心がけて頂きたい運動、作業療法について~適度な運動の勧め~

2016年09月22日 リウマチを誤解しないために

運動機能が失われてしまう病気には、それぞれ特有のリハビリテーションがあるように、関節リウマチにも、病気の性質に特化したリハビリテーションがあります。

 

理学的には、関節の炎症を抑えるホットパックや、筋肉をつけて関節の動きをスムーズに保つリウマチ体操などがあります。

また、日常生活のなかで、関節を保護しつつ運動機能を保つために作業療法があります。

では、具体的にどんなことに気をつけて、何をすればよいのでしょうか?

 

基本は関節の保護
リウマチは関節が壊されてしまう病気。関節に負担をかけるほど、早く進行するとも言われています。重い荷物を持ったり逆立ちをしたりという極端な例ではなく、水の入ったコップを握ったり、お鍋を持ち上げたり、ドアノブをひねったりという通常の動作でも、関節に負担をかけないように気をつけることも大切です。

はじめは戸惑ってやりにくいと思うかもしれませんが、そのうち習慣になれば楽にできるようになります。関節は手首や指、膝だけではありません。腰、肩、首なども、知らないうちに負担がかかっていることがあります。まずは自分の動作で、どこかに余計な負荷がかかっていないか、意識してチェックしてみましょう!

 

 

身近なことから、作業療法を取り入れましょう
病院で行うリハビリテーションには、刺繍や編み物などの作業療法が組み込まれています。しかし毎日できるものではなく、それよりも日々の日常動作の中で訓練できる事柄がたくさんあります。

 

●ペットボトルやポット、コップなどを持つ時の工夫
例えば、ペットボトルやポット、コップなどを持つ時は、もう一方の手で支えましょう。炎症があり痛みが出ている時は、手首の関節をなるべく曲げないようにします。

 

●絵や習字
痛みや炎症が引いてきたら、少し細かい作業で指や手首を馴らしましょう。
絵を描いたり、習字をするのも楽しみながらできる作業療法です。
それでも、根を詰めるとよくないので、タイマーをかけて30分に1回は休憩を取りましょう。

 

 

作業療法の注意点
リハビリは、やればやるだけ良いと言うものではありません。

何事にも適度な分量というものがあります。疲れを感じたり、だるさや痛みがあれば、きっぱりとやめましょう。休息を取るのも立派なリハビリのひとつです。

 

また、同じ動作、同じ姿勢を長時間取ることも避けましょう。ついつい夢中になると、かがみ込んでうつむきがちな姿勢になるので、作業台を高くしてまっすぐ前を向けるようにして、頸椎にかかる負担も減らすようにしましょう。

そして何よりも、楽しいと思えることを実践するようにしましょう。