ユベラには、シミ・そばかすに効果があると聞いたことはありませんか?
実は、シミそばかすだけではなく、健康面を改善するさまざまな効果もあるといわれています。
「自分の症状を改善するユベラの購入方法が知りたい!」とお考えの方も、詳しく解説していきますので、ぜひお読みください。
本記事ではユベラについて以下の点を中心にご紹介します。
- 美容と健康への効果
- ユベラの副作用
- 処方箋は必要?
- 美容効果がアップする内服薬とは
ユベラについて理解するためにもご参考いただけると幸いです。
ユベラとは
ユベラとは、トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)を主成分とするビタミン剤です。
体内で必要な量のビタミンを食事などから摂取できないときに、不足するビタミンを補給するために使用するお薬です。
ビタミンEには
- 抗酸化作用
- ターンオーバーの改善
- 血流の改善
などの効果が期待できます。
ユベラはビタミンEの働きで肌のターンオーバーを活性化させ、沈着した色素が排出されることによってシミやばかすの改善を目指します。
ユベラの美容・健康への効果3選
ユベラには、美容や健康への効果が3つ期待されます。
どのような効果があるのか、3つ詳しく解説します。
ぜひお読みください。
1.シミ・そばかす改善
ユベラは血管内の血液凝固を防ぐ働きをし、体内の血液循環を改善する効果が見込めます。
血液のめぐりが良くなることで、肌のターンオーバーの活性化が期待されます。
肌のターンオーバーを活性化させることで、シミ・そばかすの改善が期待できます。
また、ユベラには抗酸化作用があるため、紫外線などのダメージから肌細胞を守りシミ生成を防ぐ効果も期待できます。
その結果、シミやそばかすを薄くするだけでなく、新しくシミができるのを防ぐ効果も見込めます。
2.血流改善による冷え性改善
ユベラには、血行を促進する作用で
- しもやけ
- 冷え性
- 肩こり
などの症状の改善効果があるといわれています。
冷え性などの症状は、血管の拡張と収縮を繰り返すことで、血液の循環が悪化して起こりやすくなります。
ユベラに含まれているビタミンEには、末端血管を拡張する効果があり、冷え性や肩こりの改善が期待できます。
3.コレステロール・中性脂肪値を抑制 OK
ユベラNは、ビタミンEにニコチン酸を結合させたお薬です。
ニコチン酸はビタミンB群の一種で、「ナイアシン」ともいわれます。
血流のめぐりを良くすることで、コレステロールや中性脂肪の増加を防ぐ効果が期待されます。
ニコチン酸には、総コレステロール・中性脂肪を減少させる働きがあるとされているため
- 高脂血症
- 動脈硬化
- 狭心症
- 心筋梗塞
の疾患の発生リスクを下げる効果があるといわれています。
ユベラ錠・ユベラN・ユベラ軟膏の違い
ユベラ錠・ユベラN・ユベラ軟膏は剤形の違いだけではありません。
期待できる効果はどのような違いがあるのか、それぞれ解説していきます。
【ユベラ錠】シミそばかすに効果
ユベラ錠はビタミンEを多く含み、シミやそばかすの改善が見込める錠剤です。
血行が良くなることによってターンオーバーの促進、抗酸化作用によって紫外線から皮膚を守る効果があるといわれています。
その結果、シミやそばかすの改善につながります。
シミ・そばかす以外では下記の改善に用いられます。
- しもやけ
- 冷え性
- ビタミンE欠乏症
- 肩こり
次に解説するユベラNとユベラ錠は、同じユベラという名称でもそれぞれ効果が違います。
一緒に使用することで効果を強めたり、弱めたりするため併用しないように注意が必要です。
【ユベラN】シミそばかす+中性脂肪に効果 OK
ユベラNは、ビタミンE「トコフェロール酢酸エステル」にビタミンBの「ニコチン酸」を結合させたカプセル剤です。
血流改善や脂質代謝の促進の効果が期待できるため
- 高血圧症
- 高脂質血症
- 閉塞性動脈硬化症
の疾患の治療に用いられます。
ユベラNはビタミンEが含まれており、シミやそばかすを改善させる効果が期待できます。
また、ビタミンEにより子宮内の血流の改善が見込めることから、子宮内膜が厚くなる効果が期待できるため、着床障害による不妊治療にも用いられています。
【ユベラ軟膏】血流改善と皮膚保護に効果
ユベラ軟膏は、
- 血流の改善(ビタミンE)
- 皮膚の保護(ビタミンA)
の2つの作用で
- しもやけ
- かかとのカサカサ
- 手荒れ
の改善が見込める塗り薬です。
皮膚を保護するために顔に使用しても大丈夫ですが、直接塗ってもシミやそばかすをなくすような効果は確認されていません。
美容効果は、ユベラNやユベラ錠の内服薬の服用で効果が期待できます。
ユベラの副作用・服用の注意点
次にユベラを使用するにあたっての副作用や服用の注意点について解説していきます。
どのような副作用があるのか理解するためにもお読みください。
副作用:胃の不快感など
ユベラ錠・ユベラNの副作用は
- 胃の不快感
- 便秘
- 下痢
- 発疹
があげられます。
ユベラ軟膏の副作用は
- 紅斑
- かゆみ
があげられます。
いずれも高い頻度の副作用ではないといわれています。
ただし副作用が出た場合、服用や使用を中止し医師や薬剤師に相談をしましょう。
早く効果を出すために過剰に摂取すると、副作用症状が強くでてしまう過剰症を起こす恐れがあります。
過剰症を起こさないために、決められた用法用量を守ることが大切です。
注意点:長期服用は避けよう
ユベラに含まれるビタミンEは、脂溶性ビタミンです。
脂溶性ビタミンは長期間服用すると、体内にビタミンが蓄積されてさまざまな中毒症状が出るリスクがあります。
長期服用に否定的な意見もあるため、医師や薬剤師に推奨されている期間をよく確認して服用することが大切です。
ユベラの購入方法
ユベラ錠・ユベラN・ユベラ軟膏を購入するためには、処方箋が必要です。
病院に何らかの理由で行けない方は、手軽に行えるオンライン診療についてもお伝えします。
ユベラの処方には処方箋が必要
ここまで紹介してきたユベラ錠・ユベラN・ユベラ軟膏は医療用医薬品に指定されています。そのため、ユベラを購入するためには医師の診察を受けてから処方箋を発行してもらう必要があります。
ドラックストアやネット通販で購入できるユベラはありますが、医療用医薬品と違ってビタミンの含有量や成分が異なります。
より高い効果を期待するのであれば、医療機関から処方を受けましょう。
手軽なオンライン診療もおすすめ
薬をもらうために、「病院に行くのが面倒」や「忙しくて受診する時間がない」という方にはオンライン診療がおすすめです。
オンライン診療とは、「病院に行かなくても、スマートフォンなどのカメラを繋いで診察を受けられるサービス」です。
オンライン診療を受けた後に、郵送などで送付された処方箋を近くの薬局に持っていくことで薬が受け取れます。
美容効果アップ!ユベラと一緒に摂りたい内服セット
美容効果をアップさせたいと考えている方には、ユベラと一緒に摂取できる内服薬をご紹介します。それぞれ得られる効果が異なりますので、チェックしてみてください。
美白効果:タチオン
タチオンには抗酸化作用があるため
- 美白効果
- 糖尿病
- 高脂血症
- 二日酔い予防
- 生活習慣などの予防
など体内の毒素を排出する効果が期待できます。
タチオンは体内でも合成される栄養成分です。
加齢と共に減少していくため、美白効果を期待したい方は内服することで効果が見込めます。
シミ予防:シナール
ビタミンCを主成分とするシナールは、
-
- お肌のコラーゲンの産生を促進
- お肌の張りを取り戻す
- メラニン色素の合成を抑える
などの効果が期待され、しみ予防・色素沈着の改善を目指します。
シミを薄くする:ハイチオール
L-システインを主成分としたハイチオールは
- お肌の代謝を正常化
- 過剰に産生されたメラニンを体の外へ排出
などの効果が期待できます。
したがって、しみを薄くする効果が見込めます。
メラニンを抑制:トラネキサム酸
トラネキサム酸は
- メラニン生成を抑制
- 抗炎症作用
- 抗アレルギー作用
- 止血効果
などの効果が期待でき、肝斑の治療にも用いられます。
メラニンを生成する細胞「メラノサイト」の活性化によりできるシミに対してトランサミンが直接働きかけて、メラノサイトの活性化をブロックする効果が見込めます。
ユベラに関するよくある質問
ユベラに関するよくある質問をまとめました。
皆さまの疑問が解決できれば幸いです。
ぜひお読みください。
ユベラにジェネリック医薬品はありますか?
ユベラには、下記のジェネリック医薬品があります。
- トコフェロール酢酸エステル錠50mg「トーワ」
- トコフェロール酢酸エステル錠100mg「ツルハラ」
- トコフェロール酢酸エステルカプセル100mg「ファイザー」
- トコフェロール酢酸エステルカプセル100mg「TC」
ただし、ユベラ軟膏のジェネリック医薬品はありません。
ジェネリック医薬品とは、新薬と同じ有効成分を持つ医薬品で効果や副作用も同じです。
新薬より価格が抑えられるため、ジェネリックを希望される方は医師や薬剤師に相談しましょう。
ユベラを服用することで眠くなることはありますか?
ユベラ錠の服用と眠気との間に因果関係は認められていません。
ユベラの副作用は主に消化器症状を中心としたものです。
- 胃腸障害
- 食欲不振
- 下痢
- 胃の不快感
- 腹痛
- 便秘
などがあげられます。
ユベラの一日の摂取量はどれくらいですか?
ユベラの1日の摂取量は以下の通りです。
ユベラ 錠 | 通常、成人は1回1〜2錠(トコフェロール酢酸エステルとして、50〜100mg)を1日2〜3回服用 |
ユベラN | 通常、成人は(トコフェロールニコチン酸エステルとして、1日300〜600mg)1日3回に分けて服用 |
ユベラ軟膏 | 通常1日1〜数回適量を患部に塗布 |
ただし、年齢や症状によって用法用量が変わります。
医師や薬剤師の指示に従って、適切な量を服用することが大切です。
出典:美容効果?ユベラを処方してもらうには?副作用も解説!!/ユベラの飲み方や摂取方法|美容マガジン
市販で買えるユベラはありますか?
市販で購入できるユベラは、
- ユベラ-Cソフト(顆粒剤)
- ユベラックス(カプセル剤)
などがあります。
第3類医薬品に分類されるためネット通販でも購入が可能です。
ただし、病院で処方されるユベラとは異なり、市販で購入できるユベラはビタミンEの含有量と成分が違います。含有量と成分は以下の通りです。
薬剤名 | 有効成分(1日の最大摂取量) |
・ユベラ(処方薬) | ・ビタミンE(600mg) |
・ユベラ-Cソフト | ・ビタミンE(300mg)/ビタミンC(600mg) |
・ユベラックス | ・ビタミンE(300mg) |
より高い効果を得るためには、処方薬のユベラがおすすめです。
出典:ユベラの市販薬はある?|ビタミンEを含む市販薬を比較/ユベラの処方薬と市販薬の違い|minacolor
ユベラまとめ
ここまでユベラについてお伝えしてきました。
ユベラの要点をまとめると以下の通りです。
- 美容効果はシミ・そばかすの改善、健康効果は冷え性・コレステロール・中性脂肪値を抑制する効果が期待される
- 消化器症状があらわれる可能性がある
- 医療用医薬品のため処方箋が必要
- タチオン・シナール・ハイチオール・トラネキサム酸をユベラと一緒に摂ることで美容効果アップが見込める
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。