8種類ある生物学的製剤の使い分け方

2017年03月04日 治療戦略

現在8種類ある生物学的製剤をどのように使い分けるかは、治療を受ける患者さんにとってたいへん重要なことです。   薬剤選択にあたっては、 まず、どこをピンポイントで制御するか   ①TNF阻害療法 ②IL-6阻害寮法 ③T細胞阻害療法   で大きく3種類に分けられます。   そして、 ①1~2か月毎の1~2時間点滴製剤 ②1か月毎の皮下注射製剤 ③自宅で治療が行える1~4週間毎の皮下注射製剤(在宅自己注射可能な皮下注射)   から選択可能です。   ①、②は医療機関で治療が行えるため患者さんにとって安心でありますし、③自宅で治療が行えることは働きながら通院される方にとって、治療を継続しやすいです。   注射針がこわい方には、自分で皮下注射を行う③は困難であるかもしれませんし、1~2時間医療機関で点滴を受ける時間のない方には①は困難であるかもしれません。   また、安全性についてもどの製剤にも少なからず感染症のリスクは存在し、その程度に優劣はないとされておりますので、生物学的製剤治療が必要な方にとって、薬剤選択に際しては、先生とよく相談され、決めていかれてください。 例えば、現在の皮下注射に痛みや苦痛を感じていた場合、その他の製剤への変更は可能か?など、その薬剤の長所・短所を詳しく伺い、選択を行っていかれてください!!   また、当院では全ての診療時間で、全ての生物学的製剤を受けることが出来ますので、いつでもお気軽にご相談ください。   E382B9E383A9E382A4E3838922