私がここまで”リウマチの方が、したいことをしたいだけして頂きたい”とこだわる理由

2017年03月08日 勇気・希望

私がここまで“リウマチの方が、したいことをしたいだけして頂きたい”とこだわる理由

 

日経BizGate”私の道しるべ”の取材でもお話いたしましたが、
私は、近くの身内に、4歳という若い年齢の時に、ポリオという病により両足の自由を奪われてしまった方がおります。
翌年の1961年よりポリオの予防接種が日本で始まり、1980年ポリオは日本から撲滅されました。

 

予防接種開始があと1年早ければと、本当に悔しく、悲しい気持ちになりました。しかし、その方は、両足の自由を奪われても、すべての人にやさしく、人の心の痛みを誰よりも理解出来き、車の運転もなんでもできることが出来る方で、私は心の底から尊敬し、多くのことを学ばせて頂いております。

 

リウマチは、私が研修医の頃は、不治の病と考えられており、それは、良い薬がないため、どこの医療機関で、どのような治療を行っても、結局関節の変形を止めることは出来ず、日常生活に多大なる影響を及ぼしてしまっていました。

 

しかし、現在では、リウマチには、よい診断基準、よいお薬、よい活動性評価指標があり、“普通に生活を送れ、したいことをしたいだけ行える”ことが当たり前になっています。

 

このような現実が、日本全国で当たり前になれる日を目指し、それは、1980年ポリオが日本から撲滅したように、私は“リウマチの方が、したいことをしたいだけして頂きたい”とこだわり続けます!!