「肌荒れがなかなか治らない…」「毎日のデスクワークで肩こりや眼精疲労がひどい…」などとお悩みではありませんか?
ノイロビタンは、肌や身体のあらゆるお悩みの改善効果が期待できる医薬品です。
本記事ではノイロビタンについて以下の点を中心にご紹介します。
- ノイロビタンとは
- どこで買えるの?
- ノイロビタンの飲み方、副作用について
- ノイロビタンに関するよくある質問
ノイロビタンについて理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
ノイロビタンとは
ノイロビタンは、オクトチアミン・ビタミンB2・B6・B12の4種類が配合された医療用医薬品の複合ビタミン薬です。
肉体疲労や肌荒れなど、身体のさまざまな症状改善に効果が期待できます。
成分や効果について詳しく見ていきましょう。
成分とその役割について
医療用医薬品の混合ビタミン薬である「ノイロビタン」に含まれる、オクトチアミン・ビタミンB2・B6・B12の4種類の成分は、それぞれ役割を持っています。
- オクトチアミン
ビタミンB1とチオクト酸が結合した成分。肩こり・関節痛・肉体疲労・眼精疲労の改善効果が期待できる。
- リボフラビン(ビタミンB2)
目の充血や乾燥、痒みの改善、白内障など眼の疾患の予防にも有効。ニキビ・口内炎の改善にも期待できる。
- ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)
身体の中でエネルギーを発生させる働きを持つ。眼精疲労の改善・貧血の予防・PMSの緩和などが期待できる。
- シアノコバラミン(ビタミンB12)
DNAの作成を助ける成分。貧血の予防・眼精疲労の改善が期待できる。
どんな人におすすめ?
ノイロビタンはこのような方におすすめの薬です。
- 肉体疲労や眼精疲労を感じている
- 神経痛・関節痛を感じている
- 代謝障害による肩こりに悩んでいる
- 妊婦、又は授乳中で、ビタミン類の補給をしたい
- 肌荒れやニキビの改善をしたい
具体的には、ビタミン不足やビタミン類代謝障害による肩こり、神経痛、筋肉痛、しびれ、眼精疲労を感じている方、病気などで食事が思うように摂れず、ビタミンの摂取が不十分な方、慢性的な疾患で体力や免疫力が落ちている方などに使用されます。
ノイロビタンでビタミンの摂取量を増やし、不足しているビタミンを補うことで症状の改善が期待できます。
ノイロビタンの効果
ノイロビタンは、筋肉痛、神経痛、肩こり、肉体疲労、眼精疲労など、様々な症状に対して効果が期待できます。
筋肉痛や神経痛は、ビタミン不足が原因で起きる場合があります。ビタミンが足りなくなることで代謝の働きに障害が発生し、結果として肩こりや筋肉痛などの症状が起きてしまいます。
ノイロビタンは不足しているビタミンを補充して体内の働きをサポートし、症状の改善を目指します。
また、ノイロビタンに含まれるビタミンが肌荒れなどの症状の改善を手助けしてくれることから、美容目的での使用も注目されています。
ビタミンB2は、肌荒れ・ニキビ・湿疹に対して効果が期待できる成分であり、ビタミンB6は、アミノ酸や脂質の代謝に関わって肌を健康的に維持する働きがあります。
他にも、ビタミンB2不足から起こりやすい口内炎にも効果的とされており、ビタミンB2をはじめとした4種類の成分によって、症状の予防と改善が見込めます。
どこで買えるの?
ノイロビタンは医療用医薬品のため、原則として市販や通販では購入できなくなっており、医療機関での処方が必要です。
その他の購入方法としては、零売(れいばい)、オンライン診療があり、類似成分を含む医薬品やサプリメントなら市販も可能です。
ノイロビタンの購入方法について詳しく見ていきましょう。
処方薬について
ノイロビタンは医療用医薬品のため、医療機関で医師の診察を受けて処方してもらう必要があります。
なお、美容目的でノイロビタンを購入したい場合は、美容皮膚科を受診しましょう。
その際は自由診療のため、保険適応外で自費診察になります。
自由診療の場合、病院によって診察料や薬代が異なるため、心配な方は事前に確認すると良いでしょう。
市販薬について
ノイロビタンは医療用医薬品であるため、処方箋なしにドラッグストアなどで購入することはできません。
ノイロビタンの市販品はありませんが、ビタミンB群を含む医薬品やサプリメントなどのビタミン剤は、市販薬としてドラッグストアなどでも購入できます。
ただし商品によって含有成分が異なるため、効果や副作用に不安がある方、自分に適した治療薬を処方してもらいたい方は、薬剤師や登録販売者に相談して購入するのがおすすめです。
零売(れいばい)について
ノイロビタンは、医師の診察を受けずに、薬剤師の指導・管理のもとで購入するという方法もあります。
これは「零売」(レイバイ)と呼ばれる、医療用医薬品を薬剤師によって対面販売する制度です。
ただし、零売でノイロビタンを購入する場合は、保険が適用されないため、費用は全額自己負担となります。
購入するまでの手順は、来店→ヒアリング→服用の仕方や注意点など説明した上での販売、のような流れがほとんどです。
零売を利用して購入するメリットとしては、病院の受診を必要としないため、通院にかかる時間を短縮し、受診料を節約することができます。また、零売薬局であれば処方箋を必要としないため、受け取り期限などは無く、いつでも購入することが可能です。
オンライン診療について
ノイロビタンはオンライン診療での処方も可能です。
オンライン診療とは、スマートフォンやパソコンのビデオ通話機能を使って、病院に行かなくても画面越しに医師の診察を受けられる方法です。
医師は、対面での診療と同じく診察で聞いた情報や持病、生活習慣などさまざまな情報をもとに診断します。
購入までの手順は、オンライン診療を予約→予約した日時にオンライン診療を受ける→会計(事前登録のクレジットカードによる自動決済など)→自宅に薬が届くのような流れがほとんどです。
オンライン診療は、「処方箋をもらうためだけに医療機関を受診するのが面倒」、「病院での診察の待ち時間や会計時間をはぶきたい」、「病院内での感染リスクを避けたい」などといった方におすすめです。
ノイロビタンの飲み方、副作用について
ノイロビタンを服用するときに気を付けてほしい内容をご紹介します。
ノイロビタンは医療用医薬品であるため、用法・用量を守り、副作用についてしっかりと理解してから服用しましょう。
ノイロビタンの飲み方
ノイロビタンは年齢や症状により用法・用量は異なりますが、通常は成人で1日1〜3錠を服用します。
薬を飲み忘れに気付いたときは、なるべく早く1回分を飲みましょう。
ただし、次の服用時間が近い場合は1回とばして、次の通常の服用時間に1回分を飲んでください。2回分を一度に飲んではいけません。
また、誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談しましょう。
医師の指示なしに自分の判断で飲むのを止めたりせずに、必ず指示された服用方法に従ってください。
出典:ノイロビタン配合錠 | くすりのしおり : 患者向け情報 (rad-ar.or.jp)
副作用について
ノイロビタンは、薬の有効成分自体がビタミンなので、副作用はあまり多く見受けられません。
しかし、人によっては服用することで、便秘・腹部膨満感・吐き気・下痢・めまいなどの症状が出る可能性もあります。
このような副作用の症状が現れた場合は、すぐに服用を中止して医師に相談してください。
また、ノイロビタンに限らず、栄養素を過剰に摂取するとかえって健康を損ねる場合があります。体にとって適切な量を摂取することを心がけましょう。
ノイロビタンに含まれるビタミンB12にも注目
ノイロビタンに含まれるビタミンB12は水溶性ビタミンの一種で、神経や血液細胞を健康に保ち、DNAの生成を助ける栄養素です。
ビタミンB12が不足すると、悪性貧血や、末梢神経障害による手足のしびれなどを引き起こすリスクが高まるといわれています。
日頃から貧血や手足のしびれなどにお悩みの方は、ビタミンB12を積極的に摂取すると良いでしょう。
また、ビタミンB12が不足すると視神経に支障をきたすため、摂取することで眼精疲労の改善も期待できます。
更に、ビタミンB12は肌の健康を保つ作用があります。
ビタミンB12は体内で血液が造られるのをサポートするため、全身の血行促進にも関わります。
全身の血流が良くなると代謝がアップするため、肌の健康にもつながっていくのです。
ノイロビタンに含まれるビタミンB12は、栄養不足で力が出ない方、目の疲れが気になる方、美肌を目指している方にもおすすめの栄養素といえます。
ノイロビタンに関するよくある質問
ノイロビタンについて、多くの方が気になる疑問や質問をまとめました。
肉体疲労や肌荒れなどでノイロビタンを試してみたい方は参考にしてみてください。
飲んでいたら尿が黄色くなりました。体に悪い影響はありますか?
ノイロビタンを飲んで尿が黄色くなっても体に悪い影響はありません。
ノイロビタンに含まれるビタミンB2は尿を黄色に変色させる作用があります。
これはビタミンB2の色ですので問題はありません。
ノイロビタンにジェネリック医薬品はありますか?
ノイロビタンにはジェネリック医薬品はありません。
ビタミン剤をなるべく安く購入したいなどの希望がある場合は、医師や薬剤師に相談してみましょう。
ノイロビタン以外で、自分に合ったビタミン剤を処方してもらえるかもしれません。
ノイロビタンと併用しない方が良い薬はありますか?
パーキンソン病の治療薬である「レボドパ」と併用するのは控えましょう。
ノイロビタンに含まれるピリドキシン(ビタミンB6)には、レボドパの作用を弱めてしまう性質があります。
パーキンソン治療薬を使っている方や、他に飲み続けている薬がある方は、必ず医師に相談するようにしてください。
ノイロビタン配合錠が製造停止したって本当?
ノイロビタン配合錠の一部の製品が製造停止したことは本当です。
2022年3月に、製造元であるLTLファーマ株式会社の事情により、ノイロビタンの製品「ノイロビタン配合錠1,000錠(PTP)」の販売が終了されました。
その他の製品は販売継続中でしたが、新たに「ノイロビタン配合錠1000錠(バラ)」、「ノイロビタン配合錠500錠(PTP)」も、2023年3月から出荷停止すると発表がありました。
すでに一部原料の入荷遅れにより限定出荷としてきましたが、原料入荷がさらに遅れることが判明したため出荷停止を判断したということです。
なお、「ノイロビタン配合錠1000錠(バラ)」「ノイロビタン配合錠500錠(PTP)」の出荷再開の時期は、今の時点では未定となっています。
出典:220318_neurovitan.pdf (ltl-pharma.com)
LTLファーマ ノイロビタン配合錠の原料入荷遅れ 23年2月分の最終割当出荷後に3月から出荷停止へ | ニュース | ミクスOnline (mixonline.jp)
ノイロビタンまとめ
ここまでノイロビタンの成分や効果、購入方法についてお伝えしてきました。
ノイロビタンについての要点をまとめると以下の通りです。
- ノイロビタンは医療用医薬品で、肉体疲労・眼精疲労・肌荒れなど様々な症状改善効果が期待できる複合ビタミン薬
- ノイロビタンは市販や通販では購入できなくなっており、医療機関での処方・零売・オンライン診療がある
- ノイロビタンの飲み方は成人は1日1〜3錠、飲み忘れた時に2回分を一度に飲むのはNG。栄養素の過剰摂取はかえって健康を損ねる場合があるため、適切な量を摂取することが大切
- ノイロビタンを服用する際に、他に飲み続けている薬がある場合は必ず医師や薬剤師に相談してからにする
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。