肌のニキビはどう治す?気をつけたい生活習慣やスキンケア方法を徹底解説

炎症がひどいと跡が残る可能性があるニキビは、1つ見つけるだけでも憂鬱になりますよね。
本記事では肌のニキビについて以下の点を中心に紹介します。

  • 肌のニキビとは?
  • 原因
  • 種類
  • 予防・改善が見込める生活習慣
  • 正しいスキンケア方法
  • 処方されるニキビ薬について
  • 肌のニキビと内臓不調の関係

肌のニキビについて理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

そもそも肌のニキビとは?

ニキビとは、通称です。
正式名称を「尋常性ざ瘡」といい、皮膚の病気の1つです。
おでこ・頬・口の周り・顎などにできる発疹で、ニキビに悩む方は男女問わず少なくありません。
ニキビは毛穴に皮脂が詰まり出口が塞がれて、中で炎症がおこった状態です。
主に思春期から青年期の若者に多いとされていますが、大人になってからもできる吹き出物もニキビと同じと考えられます。
ニキビはさまざまな要因から引き起こされています。
ごく軽症の場合は治る可能性がありますが、重症化すると跡に残ってしまう確率が高くなります。
軽症の場合であっても跡が残る可能性もあるので、いち早く治すためにも原因をしっかり知ることが大切です。
出典:「ニキビができる原因は? 美容皮膚科タカミクリニック」

肌のニキビの原因

ニキビの原因は以下の通りです。

  • 皮脂の過剰分泌
  • 毛穴詰まり
  • アクネ菌の増加

それぞれ詳しく解説していきます。

皮脂の過剰分泌

皮脂は異物が侵入するのを防ぎ、肌からの水分蒸発を抑制するなど大切な役割があります。
皮膚表面には小さな分泌腺が無数にあり、皮脂や汗を分泌していると考えられています。
皮脂や汗が混ざりあい皮脂膜となって皮膚表面を覆うことで、バリア機能をはたしています。
皮脂は肌の健康を守るために大切なものですが、過剰な分泌は毛穴を塞いでしまいニキビの原因につながる可能性があります。
ホルモンバランスの変化が大きいと考えられる思春期は特に、皮脂分泌が活発になるのでニキビにつながりやすいとされています。
出典:「皮脂の過剰分泌がニキビの原因に!皮脂の分泌バランスを整える方法 MKクリニック」

出典:「【分かりやすい解説】皮脂とは何?増える原因、分泌量を抑える方法 表参道メディカルクリニック」

毛穴の詰まり

本来はがれ落ちるはずの古い皮脂が肌表面に残ったままで、毛穴を詰まらせてしまいニキビにつながります。
一定のサイクルで生まれ変わりを繰り返す肌の働きをターンオーバーと呼びます。
ターンオーバーはおよそ28日程度とされ、年齢を重ねるほど長くなる傾向があります。
自然にはがれ落ちるはずの古い角質がいつまでも肌にとどまり、毛穴を塞いで皮脂を閉じ込めてしまうのが原因となりニキビになる可能性があります。
出典:「ターンオーバーの乱れを正常にして美肌美人に! 美容皮膚科タカミクリニック」

アクネ菌の増殖

アクネ菌は健康な人の肌にもいる常在菌といわれています。
酸素を好まず、密閉された空間を好んで増殖する特徴があります。
毛穴が詰まると皮脂を餌として増殖すると考えられます。
増殖したアクネ菌は皮脂を分解して脂肪酸とグリセリンを作る可能性があります。
すると皮膚の炎症となり、ニキビにつながると考えられています。
出典:「アクネ菌対策!ニキビのセルフケア・治療 さぎのみや皮膚科クリニック」

大人ニキビの原因

皮脂量の増加が原因とされる思春期や青年期にできるニキビは、大人になるにつれ落ち着くことが多いとされます。
しかし、大人になってからのニキビに悩む方も多いでしょう。
大人ニキビは思春期や青年期のニキビとは原因が異なり、複数の要因が絡み合っている可能性があります。
それぞれ詳しく解説していきます。

食生活の乱れ

ニキビには食生活が深く関係しているといわれます。
脂っこいものや甘いものの取り過ぎは、皮脂の増加を招きます。
また脂肪分や糖分の摂り過ぎは、肌を健やかに保つビタミンB郡が代謝のために大量に消費され不足がちになる可能性があります。
結果、皮脂分泌のコントロール機能が乱れニキビにつながるとされます。
出典:「ニキビができる原因は? 美容皮膚科タカミクリニック」

乾燥や紫外線

思春期や青年期ニキビの原因の多くは、皮脂の過剰分泌による毛穴詰まりとされます。
一方、大人ニキビの原因は肌の乾燥である可能性も少なくありません。
肌の乾燥によりターンオーバーが乱れ、古くなった角質が毛穴をふさいでしまう可能性があります。
また、紫外線が肌の乾燥を招きます。
紫外線を浴びると肌表面の水分は蒸発し、乾燥した状態になる可能性があります。

睡眠不足

睡眠は、ただ身体を休めるだけではありません。
細胞分裂が起き新しい皮膚細胞が作られるのは、寝ている間とされています。
肌の細胞を活性化させる「成長ホルモン」は就寝中に分泌されると考えられます。
睡眠不足が続くのは「成長ホルモンの分泌による肌の細胞作り」という肌再生の流れを崩す可能性につながります。

ストレス

ストレスによる代表的な肌荒れはニキビといわれるほど、ストレスはニキビに直結している可能性があります。
ストレスがたまると男性ホルモンの1種「アンドロゲン」が活性化しやすくなるといわれます。
アンドロゲンは皮脂の過剰分泌につながっています。
ストレスがたまると以下の影響が身体に起きます。

  • 皮脂の過剰分泌
  • 免疫力低下
  • 生活習慣の乱れ
  • ビタミンC不足

これらの症状はニキビのまみならず、肌のバリア機能の破壊の可能性があります。
出典:「ストレスでニキビができるって本当?肌との関係や改善方法について 渋谷美容外科クリニック」

間違ったスキンケア

脂っぽい肌をすっきりさせようと1日に何度も洗顔すると、かえってニキビの原因となる可能性があります。
肌に必要なうるおい成分まで落ちてしまい、肌を守ろうとする皮脂の過剰分泌につながるためです。
またクレンジングが不十分な場合、メイクや汚れが毛穴に残りニキビの原因につながる可能性があります。
出典:「治らない「大人ニキビ」の原因と対処法・予防方法 美容皮膚科タカミクリニック」

肌のニキビの種類

肌のニキビは以下に分類されます。

  • 白ニキビ
  • 黒ニキビ
  • 赤ニキビ
  • 黄ニキビ

それぞれのニキビの特徴を解説します。

白ニキビ

炎症を起こしていない初期段階で、市販の塗り薬によるケアでも改善が見込めるニキビです。
白ニキビの特徴は以下の通りです。

  • 初期段階
  • 白く見える状態
  • 炎症は起きていない
  • 痛みはない

出典:「ニキビの種類 池袋フェミークリニック美容皮膚科」

黒ニキビ

白ニキビが進行した状態ですが、市販の塗り薬によるケアでも改善が見込めるニキビです。
黒ニキビの特徴は以下の通りです。

  • 白ニキビが進行
  • 黒くなった状態
  • 炎症は起きていない
  • 痛みはない

出典:「ニキビの種類 池袋フェミークリニック美容皮膚科」

赤ニキビ

炎症を起こした重度のニキビです。
必要以上に刺激を与えないよう注意が必要です。
赤ニキビの特徴は以下の通りです。

  • 毛穴の中でアクネ菌が増殖
  • 炎症を起こしている
  • 人によっては強い痛みがある

出典:「ニキビの種類 池袋フェミークリニック美容皮膚科」

出典:「市販薬と皮膚科のニキビ治療何が違うの? はつ花皮膚フ科クリニック」

黄ニキビ

化膿ニキビとも呼ばれる重度のニキビです。
炎症が落ち着くには時間を要し、炎症が落ち着いたとしても跡が残ってしまうなどのトラブルの可能性があります。
黄色ニキビの特徴は以下の通りです。

  • 毛穴の中に膿が溜まり腫れている
  • 炎症が奥深くまで達している
  • ニキビの最終段階とされる

出典:「ニキビの種類 池袋フェミークリニック美容皮膚科」

出典:「市販薬と皮膚科のニキビ治療何が違うの? はつ花皮膚フ科クリニック」

肌のニキビを予防・改善する生活習慣

ニキビの予防・改善につながる生活習慣において大切なことに以下があげられます。

  • 食生活
  • 睡眠
  • ストレス
  • 清潔

それぞれについて解説していきます。

肌に良い食生活

毎日の食事は、内側からのニキビケアにつながります。
1日3回の食事からさまざまな栄養を適量摂取することで、ニキビの予防や改善に期待できます。
糖分や脂質を控え、肌の材料となるタンパク質や便秘解消効果が見込める食物繊維を積極的に摂取することが大切です。
さらに、美肌効果が期待できるビタミン類の摂取もニキビ予防や改善につながります。
肌にいい栄養素と多く含まれる食材例は、以下になります。

ビタミンB1

(皮脂の過剰分泌を予防)

  • 豚肉  
  • タラコ
  • うなぎ
  • 玄米
  • ピーナッツ
  • ごま
ビタミンB2

(皮脂の分泌を抑制)

  • レバー
  • うなぎ
  • 納豆
  • モロヘイヤ
  • ブリ
  • タラコ
ビタミンB6

(正常なターンオーバーをサポート)

  • レバー
  • まぐろ
  • カツオ
  • サンマ
  • 人参
  • かぼちゃ
  • ほうれん草
ビタミンA

(ターンオーバーを促す)

  • 鶏レバー
  • うなぎ
  • モロヘイヤ
  • 春菊
  • ほうれん草
  • にら
ビタミンC

(メラニン毛穴の予防・黒ずみ毛穴改善)

  • パプリカ
  • ブロッコリー
  • ゴーヤ
  • モロヘイヤ
  • キウイフルーツ

お酒やコーヒーなどの取り過ぎは血行を悪くする可能性があります。
睡眠不足の原因につながる作用も懸念されるため、控えることでニキビの予防や改善効果が見込めます。
出典:「毛穴の開きや角栓の予防に効果的な食べ物は? 明日の美肌」

十分な睡眠

肌は睡眠中に活発な細胞分裂を行うとされます。
ニキビの予防や改善に十分な睡眠は不可欠です。
十分な睡眠は荒れてしまった肌をすこやかに生まれ変わらせる効果が期待できます。
肌のターンオーバーを促す「成長ホルモン」の分泌量のピークは睡眠に入ってから3時間前後です。
さらに、ターンオーバーが活発に行われる時間は肌のゴールデンタイムと呼ばれる22時から深夜2時といわれています。
ただ長く寝れば良いわけではなく、「良質な睡眠」が大切です。
質の良い十分な睡眠につながる習慣の例として以下があげられます。

  • ぬるめの湯船にゆっくり浸かる
  • 寝る前の携帯電話やパソコンなどの明るい画面を見るのは控える
  • 寝る前のストレッチ

出典:「生活習慣の改善で、ニキビの発生・再発を防ぐ」

ストレス解消

ストレスはホルモンバランスの乱れを招きます。
ストレスを受けると男性ホルモンの1種であるアンドロゲンが大量に出ます。
アンドロゲンは皮脂の分泌を促すとされ、皮脂の過剰分泌となりニキビにつながる可能性があります。
しかし、さまざまな面で変動の多い現代においてストレスを感じずに生きるのは難しいです。
ストレスの緩和効果を期待できる習慣と効果をご紹介します。

香り 香りとストレスのメカニズムは解明されていませんが、好みや状況に応じた香りにより、心が軽くなる効果が期待できます。
睡眠 質の良い眠りにより、脳や体とともに心を休めることが大切です。
運動 適当な運動により代謝があがり体が温まるため、リラックス時に働く副交感神経を活発にする効果が見込めます。
入浴 温かいお風呂に浸かることで、副交感神経が刺激されリラックス状態にシフトする効果を発揮します。
食事 チョコレートなどの甘い食べ物は皮脂分泌を促す作用がありますが、ストレスを感じると甘い食べものが欲しくなります。

極端に控えるとかえってストレスになりニキビにつながる可能性があります。

適量を意識することが大切です。

出典:「生活習慣の改善で、ニキビの発生・再発を防ぐ」

清潔を保つ

雑菌はニキビの悪化につながる可能性があります。
タオルや枕カバー、シーツなど直接肌に触れるものや寝具はこまめに取り換えることが大切です。

ニキビ肌の正しいスキンケア方法

ニキビ肌において見直すことが大切なスキンケアに以下があげられます。

  • 洗顔
  • 保湿
  • 紫外線対策
  • メイク

それぞれの正しい方法を解説していきます。

丁寧な洗顔

洗い残しがないようまず、バンドなどで顔に髪がかからないよう準備からスタートです。
汚れを落とし切ろうと摩擦をかけて洗顔すると、乾燥につながり肌は皮脂を溜め込みます。
肌に負担をかけない洗顔は、次の内容を実践するのが大切です。

  • 洗顔の回数は基本、朝晩の2回
  • 手を逆さまにしても落ちない程度まで泡立て、肌にのせる
  • 泡で転がすように「泡で泡を洗う」くらいのイメージで洗う
  • 泡が肌に長い時間のっていると肌の負担になるので、丁寧に手よく
  • 熱いお湯は肌への刺激になるのでぬるま湯で、念入りに洗い流す
  • 決して擦らず、肌をタオルで軽くおさえるように「水分を吸い取る」

メイクをしている場合は、メイクが残ってしまうと毛穴の詰まりにつながります。
クレンジング剤とメイクをやさしいタッチで素早く馴染ませ、よく洗い流すことが大切です。
ニキビが気になると皮脂や汚れをしっかり落とそうとオイルクレンジングを使いたくなる方もいるでしょう。
しかしオイルクレンジングは、肌のうるおい成分を取りすぎ乾燥につながる可能性があります。
ニキビ肌にはすっきりと洗えるオイルフリーのものがおすすめです。

しっかり保湿

洗顔後ほどなくして肌は乾燥し始めます。
そのため、できる限り素早くたっぷりと潤いを与えることが大切です。
ニキビにつながるかもしれないと、乳液や美容液の使用をためらう方もいるかもしれませんが、化粧水だけでは保湿は十分ではありません。
まずは化粧水で角質に水分を与え、美容液で保湿成分を補い、最後に乳液で肌の表面を覆い乾燥を防ぐという流れが正しい保湿のステップです。
保湿と油分を適度に補うことで、過剰な皮脂のコントロールに効果が見込めます。
化粧品はヒアルロン酸やセラミド成分が含まれた保湿が高いものがおすすめです。
ニキビ肌用に開発された低刺激性のものもありますので、お試しください。
また、肌への摩擦の観点からコットンを使用せず手のひらと肌をぴたっと密着させながら保湿することが大切です。

こまめに日焼け止めを塗る

日焼け止めをいつも通り使ったらニキビが悪化しそう…と考える方もいらっしゃるでしょう。
しかし乾燥や紫外線のダメージはニキビに悪影響とされるため、日焼けどめをこまめに塗るなどの紫外線対策はとても大切です。
紫外線は曇りや雨の日、室内にも届いているため日焼け止めを毎朝のスキンケアの1つにするのがおすすめです。
日焼け止め選びの基準は、普段使いであればSPF20・PA++程度で効果が見込めます。
これを基準に、日常生活用や炎天下でのレジャーといった生活シーンに合わせた日焼け止めを適切に使用することで紫外線対策に期待ができます。
効果の高い日焼け止めは、肌への負担も大きいことをしっかり認識しておきましょう。
また、ニキビが気になる場合は紫外線乱剤のみで紫外線対策効果が見込める日焼け止めがおすすめです。
オイルフリー・低刺激・紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)と記載された日焼け止めの使用をおすすめします。
出典:「紫外線が気になる季節!正しい紫外線対策・UVケア知っていますか? 日比谷ヒフ科クリニック」

メイクは薄めに

ニキビ肌にはメイクを控えた方がいいのは分かっていても、仕事や日常ではメイクが欠かせない場面の方が多いでしょう。
ニキビ肌へのメイクは油分の少ない下地クリームを使用し、ファンデーションはパウダータイプがおすすめです。
ファンデーションを塗る際の摩擦は、ニキビ肌への負担となるためやさしく抑えるように肌にのせるのが大切です。
下地やファンデーションでカバーが難しい場合は、コンシーラーのピンポイント使いがおすすめです。
また、リップやアイシャドウの色使いやマスカラなどで目元を強調させるメイクで視線を逸らすのも効果的です。
ニキビ肌で憂鬱な気分を、いつもと違う雰囲気になれるメイクで楽しめるのでおすすめです。

肌のニキビは内臓不調のサイン

東洋医学では「肌は内臓の鏡」と言われます。
内臓の働きが悪くなることで体内に熱がこもったり、気や血の巡りが悪くなったりすることで老廃物が溜まりニキビを引き起こすと考えられています。
原因はさまざまですが、特にあげられるものは以下の通りです。

  • 暑さ
  • 甘いもの・脂っこいもの・辛いものを好む
  • ストレス
  • 睡眠
  • 便秘など

ニキビの改善を目指す方法として東洋医学的にも食生活・睡眠・ストレスコントロールは大切です。
身体の状態は肌に現れるとされ、内面からのケアがとても大切です。
ニキビが治ったとしても、日頃の内面からのケアがニキビ再発予防につながります。
体質改善で健康素肌を目指すためには、まずは自分を知ることがスタートです。
こちらで自分のタイプを把握し、ニキビ肌を内面からアプローチしましょう。

肌のニキビに関するよくある質問

肌のニキビに関してよくある質問に、詳しくお答えしていきます。

ニキビを指で潰してもいいですか?

ニキビを潰さないのがニキビを改善に導く近道です。
自分の判断でニキビを潰すと、肌への負担になる可能性があります。
場合によっては、細菌が入りニキビの悪化につながります。
また、肌の内部の組織を損傷する可能性があり、潰した後クレーター状の跡になるリスクにつながります。
クレーター状のニキビ跡は、セルフケアを頑張っても跡を消すのは困難とされ医療機関での治療が必要になります。
自己判断でニキビを潰さないことが大切です。

ニキビができやすい場所は?

ニキビができやすい場所として特に以下があげられます。

  • おでこ
  • 眉間
  • 鼻や小鼻
  • 口まわりやアゴまわり

皮脂の分泌が活発なTゾーンだけでなく、乾燥などによりUゾーンや頬もニキビができやすい場所です。
肌のターンオーバーの乱れを防ぐためには、食生活の見直し・良質な睡眠・ストレスコントロール・正しいスキンケアが大切です。

生理前になるとニキビができやすいのはなぜですか?

生理前になると卵胞ホルモンが減り、男性ホルモンに似た働きの黄体ホルモンが増えることで皮脂の分泌が増えるとされます。
この周期的なホルモンのバランスを意図的にコントロールするのは難しいとされます。
バランスを整える心がけは大切ですが、できる限り肌荒れを助長しない心がけも大切です。
生理前や生理中は皮脂の分泌が盛んになるだけでなく、敏感肌になりがちな可能性があります。
スキンケアには低刺激なものを選び、メイクも軽めのものにし、洗浄成分が優しいアイテムがおすすめです。
また生理前になると甘いものを食べたくなる方もいらっしゃるでしょうが、皮脂分泌が過剰な時期なので大量の摂取は控えることが大切です。
限定的な症状と受けとめ、普段より優しいスキンケアや丁寧な生活習慣で乗り切ることがおすすめです。

ニキビ跡はどうしたら消えますか?

ニキビ跡には主に赤み・色素沈着・クレーターの3種類があります。
それぞれのニキビ跡へのアプローチ方法として以下があげられます。

赤み 適切なセルフケアで改善が見込める
色素沈着 ・内服薬

・外服薬

・レーザー治療

・光治療など

クレーター ・内服薬

・外服薬

・レーザー治療

・ダーマペン

・ケミカルピーリングなど

ニキビ跡の治療は複数通うことが多いとされますので、通いやすいクリニックを選ぶのがおすすめです。
出典:「ニキビ・ニキビ跡 坂本クリニック」

肌のニキビについてのまとめ

ここまで肌のニキビについて伝えてきました。
肌のニキビについてまとめると以下の通りです。

  • 肌の原因は皮脂の過剰分泌・毛穴詰まり・アクネ菌の増加
  • 大人ニキビの原因は生活習慣の乱れや間違ったスキンケア
  • 白ニキビ・黒ニキビ・赤ニキビ・黄ニキビに分類される
  • 生活習慣を整え、清潔を意識することが大切
  • 丁寧なスキンケアや紫外線対策を心がける
  • 肌のニキビは内臓不調のサイン

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。