リウマチと診断された時にどのように病気と向き合ったらよいでしょうか?

2017年05月06日 よくあるリウマチ質問

Q. リウマチと診断された時にどのように病気と向き合ったらよいでしょうか?

A. 以前関節リウマチは”不治の病”や”かかったら一生治らない病”でしたので、マイナスのイメージを持たれる方が依然として大勢いらっしゃいます。以前は有効なお薬が存在しなかったため、どこで、どのような治療を施しても、治療経過は”不治の病”と表現されてしまうものでした。しかし、現在は、MTXを中心とする薬物治療によって、寛解が現実のものとなっており、中には薬物をすべて中止しても寛解を維持できる方もいるほどとなっています。

 

しかし、”リウマチと診断されてしまった”、”これから先どうなるのだろうか”、”薬の副作用がこわい”など、病気について心配したらきりがないと思います。

 

しかし、そもそも人が生きる”人生”には、さまざまな心配・不安がつきもので、それを一つ一つ乗り越えて、ご自身の描く、ご家族とともに描く月日が重ねられていくものと思います。

 

リウマチという病によってご自身が描く、ご家族とともに描く人生に影響を受けてしまうことが、真の意味で疾病にかかってしまうことかもしれません。患者さんの中には、”リウマチという病気であることを忘れて生活してしまっている”と表現される方が大勢いらっしゃいます。

 

リウマチという病気とどう付き合ったらよいかについては、”極力プラス思考”にとか”前向きにつき合ってください”とかお伝えいたしますが、何よりのクスリは、”何ともなくなるくらいリウマチが良くなられること”かもしれません。

 

周りの方、ご家族の方と一緒にリウマチという病気を真の意味で克服し、乗り越えていかれることを心より応援し、私たちは寄り添って参りたいと思います。