リウマチ診療は、患者さんのためにある
2016年08月17日 勇気・希望
これまで幾度となくお伝えしてきておりますが、“リウマチ診療は、患者さんのためにある”ものです。
リウマチ治療薬には、メトトレキサート、プログラフ、ケアラム、アザルフィジン、リマチルといった抗リウマチ薬、レミケード、エンブレル、ヒュミラ、アクテムラ、オレンシア、シンポニー、シムジアといった生物学的製剤、ゼルヤンツという低分子化合物などさまざまに良いお薬があります。
しかし、副作用を懸念され、治療を受けないという選択肢も当然の権利で存在しますし、大切なことは、治療を行う意義、治療によって起こりうる頻度を含めた弊害(副作用)、治療を受けないでいる弊害(危険性)を十分ご説明を受けた上で選択を行っているかであります。
リウマチ診療は、医者の為、医療機関の為にあるのでなく、患者さんの為にあるもので、充分なる説明・同意(あるいは不同意)のもと、行われていくものです。
また、宗教上の理由で治療を行えない方の診療させて頂いております。その患者さんは、”治療を受けないと通院してはいけませんか?”と不安そうにご質問下さいましたが、当然治療薬での治療をしないという選択肢も患者さんの権利で存在しますので、通院して頂きました。その方のその診療毎の不安や悩み事などさまざまに診察させて頂き、半年後にご本人様から治療薬をご希望され、現在臨床的寛解となり、維持されております。
関節リウマチという病気について、その治療薬について、その副作用について、先生からよくお話を頂き、納得するリウマチ診療を受けていかれてください!!