オレンシア皮下注125mgに、オートインジェクターが使用可能となります

2016年04月03日 新しい治療法

2016年2月16日オレンシア皮下注125mgオートインジェクター1mLが製造販売の承認を取得されました。

「オレンシア」は、現在点滴静注用製剤および皮下注シリンジ製剤が投与可能でありましたが、新たに皮下注オートインジェクター製剤でも使用することが可能になりました。

「オレンシア皮下注125mgオートインジェクター1mL」は、本体内にあらかじめ1回量の薬剤が充填されており、ワンタッチで操作が可能な注射ボタンを押すことで、自動的に注射針が皮下にささり、薬剤が注入されます。また「オレンシア皮下注125mgオートインジェクター1mL」は、握りやすい太さで、滑り止めもついており、さらに大きな薬液確認窓から薬剤が注入されていることを確認できるなど、リウマチ患者さんが扱いやすい機能・形状となっています。

 

リウマチ患者さんでは、手の関節のこわばりや痛みなどにより、皮下への自己注射が困難な方が多くいらっしゃいます。 皮下注オートインジェクター製剤はそれらの患者さんの負担を軽減するものと思われます。