リウマチは、完治しますか?

2016年08月17日 よくあるリウマチ質問

リウマチは以前、”不治の病””かかったら一生治らない病気”と考えられておりました。それは、関節破壊を完全に抑える治療薬が存在せず、関節破壊の結果、関節が変形してしまい、日常生活を著しく低下させていたためであります。

 

それが、メトトレキサート(MTX)が第一選択肢として使用できるようになり、生物学的製剤というピンポイント制御剤を用いることによって、臨床的寛解⇒構造的寛解⇒機能的寛解(かんかい)が現実のものとなりました。

 

中には、使用した薬剤を減量~休薬して後も、寛解を維持している方々が少なからず存在しております。

 

“リウマチの完治”を論ずるためには、その休薬された方々が、その後の30~50年の人生でリウマチの再燃を認めなかったかどうかの結果を見なければならず、現状では、”完治する”とも”完治しない”とも言えません。

 

また、そもそもリウマチという疾患自体が、RF陽性・陰性、抗CCP抗体陽性・陰性をはじめ、本来多数のサブタイプがあるものをリウマチと一括りに呼んでいるに過ぎないと考えています。

 

当院通院中の方で、3年間以上休薬可能な方も数多く存在しており、私の個人的見解では、”リウマチは完治するサブタイプが存在するのでは?”と考えています。現状では、休薬の可能性を高めるためには、症状出現してから出来るだけ早く深い寛解(何ともなくなる)ことが重要と考えられています。

 

リウマチが完治する、しないより前にある大切なことは、速やかに寛解導入して頂き、それを維持して頂くことだと思います。その先にお薬の減量~休薬の可能性があり、さらにその先に、完治の可能性が広がっているものと考えます!!

 

先生と一緒に治療目標を明確に定め、その治療目標達成を行っていかれてください!!