調布深大寺【なんじゃもんじゃの木】

2016年04月30日 日記

深大寺界隈は週末ともなれば、寺をとりまく自然や、名物の深大寺蕎麦にひかれ、家族連れ、老若男女で大いに賑わいをみせます。
蔵野の面影を残す深大寺周辺は、昭和三十六年に開園した隣接の都立神代植物公園とあわせて都人好個の散策地、憩の場所として有名です。

 

4/29(祝)都立神代植物公園、深大寺に春の自然を感じに行って参りました。

 

神代植物公園は、藤の花が満開で、藤紫で一色になり、石楠花やバラもとても綺麗でした。

 

深大寺では、なんじゃもんじゃの木がとても魅力的でした。

 

【なんじゃもんじゃの木って?】

 

その地方に珍しい樹種や巨木を指して呼ばれます。深大寺のなんじゃもんじゃの木はヒトツバタゴです。
ヒトツバタゴはモクセイ科で英名はSnowFlower。本当に、雪のようなきれいな花を咲かせていました!!
北米に一種、東アジアに二種存在します。
分布は本州(愛知、岐阜)対馬、朝鮮、中国、台湾などです。
明治神宮のなんじゃもんじゃの木もヒトツバタゴです。
各地では筑波山のアブラチャン、神崎神社のクスノキなども有名です。

 

江戸時代文化年間の紀行文『遊暦雑記』は、
「この村は幾処となく溪あり坂あり、高低定めがたくて莫大に広し…実も、深大寺の辺は大樹繁茂し、野猿の清澄、澗水の音のみ聞えて更に一切の俗事をはなれ、寂々寥々として心月を観ずるべき勝地ならんかし」
と伝えています。

 

いまもその恵みはそこかしこに感得され「この環境のみほとけありがたや」と歌人清水比庵翁も讃じています。

 

帰り際に、深大寺10割蕎麦を食しましたが、本当に美味しく、毎昼食に食べたくなるような、クセになる美味しさでした!!