肌を綺麗にする方法について
日々の生活の中で、肌荒れが起きやすい方やニキビなどの気になる症状に悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
肌を綺麗にする方法があれば、ぜひ試してみたいと思う方も多いと思います。
そこで今回は、肌を綺麗にする方法について、
- 肌荒れの原因とは?
- 肌を綺麗にする方法とは?
- 肌質改善を目指す上で注意すべきポイントとは?
以上のポイントを中心に詳しく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
綺麗な肌の条件って?
はじめに、「綺麗な肌」と感じる条件とはいったいなんなのでしょうか?
綺麗な肌を目指すといっても、条件が分からなければ、どこを改善して良いのか分からない方もいると思います。
ここでは、綺麗な肌の条件について、3点ご紹介しますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
潤いがある
1つ目は、「うるおい」がある肌です。
肌の潤いが満たされる条件として、セラミドやヒアルロン酸と呼ばれる成分が肌に豊富に含まれていることが挙げられます。
セラミドは、肌には必ず含まれており、角質層の細胞同士をつなぎ合わせる重要な成分と言われています。
また、肌のバリア機能を保持し、乾燥などの外部刺激から肌を守る働きを高める効果が期待できる成分です。
セラミドが不足するとバリア機能が低下し、肌荒れの症状を繰り返し引き起こしやすくなるといわれています。
ヒアルロン酸は、「保湿といえばヒアルロン酸」と思い浮かべる方もいるのではないでしょうか?
ヒアルロン酸は、たった1gで6Lもの水分を保つ保水力を持っており、肌の潤いに重要な成分といわれています。
また、肌以外にも関節の動きや目の乾きを改善する効果も期待できる成分のため、さまざまなサプリメントや化粧品にも含まれています。
セラミドやヒアルロン酸が含まれた肌は、肌荒れを起こしにくいキメの整った肌になりやすいです。
乾燥や粉ふき、かさつきが気になる方は、保湿成分を肌に充分に蓄えられるように、スキンケアなどを見直してみましょう。
出典:肌の必須成分「セラミド」とは|Curel
ヒアルロン酸|わかさの秘密Poweredbyわかさ生活
血色がよく透明感がある
2つ目は、「血色感と透明感がある」肌です。
血色感は、顔色がいい肌のことを指します。
血流が巡り、肌が生き生きとしているイメージを「血色感がある肌」と呼ぶことが多いです。
透明感は、くすみやにごりがなく、透き通ったように明るくクリアな肌のことを指します。
血色が良く透明感がある肌は、血流がよく肌のターンオーバーが正常に促進されているのが特徴といえます。
血流が悪くなることで、肌の血色が悪くなり、暗くくすみのある肌になってしまうため、肌のターンオーバーを促すための行動やスキンケアが必要です。
ハリがある
3つ目は、「ハリがある」肌です。
肌のハリとは、肌に弾力があるかどうかが重要なポイントとして挙げられます。
肌に触れたときに、押し返すような弾力が感じられる肌であることが重要です。
肌の真皮層にある細胞がコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸をきちんと含まれていると、ハリのある肌になります。
特に、ハリにはコラーゲンの生成と保持が重要と言われています。
真皮層にあるコラーゲン繊維が保たれることで、ハリと弾力が生まれます。
しかし、コラーゲンの生成が不十分だったり、保持できない状態だったりすることによって、肌の潤いの現象やシミ・肌のたるみの原因になります。
体内で生成されるコラーゲンの量は加齢に伴って減少傾向にあるため、コラーゲンを意識的に生成・補給するようなスキンケアや食生活の改善が必要です。
エラスチンは、コラーゲン同士の繋がりを助ける性質を持つタンパク質の繊維です。
弾力性・伸縮性があり、肌の真皮層や全身の血管、靱帯などに存在しています。
加齢や紫外線、筋肉量の減少が原因でエラスチンが減少していくといわれています。
また、一度減少すると再生されにくい成分といわれており、化粧品やサプリメントなどで補うことが多いです。
肌にハリがないと感じている方や、たるみやしわなどの症状が気になる方は、コラーゲンやエラスチンなどを意識的に摂取することが重要です。
肌荒れの主な原因
次に、肌荒れの主な原因について解説していきます。
肌荒れは、さまざまな条件が原因で起こるといわれています。
そのため、以下の条件に該当すると感じた方は、早めに対処することで肌荒れ改善が期待できますので、ぜひ最後までご覧ください。
皮膚のバリア機能が低下している
肌のバリア機能とは、乾燥や空気中のほこりや塵、紫外線などの外部刺激から肌を守る機能を指します。
肌の表面にある角質層がうるおいを保ち、バリア機能を保持していることによって、肌が外部刺激から守られています。
肌のバリア機能が低下する原因として、乾燥や紫外線、摩擦などによるダメージ、スキンケアが合わないなどが考えられます。
肌のバリア機能は油分と水分がバランスよく保たれた状態によって機能していますが、ダメージによってバランスが崩れることで機能が低下していくとされています。
角質層のキメが崩れたり、皮脂膜が薄くなったりすることで、肌の水分が蒸発してしまい、乾燥が進むことで、さらにバリア機能の低下に繋がります。
肌のバリア機能を保持するためには、栄養バランスが整った食生活を意識したり、外部からの刺激で肌がダメージを受けるのを避けたりすることが重要です。
ターンオーバーが乱れている
肌の状態を一定に保つために重要な肌のターンオーバーが乱れることで、肌荒れを引き起こすことがあります。
ターンオーバーとは、肌の細胞が一定期間で新しくなり、古い細胞が体の外へ排出されるサイクルを指します。
正常なターンオーバーのサイクルは、加齢に伴って期間が異なっているとされ、20代で約28日、30代で約40日、40代で約55日といわれています。
ターンオーバーの過程で、皮膚の奥深くにある基底層で作られた新しい細胞が表面の角質層へと細胞が押し上げられていきます。
そして、皮膚表面の角質層に古い細胞が送られ、垢となって体外へ排出される仕組みになっています。
このターンオーバーのサイクルが乱れることによって、古い細胞が肌に取り残されることになり、さまざまな肌荒れの症状を引き起こすといわれています。
肌のハリや弾力が弱まったり、シミや毛穴の開きなどの原因になると考えられています。
ターンオーバーが乱れる原因は、血行不良や食生活の乱れ、生活サイクルの乱れによる睡眠不足や疲労・ストレスなどが挙げられます。
また、肌への外部刺激などの直接的なダメージによっても、ターンオーバーが乱れる原因になる場合があります。
そのため、肌荒れを防ぐためには、ターンオーバーを正常なサイクルに正すことが重要です。
出典:ターンオーバーとは?肌が乱れる原因5つ、新陳代謝を促進して周期を整える方法|表参道メディカルクリニック
ホルモンバランスが乱れている
ホルモンバランスが乱れることによって、肌荒れを引き起こしている場合もあります。
ホルモンバランスは、卵胞ホルモンであるエストロゲンと黄体ホルモンであるプロゲステロンのバランスを指します。
主に、女性の生理に関係しているホルモンであり、分泌量の増減に伴って体調に変化が起こることがあります。
この2つの女性ホルモンは分泌のバランスを崩しやすく、小さな原因で乱れやすいといわれています。
ホルモンバランスが乱れる原因は、ストレスが大きく関係していると考えられています。
なぜなら、2つのホルモンの分泌を司る視床下部や脳下垂体が、ストレスによる影響を受けやすい傾向にあるためです。
また、ストレスだけでなく、無理なダイエットや睡眠不足などの生活習慣の乱れによってもホルモンバランスが乱れる可能性があります。
ホルモンバランスを整えるためには、生活習慣を見直し、睡眠不足や疲労の解消、ストレス発散を意識することが重要です。
出典:女性の「ホルモンバランス」は乱れやすい!整える方法とは?|ウェルネスコラム|大正製薬
肌質に合わないスキンケア
自身の肌質と合っていないスキンケアは、肌の乾燥や過剰な皮脂の分泌など、肌荒れの原因になる可能性があります。
自身が感じる肌の質感と、実際の肌質が異なっていることも多く、自分の感じる肌の質感のみを頼りに、間違ったスキンケアをしている場合があります。
自身の肌質を確認し、その肌質に合ったスキンケアをすることが、肌荒れを防ぐために重要です。
また、スキンケアで重要な洗顔を間違った方法で実践している場合もあります。
洗顔は、肌を清潔な状態に保つために重要なプロセスです。
洗顔するときは、洗顔料をきちんと泡立てて優しく撫でるように洗うことがポイントになります。
擦ってしまったり、洗いすぎてしまったりすることで、皮脂が過剰に分泌されてしまい、水分と油分のバランスが崩れて、肌荒れの原因になる場合もあります。
洗顔後は、水分が蒸発しやすい状態のため、できるだけ素早く保湿することをおすすめします。
紫外線を多く浴びたと感じる日や生理前などは、肌を丁寧に保湿することで肌荒れしにくくなります。
自分の肌質に合わせたスキンケアと正しい洗顔方法を実施することが重要です。
美肌に近づく3ステップをご紹介!
ここからは、美肌に近づく3ステップをご紹介していきます。
美肌に近づくためには、正しく理解し、適切な方法を知ることが重要です。
1ステップごとに重要なポイントについて触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。
①自分の肌質を知る
肌質は、乾燥肌・脂性肌・混合肌・普通肌の4種類に大きく分けられます。
それぞれの特徴は、以下の通りです。
乾燥肌 | 肌の油分または水分が少ない状態、もしくは両方ともに少ない状態を指す。 |
脂性肌 | 肌の油分または水分が多い状態、もしくは両方ともに多い状態の肌を指す。 |
混合肌 | 肌の油分が多く、水分が少ない状態で、部分的にかさつきを感じることがある。 |
普通肌 | 肌の油分・水分のバランスが良い状態で、水分がやや多い場合もある。 |
自身がどの肌質なのかを調べるためには、肌の状態を正しく観察し、見分けることが重要です。
朝、メイクしてから、半日後の肌の状態とメイクの崩れ方で、肌質を見分けられる場合があります。
メイクしてから半日経って、皮脂の分泌によってベースメイクが崩れていると感じた場合、テカりを感じるかどうかが重要です。
肌のテカリとは、手で触ったときに皮脂が手につくかどうかで判断します。
皮脂が手についた場合は「テカリ」、皮脂が手に付かない場合は「ツヤ」と判断しましょう。
次に、肌がごわついていたり、皮むけがあったりしないかどうかを確認します。
肌のテカりを感じていて、皮むけやごわつきを感じる場合は「混合肌」、テカりを感じるが皮むけやごわつきを感じない場合は「脂性肌」の可能性があります。
メイクしてから半日後、肌が乾燥していると感じた場合は、朝のスキンケア終了時よりツヤがあるかどうか、小じわが目立つかどうかを確認しましょう。
また、メイクの状態を確認した上で、メイクがすでに落ちている場所がある場合は、「乾燥肌」の可能性があります。
メイクから半日経っても特にメイクが崩れていないと感じる方や肌に適度なツヤがあると感じる方は、「普通肌」と判断することが多いです。
出典:脂性肌・乾燥肌・混合肌、肌質の見分け方とそれぞれに応じたスキンケア方法|MaisonKOSE
②食生活を改善
美肌を目指すためには、スキンケアだけでなく、食生活を改善することも重要です。
乱れた食生活は、肌荒れの原因になる場合があります。
ストレス発散のために暴飲暴食したり、栄養バランスが偏った食事をしていたりする場合は注意が必要です。
また、水分不足によって肌のターンオーバーが乱れて、肌荒れに繋がることもあります。
肌荒れしにくい肌を目指すためには、栄養バランスの取れた食事と充分な水分摂取が重要です。
まず、できるだけ3食きちんと食べることを心がけましょう。
忙しい毎日で朝食を抜いて生活している方もいるかもしれませんが、栄養バランスを整えるためには朝食も欠かさず食べることが重要です。
しかし、朝はお腹がすいていなかったり、時間がなかったりする方もいるのではないでしょうか?
朝、とても忙しいという方は、果物1つや牛乳1杯でもいいので、何か食べたり飲んだりしてから行動することを意識しましょう。
朝起きたときに何かを口に入れることによって、自律神経が整いやすくなり、肌のターンオーバーのサイクルを整えやすくなります。
次に、昼食や夕食は、糖質・脂質・タンパク質をバランス良く摂ることを心がけましょう。
どう献立を立てていいか分からないという方は、主菜・副菜・果物・汁物のような形式の食事を意識するのがおすすめです。
定食形式にすることで、自然にバランスの良い食事を摂りやすくなります。
さらに、ビタミンやミネラルなども考慮して、海藻やキノコ類、果物類を積極的に食事に取り入れると良いでしょう。
汁物を味噌汁にすることで、発酵食品である味噌の作用で腸内環境が整えられる効果も期待できます。
食事で補い切れない栄養素があると感じた場合は、サプリメントを活用するのがおすすめです。
しかし、栄養素の多くをサプリメントから摂取するのは、反対にバランスを崩す可能性もあり、あまり得策ではありません。
あくまで、サプリメントは補助の役割とし、基本的には食事から栄養素を摂取することを心がけましょう。
③肌質に合ったスキンケアでトラブル防止
自身の肌質に合ったスキンケアの方法を実施することで、肌荒れや肌トラブルを起こしにくい肌を目指しましょう。
肌質は、乾燥肌・脂性肌・混合肌・普通肌の4種類があります。
乾燥肌の方は、スキンケアするときに水分と油分をきちんと補うことが重要です。
保湿重視のスキンケアを心がけ、コラーゲンやヒアルロン酸などの成分が配合されたスキンケア製品を使用しましょう。
また、肌の水分が抜けやすい肌質のため、クリームなどできちんと肌に蓋をするイメージを持つことで、肌の水分が保たれやすくなります。
脂性肌の方は、油分や水分が肌に過剰に含まれている傾向があります。
そのため、しっとりタイプなどの化粧水を使用すると、余計に水分や油分が肌に入ってしまい、テカりなどの原因になることがあるため注意が必要です。
さっぱりタイプの化粧水や乳液を使用し、量をつけすぎないように意識してスキンケアしましょう。
混合肌の方は、インナードライと呼ばれる、肌の内側の水分が不足した状態に陥っている場合があります。
そのため、保湿力のあるスキンケア製品を使用するのがおすすめです。
乳液やクリームなどは、その日の肌の状態を見ながら調整しましょう。
それぞれの肌質の特徴を正しく理解して、肌質に合ったスキンケアを心がけることが、美肌を目指すために重要なポイントです。
肌質改善するには専門家に相談する方法も
肌質改善は、自分自身で実践するセルフケアだけでは限界を感じる場合もあります。
皮膚科や美容皮膚科などの専門医に相談することで、自分ではできない肌の悩みの改善が期待できます。
一般皮膚科を受診すると、保険診療の範囲内での治療が受けられる場合もあります。
ニキビやアトピー性皮膚炎、やけどや日焼けなどは一般皮膚科で保険が適用できる治療になることが多いです。
また、一部のレーザー治療も、症状によっては保険適用内での治療が受けられる場合があります。
美容皮膚科を受診した場合は、保険の適用範囲外での治療になる場合もあるため、カウンセリングを受けてから判断することをおすすめします。
肌のくすみやたるみ、しわなどの悩みを抱えている方は、美容皮膚科を受診するのが良いでしょう。
美容皮膚科の場合、保険適用外の治療は自己負担額が高額になる場合もあります。
また、クリニックによって料金が異なることも多いため、複数のクリニックでカウンセリングを受けて説明を聞くことが重要です。
肌を綺麗にする方法に関するよくある質問
最後に、肌を綺麗にする方法に関するよくある質問について解説していきます。
肌が綺麗になるまでの期間や季節ごとのスキンケアについて触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。
スキンケアをし過ぎるとどうなりますか?
肌の乾燥が気になって、保湿しすぎると乾燥が進行する場合があります。
過度の保湿は、肌のバリア機能を低下させてしまい、乾燥や肌荒れが深刻化することもあるため、注意が必要です。
スキンケアは、肌のバリア機能が低下したときの補助と捉え、日常的なスキンケアは適度な保湿を心がけましょう。
肌を綺麗にするにはどれくらいかかりますか?
肌質が改善するまでには約1ヶ月の期間がかかるといわれています。
肌のターンオーバーのサイクルは年齢によって徐々に長くなる傾向があるといわれており、年を重ねるほど肌の変化に時間がかかります。
そのため、すぐに効果が実感できないからといって食事のバランスを崩すことなく、継続的に意識するようにしましょう。
季節ごとにスキンケアは変えるべきですか?
季節によって、注意すべきポイントが変わるため、季節ごとにスキンケア製品を使い分けるのがおすすめです。
春は花粉の季節のため、花粉症による肌荒れを防ぐためのスキンケアが重要です。
夏は紫外線による肌へのダメージや汗による肌荒れ、秋は夏の紫外線で受けたダメージを修復し、冬の乾燥へ備えるケアを心がけましょう。
冬は、空気が乾燥し肌の水分が不足しがちな季節です。
保湿重視のスキンケアを心がけ、室内を加湿したりお風呂で体を温めたりして、血行促進することで肌のむくみやたるみの解消を意識しましょう。
1年を通して、保湿ケアは重要になります。
保湿+紫外線対策や花粉対策をすることで、肌のバリア機能が低下しにくくなり、肌荒れしにくい肌を目指しましょう。
自分の肌質が分からないときはどうすればいいですか?
自分の肌質が分からない、どう判断して良いか分からないという方は、化粧品売り場やオンラインでの肌質診断を受けるのがおすすめです。
また、美容皮膚科など一部のクリニックで有料の肌質診断を受けられるところもあります。
自分で肌質を判断できない方は、肌質診断してもらえるお店やクリニックへ行き、自分の肌質やその肌質に合うスキンケア製品を聞くのがよいでしょう。
「肌を綺麗にしたい」まとめ
ここまで肌を綺麗にする方法についてお伝えしてきました。
肌を綺麗にする方法についての要点をまとめると以下の通りです。
- 肌荒れの原因は、外部刺激によるダメージやバリア機能の低下が挙げられる
- 綺麗な肌を目指すためには、自分の肌質を理解することが重要である
- 食生活を改善し、肌質に合ったスキンケアを心がけることも重要である
- スキンケアのしすぎは、肌の乾燥を悪化させる可能性があるため注意が必要である
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。