肌トラブルが自分で治せない時、困ってしまいます。
そんな時は『メディカルスキンケア』で、よりしっかりとしたケアを受けることができます。
本記事では、メディカルスキンケアについて以下の点を中心にご紹介します。
- メディカルスキンケアとは何か
- メディカルスキンケアの種類
- メディカルスキンケアのメリットやデメリットについて
メディカルスキンケアについての実際の施術内容やオンライン診療についてなど、幅広くご紹介いたします。
ぜひ最後までお読みください。
メディカルスキンケアとは
メディカルスキンケアとは、クリニックやオンラインで医師の診断を受け、医薬品を使って肌のケアができることを言います。
医師が治療を目的としてカウンセリングや施術を行うため、医学的・科学的根拠に基づいたスキンケアを受けることができます。
またメディカルスキンケアは医師が一人一人の状況に合わせ、市販の化粧品よりも美容成分が高濃度の医薬品を処方して使用しますので、肌トラブルへの改善や肌の健康を取り戻すことが期待できます。
メディカルスキンケアの主な種類
メディカルスキンケアは、一人一人の状況を見ながら医師が治療を検討するため、様々な種類があります。
その中の一部をご紹介いたします。
ケミカルピーリング(フェイシャル)
ニキビ、小じわ、毛穴の開きなど、肌トラブルの全般に適用される治療です。
肌に薬剤を塗り、肌表面の古い角質や毛穴の汚れを取り除いていきます。
肌が生まれ変わり、その後のケアの効果も期待できるとされています。
レーザー治療(フェイシャル)
メラニン色素を持つ細胞だけを、照射させるレーザー機器で治療します。
様々な波長の光が利用できるため、症状に合わせて使い分け、高精度に照射していくことで、シミ、そばかす、たるみなどの改善に効果が期待できます。
医療脱毛
高出力の医療レーザーを使用し、脱毛終了まで最短3か月という短さの場合もあります。
医療レーザーは、幅広い毛質や肌質に合わせてレーザーのエネルギーを調整でき、傷みに弱い方や日焼け肌の方にも対応可能となっています。
美容点滴
塗る、食べるなどの一般的なスキンケアとは違い、点滴は直接体内に取り込めるため、吸収率が高くて効果の出も早いと言われています。
点滴の種類も複数あり、肌トラブルの改善などに効果が期待できるとされています。
メディカルコスメ
医療機関専売のコスメとされており、医療機関でのカウンセリング後に購入できる化粧品となっています。
市販の化粧品よりも配合されている美容成分が高濃度で、様々あるブランドごとで、成分や効果に違いがあります。
メディカルスキンケアのメリット
メディカルスキンケアは、医師による診断と高濃度の医薬品を使用するため、ニキビやシミなどの肌トラブルに対して、セルフケアよりも高い効果が期待できる点がメリットと言えます。
具体的なメリットを解説していきます。
高い効果が期待できる
肌トラブルは、市販のスキンケア商品を使ったセルフケアだけでは、改善が難しいとされています。
処方された医薬品を用いる事で、高い効果が期待できます。
スキンケアの効果として『肌トラブルの改善』『化粧のりを良くすること』があげられます。
『肌トラブルの改善』
肌のターンオーバーが上手く機能しなければ、メラニン色素が肌に蓄積し、シミやそばかすなどの肌トラブルが発生します。
肌トラブルの改善には、メディカルスキンケアによって肌のターンオーバーを促進し、古い角質と一緒にメラニン色素も排出する必要があります。
また肌のターンオーバーが正常になると、肌のメラニン色素の排出がきちんとできるようになり、メラニン色素の生成が抑えられ、シミやそばかすの予防にもなるとされています。
『化粧のりを良くする』
古い角質が残っていると、肌の表面がごわついて凹凸ができ、化粧が上手くのらなくなります。
これが『化粧のりが悪い』状態です。
メディカルスキンケアで医師のアドバイスや処方された薬を使ってお手入れをすると、肌のターンオーバーが促進され、古い角質が除去されやすくなります。
古い角質がきちんと除去されることで、肌の表面にゴワつきが無くなり、肌と化粧の密着度が上がることで『化粧のりが良くなる』ことが期待できます。
自分に合ったケアを提案してもらえる
メディカルスキンケアは医師の診断を受ける事ができるため、その人に合ったケアの仕方を提案してもらえるのもメリットの一つです。
症状によっては薬の処方もあり、しっかりとした肌トラブルへの対応が期待できます。
メディカルスキンケアのデメリット
メディカルスキンケアのメリットについてお伝えしてきましたが、デメリットもあるのでしょうか。
受ける前に知っておきたいデメリットについて解説します。
高額となる可能性がある
メディカルスキンケアの費用は、一部の場合を除き保険適用外となります。
診療代や薬代は全額自己負担になり、費用負担が高額になる可能性があります。
また更に通院などが必要であれば、交通費の負担も増えるようになります。
副作用の恐れがある
メディカルスキンケアで処方される薬は、安全性が配慮されていますが、食欲不振や嘔吐などの副作用を起こす可能性もあります。
副作用を感じることがあれば、すぐに使用を中止し、医師の診察を受けるようにしましょう。
メディカルスキンケアと市販化粧品の違い
医師が処方する薬は、医療関係者などが開発に携わり、美容への有効成分濃度が高いとされている『医薬品』です。
有効成分の高い順に医薬品>医薬部外品>化粧品となり、市販の化粧品は有効成分の配合がほとんど無いとされています。
メディカルスキンケアのクリニックの選び方
肌トラブルを相談する、メディカルスキンケアのクリニック選びも大切なポイントです。
クリニックの選び方に関して、『費用について』『アクセス』『取り扱う薬』の3つの観点から解説していきます。
費用について
メディカルスキンケアにかかる費用は、基本的に保険適用外で全額自費になるため、治療に際していくらかかるのか、明確であることが大切です。
また継続しての施術が必要な場合は、自身の経済状況で無理なく継続できることも大切です。
カウンセリング料や薬代など治療にかかる代金の相場を調べ、お得なサービスなどを利用できないかクリニックの情報収集を行いましょう。
不明点は事前にクリニックへ問い合わせるのも大切なポイントです。
アクセス
メディカルスキンケアの治療は一定の期間がかかるため、クリニックへの通院が継続して必要な場合が多くなります。
自宅からの距離や、交通の便など通院へのストレスが少ない方が無理なく継続して通院しやすくなります。
遠方のクリニックへの通院であれば、交通費が通院の度にかかる可能性があるため、通勤や通学の定期券が利用できる範囲内のクリニックを選んだり、休日の通院であれば、自宅から通いやすい距離のクリニックを選んだりするというのもオススメです。
取り扱う薬
肌トラブルの改善には、一人一人違うアプローチが必要になります。
そのアプローチを行うのは医師から処方される薬です。
クリニックによって取り扱う薬の種類や豊富さも違うため、どういった薬を取り扱っているのかを調べることは、クリニック選びの重要なポイントの一つになります。
自身の抱えている肌トラブルの改善や、体質に合うかどうかなどを医師へ相談し、複数の薬の中から合うものを選んで使用できることがベストです。
メディカルスキンケアに関するよくある質問
メディカルスキンケアについて詳しく解説してきましたが、実際にメディカルスキンケアを検討されている方も居ると思います。
ここからは、メディカルスキンケアに関する良くある質問にお答えしていきます。
①すぐに施術を受けられるの?
クリニックによって異なりますが、来院後すぐ施術という流れではなく、カウンセリングで肌の状態を確認後の施術となります。
ただし、肌トラブルがない方でレーザー脱毛を希望の場合、同意書にサイン後すぐの施術も可能です。
②オンラインでも対応可能?
パソコンやスマホでオンライン診療を受け、医師が適切な助言や薬の処方をすることができます。
オンラインで診療、薬の処方まで完了するため、医療機関が近くに無い、忙しくて医療機関に足を運ぶことができない方などに、対応することができます。
ただし全ての医療機関がオンライン対応可能ではないので、調べる必要があります。
③カウンセリングはどんな事をするの?
洗顔をした後、医師が肌の状態を確認するため、特殊なカメラで肌を撮影します。
肌トラブルの悩みなどをカウンセリングで医師に相談し、医師よりケアの方法の説明を受け、きちんと納得が得られてから、実際の診療に入っていきます。
④料金はどのくらい?
料金については、クリニックやメニュー内容によって異なりますが、フェイシャルのベーシックなメニューで19,500円ほどとなっています。
オプションを追加したり、別のメニューを選択するなどすると、別料金となります。
メディカルスキンケアまとめ
ここまでメディカルスキンケアについてお伝えしてきました。
メディカルスキンケアの要点をまとめると以下の通りです。
- メディカルスキンケアとは、肌トラブルに対して医療機関で医師の診療を受け、助言や薬の処方などをしてもらえること
- メディカルスキンケアの主な種類は、フェイシャルのケミカルピーリングやレーザー治療、全身の医療脱毛や美容点滴となっている
- メディカルスキンケアは、医療機関での診療や薬の処方を行うため、高い効果が期待できたり、一人一人に合ったケアが期待できたりすることがメリットだが、高額な診療費用になる可能性や、薬の副作用の可能性など、デメリットには注意が必要
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。