診断が難しい場合、より詳しく骨の状態を調べるために、エコー(超音波)やMRI(核磁気共鳴装置)による検査を行うことがあります。