当たり前のことを当たり前に出来るということ~無限の可能性をお守りする~

2017年06月14日 より良い医療機関になるために

リウマチ診療では、治療方針を検討する材料として、病状は当然でありますが、生活面での不都合、これからのご希望・ご展望(入学、入職、ご結婚、ご出産)が大切であります。

 

リウマチという病気によって、制限された生活を送られないようにするよいお薬がたくさん存在する今、当たり前のことを当たり前に出来るようになって頂かなくてはなりません。たとえ進行してしまった方であっても、今よりよりよい生活の質を送れるようになる方は大勢いらっしいます。

 

診察でのお話で、

・病気によって結婚はあきらめていたけど、病状が良くなり、何事にも前向きになれ結婚が決まりました

・勉強を頑張れ、大学受験で無事合格しました

・きつい就職活動を乗り越え、無事希望の会社に入職が決まりました

・料理が普通に出来るので、家族に食事を作ってあげれるようになった

・きついので仕事を辞めようと考えていたけど、何ともなくなり仕事を続けていく勇気・気力が沸いてきました

・初孫の面倒をみてあげられれば、娘が働けるのに…痛み、腫れが全然なくなり、初孫の面倒をみてあげられるので、娘が働きに出られました

・仕事が今まで以上にバリバリできるので、いろいろな仕事を任され、役職があがりました

など

 

リウマチというご病気を、ご家族・皆さんの支えで克服され、無限の可能性を奪われることなく、前向きに生活され、ひとつひとつ乗り越えていかれるお話を伺う時に、私は自分の存在を実感することが出来ます。

 

①関節破壊ゼロを目指して

②リウマチ診療の医療機関格差ゼロを目指して

③リウマチによる休業・退職・廃業ゼロを目指して

④皆さんの無限の可能性を奪われることのないリウマチ診療を目指して

 

これからもリウマチ診療のパラダイムシフトの啓発活動およびその実践に取り組んで参りたいと思います!!