リウマチ因子(RF)は関節リウマチの手関節破壊の程度に関連します

2016年05月29日 検査

リウマチ因子(RF)は、関節リウマチの新分類基準で、0~3点と高いウェートを占めています。

リウマチで起こる関節損傷は、小さい関節から大きい関節まであらゆる部位で起こり得ます。

なかでも手指は、普段の生活に欠かせない最も大切な関節です。

 

海外の報告で、手指の関節損傷(総modeified Sharp/van der Heijdeスコア(SHS))は、RF陽性であること、およびRFの値が大きいほど高くなることが示されました。

さらには、RF陽性であることおよびRF力価は、指以外の関節損傷やその他の共変量とは独立して、指関節破壊に関連していました。

 

これらのことから、リウマチの方の指関節では、関節損傷のメカニズムが異なることが示されました。

RF陽性、さらにRF値が高い方は、手指の関節損傷を守るため、寛解を目指した治療を行っていかれてください!!