ヒュミラに新たな適応疾患追加~非感染性ぶどう膜炎~
2016年10月03日 勇気・希望
2016年9月ヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体「ヒュミラ」の使用に、非感染性ぶどう膜炎が適応追加されました!!
非感染性ぶどう膜炎について
ぶどう膜炎は、虹彩、毛様体及び脈絡膜からなる眼球血管膜の炎症による視力障害及び眼痛を伴う重大な消耗性疾患です。ぶどう膜炎は、感染の有無により、感染性ぶどう膜炎と非感染性ぶどう膜炎に分類されます。非感染性ぶどう膜炎は、サルコイドーシス、フォークト・小柳・原田病、ベーチェット病、強直性脊椎炎、若年性特発性関節炎、関節症性乾癬などのような原疾患が特定できるものと、特定の診断を示唆する特徴的な病型や全身性の病変がみられない特発性ぶどう膜炎に分類されます。また、主要な炎症部位によって、前部、中間部、後部及び汎ぶどう膜炎(すべての部位での炎症)に分類されます。ぶどう膜炎による視力障害の症状が長期化すると、患者の心身の健康、労働能力及び生活の質全般にも悪影響が生じるおそれがあり、特に中間部、後部及び汎ぶどう膜炎は、医学的にも社会的にも重大な疾患であり、未治療のまま放置すると失明のリスクを含め、日常生活機能と眼障害の進行の両方に深刻な影響を及ぼす危険性があります。
「ヒュミラ」について
「ヒュミラ」は、ヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体製剤です。
日本において 「関節リウマチ (関節の構造的損傷の防止を含む)、尋常性乾癬、関節症性乾癬、強直性脊椎炎、若年性特発性関節炎、腸管型ベーチェット病、クローン病、潰瘍性大腸炎の治療」 に係る効能・効果の承認を取得しています。