リウマチってどんな病気?【リウマチによる就労障害】

2015年06月05日 リウマチを誤解しないために

早期リウマチ(発症1年以内)の就労障害の割合を検討した報告では、リウマチ発症1年以内にすでに就労障害は28%存在し、15年後には44%まで増加すると報告されました(2007年)。リウマチでは、このように発症早期より就労障害をきたし、その方が持つ生産性を奪ってしまいます。社会生活への悪影響は、私生活へも悪影響を及ぼしてしまいます。   長期罹病機関がある、高齢発症である、臓器合併症がある、高疾患活動性である、教育のレベルが低いなどが就労障害に至るリスクファクターとして報告されておりますが、最も影響を与える因子は、HAQ(身体機能障害)の悪化であることが示されております。   このように発症早期より社会生活に多大な影響を及ぼすリウマチでありますので、当院では、早期からその方に合った適切な治療を施し、仕事・プライベートなど全力で行って頂けるよう取り組んでおります。