注目される最新血液マーカー『14-3-3η(イーター)』
2016年10月21日 検査
14-3-3η
◎ 14-3-3タンパクは、生体内にユビキタスに発現している細胞内シャペロンで、哺乳類では7種類(α/β,γ,δ/ζ,ε,η,θ/τ,σ )のアイソフォームが存在します。
◎ 14-3-3η(イーター)タンパクは、細胞内の200種類以上のタンパク質と相互作用することにより、それらの活性を調節しています(タンパク質合成、細胞代謝、分化など)。
◎ 14-3-3ηのみ滑膜液中に存在します。
◎ 細胞外14-3-3ηは、p38経路などのMAPKカスケードを介し、IL-1βやIL-6、TNF-αなどの炎症性サイトカインやMMP-9、RANKLの産生を誘導します。
これらの知見より、血液検査による14-3-3η値は、
◎ 早期RAの検出
◎ 既存マーカーへの上乗せ効果
◎ 治療薬剤の効果予測?
のマーカーとしてその有用性が期待されております。
未だ保険検査として保険収載はされておりませんが、今後収載されることが予測されています。
当院で測定可能でありますので、お気軽にお問い合わせください!!