しっかりスキンケアをしているのに肌にツヤがない…とお悩みの方も多いのではないかと思います。
透明感やうるおいのあるツヤ肌は、肌を美しく、若々しく見せてくれます。
そんなツヤ肌になるためにはどうすればよいのでしょうか?
本記事では主に以下の内容を紹介しています。
- ツヤ肌になるためのスキンケア
- ツヤ肌メイクのやり方
- 美肌をつくる食事
うるおいのあるツヤ肌をつくるためにもぜひ最後までご覧ください。
ツヤのある肌とは?
ツヤのある肌というのは、キメが整っており皮膚が健康な状態の肌のことです。
肌にツヤがあるように見えるのは、肌の表面が均一になることで肌が光をまんべんなく反射するからです。
美肌をつくるためには肌のツヤが重要な要素の1つです。
そもそもツヤ肌とは?
ツヤ肌とは、うるおいがある透き通った肌のことをいいます。うるおいや透明感がある肌は、年齢に関係なく若々しい印象を与えます。
また、ツヤ肌は水分と皮脂のバランスがちょうど良く、肌トラブルが少ないのが特徴です。
しかし一歩間違えると、ツヤではなくテカリに見えてしまうこともあるため注意が必要です。
テカリ肌とツヤ肌の違い
テカリ肌とツヤ肌は似ているようで実は違います。
テカリ肌は、汗や皮脂などで肌の油分が浮いた状態の肌です。
おでこや小鼻、Tゾーンなどがテカリやすく、汚いイメージを与えてしまいます。
一方でツヤ肌は、うるおいやみずみずしさがある肌です。
鼻筋や頬、唇の上などの顔の立体感に沿って、高い位置にツヤがある場合はツヤ肌です。
ツヤの位置がどこか、またはベタベタしている状態かによってテカリ肌なのか、ツヤ肌なのかを見分けることができます。
マット肌との違い
マット肌は、陶器のようにサラサラの肌を指します。
肌の毛穴をカバーし表面の凹凸をなくすことで、きめ細やかな肌を演出できます。
また、ツヤ感を抑えることで、上品で大人っぽい印象を与えます。
マット肌は、フェイスパウダーを使うことによって肌の皮脂や汗を抑え、メイクが崩れにくくなるため、オイリー肌やテカリが気になる方にはおすすめです。
ツヤ肌を目指すためのスキンケア
肌のツヤがなくなる原因は、乾燥や加齢によるハリの低下が考えられます。
肌の乾燥によりうるおいが失われ、肌のハリをつくるのに必要なコラーゲンやエラスチンが年齢とともに減少することで肌のハリが低下するため、ツヤがなくなってしまいます。
ではツヤ肌になるためにはどうすればよいでしょうか。
ここからは、ツヤ肌になるためのスキンケアをご紹介します。
角質のケア
古い角質が溜まると肌がゴワつき、メイクのりが悪くなります。
角質が溜まった状態だと、どんなによい成分の化粧品を使っても肌に浸透せず、スキンケアの効果も落ちてしまいます。
さらに肌表面がきれいに光を跳ね返すことができず、ツヤが出にくくなります。
つるんとしたツヤ肌になるためには、古い角質を取り除く角質ケアが非常に大切です。
化粧水はツヤ肌の要
美しいツヤ肌を育てるためには化粧水による肌への水分チャージが大切です。
肌にうるおいを仕込むための効果的な化粧水の使い方をご説明します。
- まずは化粧水を適量とり、手のひらで広げます。化粧水の量は500円玉くらいの量を目安にするか、メーカーが推奨している量を参考にしてください。
- 手に広げた化粧水を両手のひらを使って、顔の中心から横に広げながら塗りましょう。おでこ、鼻、左右の頬、あごに5点置きしてから塗るとムラなく化粧水をつけられます。
- 化粧水を肌に浸透させるために手のひらで優しく顔全体をプレス。
- 追加で1円玉程度の量をとり、顔全体に化粧水をなじませましょう。肌が手のひらに吸い付く感じになればOK。
スキンケアアイテムは保湿成分が豊富なものを選ぶ
みずみずしいツヤ肌になるためには、保湿成分が豊富なスキンケアアイテムがおすすめです。
なぜなら肌が乾燥するとうるおいが不足し、ツヤ肌から遠ざかってしまうからです。
乾燥した肌は、表面の角層が乱れることで肌のキメが粗くなり、ツヤや透明感が出にくくなるのです。
そうした状態を避けるためにも肌の保湿が大切です。
特にヒアルロン酸やセラミドなどの成分が配合されたスキンケアアイテムは、肌のうるおいが外に逃げるのを防ぎ、肌を乾燥から守ってくれるので、乾燥が気になる方にはぴったりです。
日中もこまめな保湿をする
しっかりと保湿をしていても時間が経過すると肌が乾燥することがあります。
乾燥しやすい冬の季節以外でも、室内のエアコンやマスクの着用など乾燥の原因はたくさんあります。
肌が乾燥すると肌のバリア機能が低下するため、ツヤが失われるだけでなく様々な肌トラブルにも繋がりかねません。
うるおいのあるツヤ肌を維持するためにも、外出中でもこまめに保湿を心がけ乾燥を防ぐようにしましょう。
メイクの上から使えるミスト化粧水や、部分的に保湿したい場合はバームなどの使用がおすすめです。
ピンポイントでのケアもする
目の周りや口元などはよく動かす部分なので、特に乾燥しやすいです。
全体的に保湿をしても目元や口元の乾燥が気になる場合は、ピンポイントケアもしておくことをおすすめします。
ピンポイントでケアする場合は、バームやクリームタイプなどピンポイント用の保湿アイテムでトントンと肌に優しく叩き込むように塗りましょう。
メイクで作るツヤ肌
スキンケアでスッピンのツヤ肌をつくる他にも、メイクで簡単にツヤ肌を演出できます。
ここからはツヤ肌をつくる方法やポイントをご紹介します。
手っ取り早くツヤ肌を手に入れたい方はぜひ参考にしてみてくださいね。
ベース
自然なツヤ肌に仕上げるには、化粧下地やプライマーの選び方が大切です。
ベースは、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの保湿成分が含まれているものを選ぶとよいでしょう。
くすみや赤みなどが気になる方は、肌の悩みに合わせてコントロールカラーを使うのがポイント。
赤みが気になる方はグリーン、くすみはイエロー、肌のトーンをアップしたい方はパープル、血色感をプラスしたい方はピンクのベースがおすすめです。
ベースは塗りすぎないように、パール粒程度の量を薄く顔全体に塗り広げるようにしましょう。
厚塗りになってしまうと、素肌感のあるツヤ肌から遠ざかってしまうため注意が必要です。
ファンデーション
ツヤ肌メイクにおすすめのファンデーションは、リキッドタイプやクッションタイプ。
かなりみずみずしいテクスチャ−で透き通ったうるツヤ肌を演出できます。
ツヤ肌は素肌感が大切なので、あくまでも厚塗りにならないよう全体に薄く伸ばすようにつけるのがポイントです。
気になるクマやくすみなどはコンシーラーで重ね塗りをします。
リキッドタイプやクッションタイプのファンデーションは、顔の中心から外側に向けて広げ、パフやスポンジでなじませましょう。
フェイスラインまでしっかり塗るのではなく、メリハリをつけるようにしないと立体感が出ずのっぺりとした印象になってしまうので注意が必要です。
コンシーラー
コンシーラーは様々な種類がありますが、ツヤ肌メイクには柔らかいテクスチャ−のリキッドタイプがおすすめです。
特にリキッドコンシーラーは保湿力があるため、乾燥しやすい部分のカバーに適しています。
隠したい部分をしっかりカバーしつつ、肌に透明感やツヤを与えてくれます。
コンシーラーを塗る時は、クマやくすみなどカバーしたい部分に少なめに点置きし、指の腹で上からポンポンと軽くなじませましょう。
ある程度なじんだらパフやスポンジを使って肌に密着させていきます。
コンシーラーを多くのせると厚塗りやメイクよれの原因になるので注意しましょう。
ちなみにコンシーラーは明るい色のものを使用することで少量でも肌のトーンを上げられます。
ハイライト
ツヤ肌メイクではハイライトの塗り方も重要です。
うるおいや濡れ感のあるツヤを出したいので、スティックタイプやクリームタイプを選びましょう。
ハイライトの乗せる位置は、主におでこや頬の範囲が広い部分と鼻筋、目頭、唇の頭、あごです。
鼻のハイライトは鼻を高く見せられますが、鼻の上から鼻先までいれてしまうと鼻が長く見えてしまうので面長の方は注意しましょう。
頬は笑った時に盛り上がる位置、おでこは中央あたりに塗ることで顔にグッと立体感が出ます。
また、唇の上にものせることでふっくらとした唇に仕上げられます。
ただし、塗る量や範囲を間違えると、テカリに見えてしまうため注意が必要です。
ハイライトは少量を指で取り、指の腹でなじませるのがポイントです。
ツヤ肌をサポートしてくれる食べ物
スキンケアやメイク以外にも、ツヤ肌になるためにはインナーケアも大切です。
偏った食事は、肌のターンオーバー(肌の新陳代謝)が乱れる原因になり、乾燥や肌トラブルに繋がります。
普段からバランスの取れた食事を意識するなど、食べ物を工夫することで肌の状態を整えられ、ツヤ肌を目指せます。
ツヤ肌におすすめの食べ物
ツヤ肌におすすめの栄養素が含まれている食べ物の代表例は以下の通りです。
タンパク質 | 肉、魚、卵、大豆、乳製品など | 肌にハリ、ツヤ、弾力を与える |
ビタミンA | レバー、うなぎ、人参やほうれん草などの緑黄色野菜など | 肌の代謝を促進し、ターンオーバーを整える |
ビタミンB2 | 卵、納豆、アーモンド、青魚など | 脂質の代謝を補助し、細胞の再生を促進する |
ビタミンB6 | 赤身肉、ささみ、バナナ、さつまいもなど | 皮膚や粘膜の健康を維持する |
ビタミンC | ピーマン、ブロッコリー、キウイなどのフルーツなど | コラーゲンの産生を促進し、免疫力の低下を防ぐ |
ビタミンE | 卵、アボカド、ナッツ類、緑黄色野菜など | 「若返りのビタミン」とも呼ばれるほど強い抗酸化作用を持つ |
こちらの表に上げた食材は一例ですが、他にもカルシウムや食物繊維、亜鉛など肌によい栄養素はたくさんあるため、様々な食材をバランスよく摂ることがツヤ肌への近道です。
避けるべき食べ物
ツヤ肌を保つためには、以下のような食べ物は避けましょう。
- ファストフードや揚げ物などの糖質や脂質、食品添加物が多く含まれているもの
- 炭酸飲料やカフェインが含まれているもの
- チョコレートなどの甘い物
これらを摂取しすぎると肌のターンオーバーが乱れ、乾燥や肌トラブルの原因になります。
また、甘い物を摂取しすぎると、老化を早める体の糖化が進んでしまい、肌に悪い影響を及ぼします。
肌のツヤを保つためには肌トラブルにつながる食材などを避け、ツヤ肌におすすめの食材を積極的に摂るようにしましょう。
肌のツヤを保つ食事の摂り方
ツヤ肌を目指すためには、食事と合わせて摂り方にも気をつける必要があります。
特定の食べ物ばかりではなく、肉や魚、野菜などをバランスよく摂取することを心がけてください。
また、朝、昼、晩の3食きちんと食べる習慣を持ち、特に朝食は腸内環境の改善やターンオーバーの促進につながるため毎日食べるようにしましょう。
しっかり食べることも大切ですが、食べ過ぎも胃腸に負担がかかってしまい、体や肌によくありません。
ツヤ肌を保つためには、適度にバランスよく、3食きちんと食事を摂ることが大切です。
肌のツヤについてまとめ
ここまでツヤ肌についてお伝えしました。
ツヤ肌について要点をまとめると以下の通りです。
- 高保湿なスキンケアアイテムを使ったこまめな保湿や角質ケアが大切。
- ツヤ肌メイクは、ツヤを肌の高い位置に入れ、立体感を出すのがポイント。
- 美肌をつくるには、タンパク質やビタミンなどの栄養素が含まれた食材をバランスのよい食事を摂ること。
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。