妊娠・出産は、すべての女性にとって、もっとも大切な人生で最も大切なイベントです。

最近、20~30台の挙児希望のある活動性の高いリウマチの方々が多く来院されています。

挙児希望のある活動性の高いリウマチの方々の不安は計り知れず、このままのきつい生活で無事出産できるのだろうか、出産後育児をできるのだろうか、リウマチの治療をどのように行えば、痛み・腫れ・関節破壊を抑えられるのだろうなど、多くの不安に悩まれております。

最も大切なことは、現状のリウマチの活動性把握であり、RF(リウマチ因子)やACPA(抗CCP抗体)の有無であり、ご本人さまとパートナーさまのお考えであります。

可能であれば、お二人で来院頂き、今後の方針についてお話することが重要であります。
医療は、医者のためにあるものではなく、患者さんやご家族さんのためにあるものですので、シムジアやエンブレルなどよい薬が数多く存在する今は、リウマチの制御も挙児もどちらもあきらめることなく、ひとつひとつ手に入れて行って頂きたいと切に思います。