食欲が止まらない原因とは?対処法や過食のリスクまで徹底解説!

健康な心と体を維持するために、食欲をコントロールすることは重要です。

食欲が止まらない原因を正しく理解し、過食によって起こる病気などのリスクや適切な対処法を知ることが大切です。本記事では、食欲が止まらないことについて以下の点を中心にご紹介します。

  • 食欲が止まらなくなる原因
  • 食欲を抑える対処法
  • 過食によって起こりうるリスク
  • 過食した後にできる対策
  • 食欲が止まらない時におすすめの食べ物

食欲が止まらず、過食に悩んでいる方は本記事を参考にしてみてください。ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。

目次

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食欲が止まらない6つの原因

食欲が止まらなくなる原因は、生活環境や栄養バランス乱れなど人によって様々です。

ここでは、食欲が止まらない原因について6点ご紹介します。

ストレス

日常的に多くのストレスを受けると、暴飲暴食に走ってしまうことがあります。ストレス過多による自律神経バランスの乱れが原因です。

強いストレスを感じると「コルチゾール」や「アドレナリン」というホルモンが分泌され、これらが身体を興奮状態にし活発に動かそうとする「交感神経」を刺激します。

また交感神経が優位になると、身体を落ち着かせようとする「副交感神経」の働きが抑制されます。

このように交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで、食欲のコントロールがきかなくなり過食の原因となるのです。

生理の影響

女性の場合、毎月の生理の影響で食欲が止まらなくなることがあります。

生理前の食欲増加はホルモンバランスの変化によるもので、月経前症候群(PMS)の症状のひとつです。

生理前の「黄体期」という時期に入ると、「プロゲステロン」と呼ばれる黄体ホルモンが増加します。これにより身体が赤ちゃんを迎えるための準備状態になり、脂肪や糖などの栄養素を蓄えようとします。

そのため食欲が増進して、たくさん食べ過ぎてしまうのです。

睡眠不足

睡眠不足も、食欲が止まらなくなる原因のひとつです。

睡眠が足りていない状態が続くと、「グレリン」と呼ばれる食欲増進のホルモンが分泌され、また食欲を抑制する「レプチン」というホルモンが減少します。これによって食欲のコントロールができなくなり、たくさん食べたくなってしまうのです。

日頃から睡眠が足りていないと感じる方は、過食に走らないよう注意が必要です。

栄養不足

身体に必要な栄養素が足りていないと、食欲が増進する原因になります。

ジャンクフードや甘いお菓子ばかり食べていると、必要な栄養素が摂れていない状態が続きます。すると身体が栄養不足の状態を解消しようとして、食欲を増加させるのです。

栄養の不足した食事でお腹を満たす→身体が栄養不足と判断して食欲を増進させる→またたくさん食べる、という負の連鎖に陥ってしまいます。

特に塩気の強いものを食べたくなる場合は、カルシウムや鉄分が不足している可能性が高いです。またチョコレートなど糖分の多いものを欲する時は、マグネシウムが不足しているといわれています。

自分がどんな食べ物を欲しているかが、不足している栄養素を知るヒントになります。

甘味依存

スナック菓子や菓子パンなど、糖分の多い食べ物がやめられない状態を「甘味依存」といいます。

この甘味依存も、食欲が止まらない原因のひとつです。

糖類を摂取すると、脳内で「ドーパミン」という快楽物質が生成され、元気が出て満足感を得られます。しかしこの感覚は一時的なものなので、甘いものがないとイライラする、また糖分を摂取したい、といった依存状態に陥ってしまいます。

また、甘いものを繰り返し摂取し続けると血糖値の急上昇・急降下が起こるため、低血糖状態の時に強いイライラを感じやすくなります。

疲労物質の蓄積

疲労の蓄積も、食欲が止まらなくなる原因のひとつです。

疲れが溜まると、身体は血糖値を上げて一時的に疲労感を紛らわせようとします。そのため、甘いものやカロリーの高いものを食べ続けたい欲求が止まらない状態になります。

過剰な食欲は、しっかり休息をとるべきだという身体からのサインなのです。


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食欲が止まらないときの対処法10選

食欲が止まらず過食状態になると、身体に様々な悪影響があらわれます。

自分に合った対処法を知り、食欲が増進した際に適切に対応することが大切です。ここでは、食欲が止まらないときの対処法を10点ご紹介します。

食欲を抑えるツボを押す

食欲を抑制してくれるツボを刺激することで、過食を止める効果が期待できます。特に、耳の周りにある「神門」「胃点」「飢点」はおすすめのツボです。

「神門」は耳たぶ上部のくぼみのところにあるツボで、ここを刺激すると自律神経が整い、空腹によるイライラを抑えてくれます。

「胃点」は耳の穴の横にあり、過剰な食欲を調整してくれるツボです。

「飢点」は食べ過ぎを抑制するツボといわれており、耳の穴の前部分にある軟骨の出っ張りの真ん中に位置しています。

これらのツボを食事の前に刺激することで、止まらない食欲を抑え過食を防止する効果が見込めます。

運動をする

食欲を抑えるためには、適度な運動も大切です。

軽いウォーキングなどの有酸素運動で汗を流すとストレス解消になり、過剰な食欲を落ち着かせる効果が見込めます。また、身体を動かすことで心地よい疲労感が得られ、夜ぐっすりと眠れるため、睡眠不足の改善にも繋がります。

エスカレーターでなく階段を使用するなど、日常に簡単な運動を組み込んで、身体を動かす習慣をつけましょう。

ゆっくりよく噛んで食べる

よく噛んでゆっくり食べることも、食欲を抑制するために大切です。

たくさん噛むと脳の満腹中枢が刺激されるため、少量の食事でも満足感を得られるようになり、食べ過ぎを防げます。また、よく嚙んで食べることで消化吸収がスムーズにされやすくなり、胃腸の負担も軽減します。

早食いを避け、意識的に噛む回数を増やしましょう。

睡眠をしっかりとる

前述のとおり睡眠不足の状態が続くと食欲が増進しやすくなるため、質の良い睡眠を充分にとることも大切です。

毎日、最低でも7時間以上は睡眠時間を確保しましょう。眠りやすくなる良い香りのアロマオイルを使用するなど、睡眠の質を上げられるアイテムを取り入れるのもよいですね。

またパソコンやスマートフォンなど、ブルーライトを発する画面を寝る前に見続けてしまうと、質の良い眠りを妨げる原因になります。

就寝前にベッドの中でスマートフォンを長時間見てしまう習慣のある方は、今日からなるべく避けたいところです。

酸味のあるものを食べる

甘いものをたくさん食べたくなってしまう時は、酸味の強い食べ物を摂取しましょう。

酸味のある食べ物の中でも、特にグレープフルーツがおすすめです。

グレープフルーツに含まれる水溶性食物繊維の「ペクチン」には、血糖値の急上昇を抑える役割があります。また、グレープフルーツの独特な苦味は「ナリンギン」という成分によるもので、過剰な食欲を抑えてくれます。

食欲が止まらない時にグレープフルーツを食べることで、過食を防ぎ満足感を得られる効果が期待できます。

食後すぐに歯磨きをする

食後すぐに歯磨きをする習慣をつけるのも、食べ過ぎを防ぐ方法としておすすめです。

口の中をリセットすることで「食事の終わり」という合図が脳に伝わり、食べたい気持ちが落ち着きます。また歯磨き粉に含まれるミント味の刺激は、食欲を抑制する働きがあります。

一度歯磨き粉の味が口の中に広がると、その後あまり食べたい気持ちが湧かなくなるため過食防止に繋がるのです。

食生活を見直す

食生活を根本的に見直し、栄養不足にならないように心掛けましょう。

3食バランスのよい食事を摂り、栄養が偏らない状態を意識するのが大切です。特に、たんぱく質と食物繊維を意識的に多く摂取しましょう。

たんぱく質は健康な骨や歯を作り、身体の代謝を上げて脂肪を燃焼しやすい状態に整えてくれます。また食物繊維は整腸作用があり、お通じを整えて老廃物を身体の外へ出す働きを持っています。

たんぱく質は豆腐・納豆・ヨーグルト・サラダチキンなどに多く含まれ、食物繊維はさつまいもやごぼうなどの根菜類に多く含まれています。

これらの食品を日頃から積極的に摂ることが大切です。

炭酸水を飲む

炭酸水を飲むと二酸化炭素が胃の中で膨らみ、満腹中枢が刺激されて過食を防止できます。

食欲が止まらないと感じた時は、食べる前に炭酸水を飲む習慣をつけるとよいでしょう。身体の基礎代謝を高め、摂りすぎてしまったカロリーを燃焼してくれる効果も期待できます。

食欲抑制を目的に炭酸水を飲む場合、1回に飲む量の目安は200ml~300mlほどがおすすめです。

これよりも少ないと、炭酸水の二酸化炭素が血管を拡張させて胃の動きを活性化し、食欲を増進させるため逆効果になってしまいます。

出典:「炭酸水で食欲は減る?増える?炭酸水ダイエットの鍵は”飲む量”だった

白湯を飲む

食事の前に白湯を飲むと、空腹感が抑えられてその後の暴飲暴食を防げます。

また、胃腸などの内臓が温まりリラックス効果も得られるため、空腹によるイライラを落ち着かせてくれるのです。さらに白湯で身体を温めることで全身の血流が良くなり、代謝がアップして脂肪を燃焼しやすくなります。

消化を助け、老廃物が排出されやすくなる効果も期待できます。できれば電気ケトルで沸かしたお湯よりも、火で沸騰させたお湯を飲みましょう。

電気で熱しただけのお湯は、塩素などの不純物を完全に除去しきれないためです。

医薬品や漢方で食欲を抑える

医療機関で処方される薬や、漢方を用いて過食を防ぐ方法もあります。

これを「メディカルダイエット」といい、厳しい食事制限や運動をしなくても、医師のサポートに基づいて治療することで食欲を抑える効果が見込めます。

メディカルダイエットは内服薬や痩身機器を使用する方法など、様々な種類があります。例えば「防風通聖散」は、食欲を落ち着かせたり脂肪を燃焼したりといった働きを持つ漢方です。

このような効能を持つ漢方を、医療機関にて処方してもらうのもおすすめです。


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食べ過ぎ、過食によって起こる病気のリスク

食欲が止まらずたくさん食べてしまう状態が続くと、大きな病気に繋がるなど、身体にとって様々なリスクがあります。

過食によって一体どのような症状が起こるのか、詳しくご紹介します。

摂食障害

食欲が止まらない状態が続くと、摂食障害に繋がる恐れがあります。

厚生労働省によると、摂食障害とは「食事に関連した行動の異常が続き、体重や体型のとらえ方などを中心に、心と体の両方に影響が及ぶ病気」と定義づけられた状態です。

食べ過ぎてしまう状態が進行すると「神経性過食症」「過食性障害」と呼ばれる摂食障害となり、食事の量を自分でコントロールできなくなります。

その結果、過食と嘔吐を繰り返したり、下剤を決められた量より多く服用してしまったりと、身体に大きな負担がかかるのです。

摂食障害になると食事自体が苦痛になってしまったり、必要な栄養を摂ることが困難になったりと、健康な生活を送るうえで大きな支障が出ます。

出典:「摂食障害|こころの病気を知る|メンタルヘルス – 厚生労働省

逆流性食道炎

過食によって起こりえる症状のひとつに「逆流性食道炎」があります。

逆流性食道炎とは、胃酸など胃の内容物が喉のあたりまで逆流し、食道を傷めてしまう状態です。

大量に食べ過ぎて胃の内圧が上がったり、脂っこいものや甘いものを摂取しすぎたりすることで発症します。胸やけや酸っぱいものが上がってくる感覚、食道が詰まったような感覚をおぼえるのが特徴です。

食後すぐに横になると、胃酸が逆流して食道を傷めやすくなります。逆流性食道炎の予防のため、食後1~2時間は横になるのを避けましょう

出典:「胃食道逆流症の症状と対策 | 病気と医療の知って得する豆知識

脂質異常症

脂質異常症」とは、血液中にコレステロールや中性脂肪などの脂質が増加してしまう症状です。

食欲が止まらず過食状態が続くと、この脂質異常症に繋がる恐れがあります。甘いものや脂質の多いものを大量に食べ過ぎてしまう方や、栄養バランスが偏っている方、運動不足で肥満傾向の方に多く見られます。

脂質異常症が進行すると動脈硬化など重篤な症状に繋がり、心筋梗塞や狭心症といった命にかかわる病気の原因となります。

出典:「脂質異常症(高脂血症)はどんな病気?原因と予防法を知ろう!

機能性ディスペプシア

機能性ディスペプシアとは、みぞおちの痛みや慢性的な胃もたれなどの症状があるにもかかわらず、内視鏡で検査しても異常が見つからない状態をいいます。

食生活の乱れ・過食・早食いなど、胃に大きな負担がかかることが原因で起こる症状です。また、ストレス・過労・睡眠不足など、生活習慣の乱れも機能性ディスペプシアの原因となります。

食後にすぐ胃もたれする・少し食べただけで満腹になる・みぞおち付近が痛む、といった症状が見られ、食事の時間が苦痛になるという方も多いようです。

糖尿病

食べ過ぎによって引き起こされる大きな病気として、糖尿病があげられます。

糖尿病は生活習慣病のひとつで、厚生労働省によると「インスリンの作用不足で高血糖が慢性的に続く病気」と定義づけられています。

食べ過ぎや生活習慣の乱れ、運動不足などが糖尿病の原因となります。最も大きな原因は、炭水化物や糖質の摂りすぎです。普段から食欲を抑制できずたくさん食べてしまいがちな方は、糖尿病リスクが高まっている可能性があります。

糖尿病の恐ろしさは、動脈硬化・心臓病・脳卒中など、重篤な合併症が自覚症状のないまま進行してしまうことです。過剰な食欲をコントロールし、糖尿病予防を心掛ける必要があります。

出典:「糖尿病 – e-ヘルスネット – 厚生労働省


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過食してしまった後にできる対処法

過食してしまったあとは後悔し自己嫌悪に陥りがちですが、すぐにできる対処法を実践してリカバリーしましょう。

摂りすぎてしまったカロリーをしっかりと燃焼し、身体に溜め込まないことが大切です。ここでは、過食後にすぐできる対処法についてご説明します。

運動でカロリーを消費する

食べ過ぎてしまったあとは身体を動かし、カロリーを消費しましょう。

ウォーキング・サイクリング・水泳といった有酸素運動が特におすすめです。体温を上げてくれるだけでなく発汗作用もあるため、脂肪燃焼効果が期待できます。

有酸素運動は、体内に溜まった内臓脂肪をエネルギーとして燃焼させます。そのため高血糖・高血圧・動脈硬化など、様々な病気の予防や改善にも繋がるのが嬉しいポイントです。

いつもより多めに水分をとる

過食してしまったあとは、水分を多めに摂ることも大切です。

糖分の入っていない水・白湯・お茶をこまめに飲んで、水分を身体にたくさん巡らせましょう。消化を手助けし、老廃物をスムーズに体外へ排出してくれます。

また、水分をたくさん摂ると全身の血流が良くなり、身体のすみずみまで酸素が行きわたることで代謝アップの効果も期待できます。

長めの入浴で代謝を上げる

食べ過ぎてしまった日は長めに湯船に浸かり、たくさんをかきましょう。

有酸素運動同様に体温を上げて発汗することで、基礎代謝が上がり、過剰に摂りすぎたカロリーを燃焼できます。入浴前に常温の水をコップ1杯飲むと、より発汗しやすくなりますのでおすすめです。


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食欲が止まらないときにおすすめの食べ物

どうしても食欲がおさまらない時は、スナック菓子など糖分や脂質の多いものを避け、栄養価の高い食べ物を選ぶことが大切です。

ここでは、食欲が増進した際におすすめの食べ物をご紹介します。どれもスーパーやコンビニで手軽に入手できるものばかりなので、ぜひ試してみてください。

納豆

まずおすすめの食材は、納豆です。

納豆は、私たちが生きていくために必要とされる5大栄養素「たんぱく質・ミネラル・脂質・炭水化物・ビタミン」が全てバランスよく含まれた食品です。

特に、納豆はたんぱく質が豊富です。納豆のたんぱく質は、体内で生成できず食事から摂らなければならない「必須アミノ酸」がたくさん含まれています。

また食物繊維も豊富で、腸内環境を整えて老廃物を適切に排出しやすい状態にしてくれます。

ゆで卵

ゆで卵も納豆同様、私たちの身体に必要なあらゆる栄養素がバランスよく含まれており、「完全栄養食品」と呼ばれるほど栄養価が高い食材です。

代謝を上げてくれるたんぱく質やミネラル類、骨や歯を丈夫にして免疫力を整えるビタミン類など、毎日積極的に摂りたい栄養素がたくさん含まれています。

生卵の状態でも問題なく栄養を摂取できますが、加熱したほうがたんぱく質の吸収率がよくなるため、火を入れたゆで卵の状態で食べるのがおすすめです。

豆腐

豆腐は安価で入手しやすく、各種栄養が豊富に含まれた食材です。

コレステロールを下げて血圧上昇を防いでくれるたんぱく質や、骨粗しょう症や更年期障害の予防に取り入れたいイソフラボン、空腹時のイライラを緩和してくれるカルシウムなど、様々な栄養を摂取できます。

また、美容に欠かせないビタミンE・ビタミンB豊富です。栄養たっぷりなのに脂質や糖質が低く、低カロリーなのも嬉しいところです。

ボリュームがあり満腹感を得やすいので、毎日の食事に積極的に取り入れましょう。

ヨーグルト

ヨーグルトはカルシウムやたんぱく質が豊富で、健康な身体づくりに欠かせない食材です。

ヨーグルトのたんぱく質は、乳酸発酵によって一部分解されているため、通常よりもスムーズに消化吸収されます。肌の新陳代謝を活性化するビタミンA・ビタミンB2も豊富です。また、乳酸菌が腸内環境を整え、お通じを改善して老廃物の適切な排出を促してくれます。

低脂質・低糖質なので、毎日食べてもOKです。1日あたり100g~200gを目安に食べましょう。

出典:「ヨーグルトのタンパク質量、栄養素を解説!ちょい足しにおすすめ食材は?

サラダチキン

サラダチキンのカロリーはおよそ125kcalほどですが、たんぱく質は1個あたり25~28gと豊富に含まれています。また低脂質・低糖質で、たんぱく質の代謝を活性化するビタミンB6も豊富です。

しっかりとボリュームがあるので、1個で充分に満足感を得られます。空腹感がおさまらない時のおやつにもおすすめです。

コンビニやスーパーでは様々な味のサラダチキンを取り扱っていますので、気分によって選べるのも嬉しいところです。

出典:「サラダチキンをダイエットに取り入れるには? – BODY ARCHI

チーズ

チーズも高たんぱくで、カルシウムが豊富です。

チーズは発酵食品なので、発酵の過程でたんぱく質がアミノ酸・ペプチドに分解され、通常よりも吸収されやすくなっています。また、ビタミンA・ビタミンB2も豊富です。

糖質が低く、血糖値が急激に上がりにくい低GI値食品となっています。ただし種類によっては、塩分や脂質を多く含むものがあります。

たくさん食べる場合は、無塩タイプと書かれたものや、乳脂肪分の少ないチーズを選びましょう。

ダークチョコレート

甘いものが食べたい時は、「ダークチョコレート」「ブラックチョコレート」と表記されているチョコレートがおすすめです。

ダークチョコレートとは、原料であるカカオが重量の40%を占めるチョコレートのことをいいます。カカオに含まれるカカオポリフェノールは、血圧低下・動脈硬化の予防・体重増加の予防など、健康に嬉しい様々な作用を持っています。

また、カカオポリフェノールはストレスを抑制する神経伝達物質「アナンダミド」を活性化してくれる働きもあります。そのため、空腹状態のイライラを鎮めて過食を防止する効果が見込めるのです。

出典:「ダークチョコレートで得られる健康・美容・ダイエット効果

ナッツ

食欲が止まらない時の間食として、ナッツもおすすめです。

カロリーが高いイメージのナッツですが、身体によい「一価不飽和脂肪酸」や「多価不飽和脂肪酸」と呼ばれる脂質が多く含まれているため、悪玉コレステロールを減らし血圧を下げてくれる効果が期待できます。

また、たんぱく質・食物繊維・ミネラル・ビタミンを豊富に含んでいるため、身体に必要な栄養素をバランスよく摂取できます。ただし食べすぎると塩分過多のリスクもあるため、「素焼き」「塩分不使用」などと書かれた食塩無添加のものを選ぶとよいでしょう。


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食欲の秋って本当?秋に食欲が増す理由

秋になると、食欲が増してたくさん食べてしまう方も多いでしょう。農作物が実り美味しい食べ物がたくさん出てくる時期ですが、実は秋に食欲が増す科学的な根拠もあるのです。

ここでは「食欲の秋」にたくさん食べたくなってしまう原因を説明します。

セロトニンの影響

秋になると、食欲を抑える脳内物質「セロトニン」が減少することで食欲が増します。

夏から秋になるにつれて日照時間が減少し、日光を浴びられる時間が短くなります。そのため体内で生成されるセロトニンの量が少なくなり、食欲がコントロールできなくなるのです。

別名「幸せホルモン」「安らぎホルモン」とも呼ばれるセロトニンは、食欲抑制だけでなく自律神経を整えてメンタルを安定させる働きも持っています。セロトニンが減少すると空腹時のイライラを強く感じ、より過食に走りやすくなってしまいます。

基礎代謝が上がる

秋になり気温が下がると、身体は体温を下げないように熱を発し、基礎代謝が高まります。代謝が上がると体内のエネルギー燃焼が活発になるため、消費した分を補給しようとして食欲が増進するのです。

たくさん食べてしまって太りやすいと思われがちな秋ですが、基礎代謝がアップするので、実はダイエットに向いている季節です。食欲に負けず、積極的に運動量を増やして溜まった脂肪を燃焼しましょう。

冬に向けてエネルギーを貯め込む

気温が下がる厳しい冬を乗り切るために、私たちの身体はエネルギーを蓄える必要があります。

山に住む動物たちが、冬眠前に食料をたくさん溜め込むのと同じ原理です。冬本番を迎える前に充分な栄養と体力をつけるため、秋ごろから食欲が増進すると考えられています。


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食欲が止まらない原因に関するよくある質問

食欲が止まらない原因について、よくある質問をまとめました。

過剰な食欲に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

満腹なのに食欲が止まらないのはなぜですか?

お腹の空腹感が満たされても心が満たされず、際限なく食べ続けてしまうことがあります。

これは「エモーショナルイーティング」と呼ばれ、過度のストレスを抱えることで脳が空腹を強く感じ、食べることで気持ちを紛らわせようとする現象です。エモーショナルイーティングを防ぐには、栄養の偏りを避け、ビタミン・ミネラル類・たんぱく質などをバランスよく摂取することが大切です。

また、ストレスを溜め込まないために適度な有酸素運動を行いましょう。

生理前に食欲が止まらなくなるのはなぜですか?

生理前の食欲増加は、女性特有のホルモンバランスの変化によるものです。

黄体期と呼ばれる生理前の時期に入ると、身体は妊娠に向けて準備を始めます。その際、妊娠を手助けする女性ホルモン「プロゲステロン」が増加し、食欲増進やイライラの原因となるのです。

また生理前の時期は、自律神経を活性化して心と体を整えてくれるホルモン「エストロゲン」の量が減ってしまいますこれも生理前に食欲をコントロールできない原因のひとつです。

食欲が止まらないときの対処法として漢方薬は効果的ですか?

食欲を抑えるために、漢方薬を使用することもおすすめです。

漢方薬の中には、過食を防ぐ役割を持つものがいくつかあります。ストレスによって過食に陥る状態は「胃熱」と呼ばれており、「大柴胡湯」はこの胃熱を抑えて食欲を正常な状態に整えます。

また、脂肪細胞を活性化して溜まった脂肪を燃焼してくれる「防風通聖散」などもおすすめです。

出典:「大柴胡湯 – 肥満 – クラシエの漢方オンラインショップ

食欲を抑える治療はありますか?

どうしても食欲がおさまらない場合は、医療機関に相談するのもひとつの方法です。食欲を抑えるために「GLP-1」というホルモンを投与する治療法があります。

「GLP-1」とは食欲を減退させて身体を太りにくい状態にするホルモンの一種で、これを投与すると食べすぎや血糖値の急上昇を防ぐ効果が見込めます。

出典:「GLP-1 メディカルダイエット – A CLINIC


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食欲が止まらない原因についてのまとめ

ここまで、食欲が止まらないことについてお伝えしてきました。食欲が止まらない要点をまとめると以下のとおりです。

  • 食欲が止まらなくなる原因は強いストレスや生理によるホルモンバランスの変動、栄養不足や疲労など多岐にわたる
  • 過剰な食欲を抑えるために、運動・ツボ押し・食生活の改善など適切な対処法を取り入れる
  • 食べ過ぎる状態が続くと、摂食障害・逆流性食道炎・糖尿病など重大な病気のリスクが高まる
  • 過食してしまった際は、運動・水分摂取・入浴などで身体の代謝を高め、摂りすぎたカロリーを消費する
  • 食欲が止まらない時は、納豆・豆腐・サラダチキンなどたんぱく質が豊富で糖質や脂質が低い食材を選んで食べるとよい

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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