肌のざらつきが気になる!でも何が原因か分からない。どうしたら改善するの?とお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では肌のざらつきの原因や対策について以下の点を中心にご紹介します。
- 肌がざらつく原因とは
- ざらつきのない肌にするための対策とは
- 皮膚科や美容外科での毛穴治療とは
肌がざらつく原因や対策について理解し、綺麗な肌を目指すためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
肌のざらつきの原因は主に3つ
なぜ肌がざらついてしまうのか、原因をしっかり把握しケアしていくことが大切です。
肌がざらつく原因として代表的な原因を解説します。
乾燥
肌のざらつきの原因として肌の乾燥があります。
肌はターンオーバーを繰り返すことで健康的な肌を作っています。
肌が乾燥するとターンオーバーが乱れ、以下のような状態になりやすくなります。
- 肌のバリア機能低下
- 作られる角質の水分量・皮脂量が不十分になってしまい、めくれあがりやすくなる
- 古い角質が残ってしまう
ターンオーバーが乱れ未熟な角質になってしまったり、古い角質が残ってしまうことで肌のざらつきが気になる状態となってしまいます。
ではなぜ肌が乾燥してしまうのでしょうか?
肌が乾燥してしまう原因として、
- 空気の乾燥
- 誤ったスキンケアや過度なスキンケア
- 生活習慣の乱れ
などがあります。
毛穴のつまり
皮脂は皮脂腺から分泌され汗と混じり合い、肌の表面を皮脂膜で覆うことで肌のバリア機能を保つ役割があります。
しかし、皮脂が過剰分泌されてしまうと毛穴が詰まってしまい角栓の原因となってしまいます。
角栓が毛穴に詰まってしまうと肌に凹凸ができ、ざらつきが気になるようになります。
皮脂が過剰分泌する原因として、
- 肌の乾燥
- ホルモンバランスの乱れ
- 間違ったスキンケア
などがあります。
また、皮脂の過剰分泌以外にも、
- 洗顔でメイクや汚れが落としきれず角栓の原因となり毛穴がつまりやすくなる
- ターンオーバーが乱れ古い角質が溜まりやすくなることで毛穴がつまりやすくなる
なども毛穴のつまりの原因となります。
季節の変わり目
季節の変わり目は、「ゆらぎ肌」という状態を引き起こしやすい時期です。
ゆらぎ肌とは、温度や湿度の気候の変化にうまく適応できず一時的に肌のバリア機能が低下し状態が不安定な肌のことをいいます。
バリア機能が低下し花粉や紫外線などの外的刺激が肌の中に入りやすい状態になることで、以下のような肌トラブルが引き起こされます。
- 乾燥
- 吹き出物
- ヒリヒリ
- 赤み
- かゆみ
- ざらつき
- ごわつき
特に、3月〜5月の春は紫外線が急増したり、花粉が飛散したりなど外的刺激が増える時期なので注意しましょう。
つるんとたまご肌を目指すには
ここでは具体的な対策をいくつかご紹介します。
知識を身に着け実践し、つるんとたまご肌を目指しましょう!
優しいスキンケア
ざらつきのない肌を目指すためにも、正しいスキンケアを行いましょう。
まずスキンケアを行うにあたって注意しなければいけないのが「摩擦」です。
肌への摩擦によって、肌のバリア機能が低下したり、角質がはがれやすくなってしまうなど肌トラブルの原因となってしまいます。
クレンジングや洗顔時はもちろん、化粧水などを塗る際にも摩擦が起きないよう優しくケアすることを心がけてください。
肌のざらつきの対策にとって保湿は重要です。
化粧水だけでなく、オイルやクリームなどを使いしっかりと保湿しましょう。
乾燥予防になり、ざらつきのないたまご肌を目指せるでしょう。
ただし、塗り過ぎには注意が必要です。
過度なスキンケアを行うと逆効果となる場合もあるため注意しましょう。
生活習慣の改善
ざらつきのない肌を目指すには正しいスキンケアと生活習慣の改善が大切です。
美肌を作るために質の良い睡眠と食生活の見直しを行いましょう。
肌のターンオーバーを促す「成長ホルモン」と「メラトニン」は睡眠中に分泌されるといわれています。
成長ホルモンはターンオーバーを促す役割、メラトニンには成長ホルモンの分泌を促す作用があります。
特に入眠後から約3時間のノンレム睡眠(深い眠り)中に多く分泌されるため、質の良い睡眠をすることでホルモンが多く分泌され、ターンオーバーを促し、肌の改善へと繋がるのです。
また、食生活も大切です。
糖質・脂質の多い食べ物を摂り過ぎてしまうと、皮脂の過剰分泌を招いてしまう可能性があります。
肌細胞をつくる基となるタンパク質や、肌を健康に保ってくれるビタミンAやビタミンBが含まれる野菜などをバランスよく摂取しましょう。
UVケア
ざらつきのないたまご肌を目指すには、紫外線対策も大切です。
紫外線は1年中降り注いでいるため季節を問わず対策することをおすすめします。
日焼け止めには「SPF」や「PA」という表示がありますが、違いをご存じでしょうか?
紫外線には紫外線A波と紫外線B波があります。
紫外線A波は一時的な黒化を引き起こし、時間をかけて肌の弾力を失わせてしまったり、シワやたるみを引き起こす原因となることがあります。
これを防いでくれるのがPAです。
4段階の+マークで表示されており、+の数が多いほど防御効果があります。
紫外線B波は短時間で肌に赤みやヒリヒリするなどの炎症を起こしてしまいます。
この紫外線B波を防いでくれるのがSPFです。
1〜50 +での数値が表示されていますが、数値が大きいほど長い時間防いでくれます。
数値が高いものは防御効果も高いですが肌への負担も増えてしまうので、ご自身の肌質や、どのような場所へ行くかなどで使い分けることをおすすめします。
また、日焼け止めは汗などの水分や皮脂で日焼け止めの効果が薄れてしまうため、数時間おきに塗りなおしましょう。
海水浴や汗をかく運動の際はこまめに塗りなおすことを心がけ、しっかりとUVケアしていきましょう。
肌のざらつきに関するよくある質問
高級な化粧品を使うと、より効果が期待できますか?
高価な化粧品は高機能な原料が使われていたり美容成分がたくさん入っていたりするので、低価格の化粧品より+αな効果は期待できるでしょう。
しかし、高価な化粧品を使えば良いという訳ではありません。
自分の肌質に合っていなかったり正しくスキンケアが行えていないと、いくら高価な化粧品を使用しても効果は期待できないでしょう。
効果を感じるために最も重要なのは「自分の肌質に合った化粧品で正しいスキンケアを行うこと」です。
また、肌改善には体の内側から行うことも重要です。
食生活や生活習慣の改善をし体の内側からケアしていくことでより良い効果を実感できるでしょう。
毛穴に効果的な成分はどんなものがありますか?
毛穴の開きや保湿の対策に効果的とされている成分は以下の通りです。
成分 | 期待できる効果 |
ビタミンA | ・皮脂分泌抑制
・毛穴詰まり抑制 |
ビタミンC | ・皮脂分泌抑制
・肌の引き締め |
コラーゲン | ・キメが細かくなる
・ハリがアップし毛穴が目立ちにくくなる |
アミノ酸 | ・コラーゲンの生成を促進
・新陳代謝が高まり、角栓の除去に繋がる |
ヒアルロン酸 | ・保湿効果アップ
・ターンオーバーを整える |
毛穴を引き締めるために冷水で洗顔したほうがいいですか?
冷水洗顔を行うと毛穴を引き締める効果があると言われています。
しかし、その効果は一時的なものなので毛穴を引き締める対策とは言えないでしょう。
冷水だけで洗顔すると余分な皮脂やメイクなどが溶けにくく、落ちきらずに残ってしまう可能性があります。
また、水温が高すぎると必要な皮脂まで落としてしまう可能性があるため洗顔は「ぬるま湯」で行いましょう。
肌の表面温度は一般的に32℃〜34℃と言われており、その温度に近い水温で洗顔することで、肌への負担を抑えながら余分な皮脂などを落とすことができます。
肌質によって適正温度が変わる場合もありますが、一般的に洗顔時の水温は32℃がおすすめです。
出典:https://www.duo.jp/skincare/sengan/1795/
皮膚科や美容外科での毛穴治療はどんなものがありますか?
皮膚科や美容外科ではお悩み別に応じて様々な治療がありますが、主な治療は大きく分けて3つです。
- ピーリング治療
- レーザーや光による治療
- 点滴や導入による治療
ピーリング治療は、薬品で肌表面の角質層を柔らかくし古い角質や溜まった汚れを取り除く治療です。
古い角質を取り除くことで肌のターンオーバーを促進させ、健康的な肌を作る作用があります。
レーザーや光による治療では、お悩みに応じた細胞の組織だけを一時的に破壊し、肌を活発化させることで健康的な肌を作る作用があります。
治療を繰り返すことで肌がふっくらし、毛穴が目立ちにくくなります。
点滴・導入による治療や施術でおすすめな施術はダーマペンです。
ダーマペンとは髪の毛よりも細い超極細針で肌に小さな穴をあけ、肌の回復力を高める施術です。
ダーマペンの施術は肌のターンオーバーを整える効果があり、ハリ・弾力のアップや、毛穴が目立ちにくくなるなどの効果が期待できます。
肌のお悩みを医師に相談し自分に合った治療を選びましょう。
肌のざらつきについてまとめ
ここまで肌のざらつきについてお伝えしてきました。
肌のざらつきについての要点をまとめると以下の通りです。
- 肌がざらつく原因は、乾燥・毛穴のつまりや季節の変わり目によるゆらぎ肌
- ざらつきのない肌を目指すには正しいスキンケアと生活習慣改善が大切
- 皮膚科や美容外科での毛穴治療は自分にあった治療を選びましょう
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。