ご家族でリウマチを乗り越えていくということ
2016年05月02日 より良い医療機関になるために
私は、当院に通院頂いている方々に、可能であれば、旦那さん、奥さん、お子さまなど一緒に生活されている方々と一緒に診察を受けてくださいとお話ししております。
実際に、当院に通院されてらっしゃる20~90代の患者さんの多くは、ご家族(ご夫婦で、お子さまもご一緒に)で通院されている方が多くいらっしゃいます。
ご病気を乗り越えていくためには、ご家族さまの協力、理解、想いが大切であり、ご家族さまと現状について、治療目標について、治療選択肢について、今後の方針について、寛解に到達した後あれをしたい、これをしたいなど共通認識を持っていただくことが極めて大切と考えております。
いつも忙しく働いている旦那さまも、奥さまのことがとても心配で、しかし、ご自身からは一緒に通院した方がよいかなど分からず、奥さまお一人で通院し続けてらっしゃる方が多いと思います。一方で、”旦那さまも一緒にお話をさせてください”とお話させて頂くと、一緒にご来院くださり、これまでの不安点や疑問点など積極的にご質問くださり、奥さまを日々とても心配されている姿が伝わってきます。
また、お子さまにも一緒に通院頂くことによって、ご家族さまの今後のしていきたいことなどお話しすることが出来ます。
リウマチ(・膠原病)診療は、医師・医療機関の為でなく、患者さんご本人およびご家族の為にあるものです。ご家族さま間で共通認識を持って、病を乗り越えていかれて頂きたいと切に願っております。
患者さんご本人およびご家族さまが、診療の中心に位置しています!!