リウマチで何かを諦めることがない治療戦略を!!

2017年03月11日 勇気・希望

本日もご遠方から旦那さま、小さいお嬢さまとご一緒に若い女性が受診されました。  

発症早期であるにもかかわらず、主治医の先生からは”リウマチでは、いろいろなことはあきらめてください”といったことが当院受診のきっかけだったそうです。  

 

診察すると明らかに関節は腫れており、しかも治療は、メトトレキサート少量、アザルフィジンとステロイドだけでありました。  

このような若い女性が、”これから先諦めなければいけないことは何なのか?”とそのお話を伺った時のお気持ちを想うと、私もつらくならずにはいられませんでした。  

 

現在のリウマチ治療では、発症早期のリウマチの方が“この病気で何かをあきらめなければいけないことはない”と思われてください!!  

先生には、リウマチのガイドラインに沿って、さまざまな治療選択肢について詳しくお聞きになられてください!! メトトレキサートは16mg/週まで増量可能であり、生物学的製剤さらにはJAK阻害療法が現在使用可能であります。  

お若いこの女性のリウマチの状態の安定化は、ご本人さまのみならず、旦那さま、小さいお嬢さまにとってのかけがえのない願い・望みであり、何かを諦めることなく、やりたいことをやりたいだけ行って頂くべく、治療を行って参りたいと思います。  

安全で、効果的な治療経過を心より期待しております。