ニキビケアにおすすめな化粧水!症状別ニキビの有効成分と正しいスキンケア方法を解説

肌の悩みで気になるのがニキビではないでしょうか。
ニキビの状態で化粧水を使い分ければ肌の改善が期待できます

この記事ではニキビ 化粧水について以下の点を中心にご紹介します。

  • ニキビをケアする化粧水について
  • ニキビには種類があることについて
  • スキンケアでニキビを防ぐ方法について

ニキビ化粧水について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

思春期ニキビと大人ニキビの違い

ニキビは何らかの原因で毛穴が詰まり、アクネ菌が繁殖してできます。
ニキビができる原因や年齢、できる場所によって「思春期ニキビ」と「大人ニキビ」に分けられます。

【思春期ニキビ】過剰皮脂が原因

思春期ニキビができる原因として、過剰な皮脂の分泌により毛穴が詰まります
毛穴が詰まり、皮脂をエサとする「アクネ菌」が繁殖しやすくなります。

思春期ニキビができる年齢は、ホルモンの働きが活発な時期で中学生・高校生のころです。
思春期ニキビができやすい場所は、Tゾーン(おでこ・鼻)辺りです。

【大人ニキビ】乾燥や毛穴の詰まりが原因

大人ニキビができる原因として、化粧品や古い角質が毛穴を詰まらせます
古い角質は、生活習慣の乱れや、睡眠不足・ストレスなどで肌の代謝が悪いのが原因です。

大人ニキビができる年齢は、思春期を過ぎた以降になります。
大人ニキビのできる場所は、Uゾーン(頬・口周り・あご)辺りです。

ニキビケア化粧水の選び方

化粧水といっても、種類がたくさんあります。
大人ニキビをケアする化粧水は、乾燥を防いで保湿することが大事です。
どのような化粧水を選べばよいのか見ていきましょう。

肌タイプに合った化粧水を選ぶ

肌にはオイリー・乾燥・混合・敏感の4つのタイプがあります。
化粧水を選ぶ前に、自分の肌がどのタイプか知ることが大切です。

皮脂分泌が多いオイリー肌は、皮脂が毛穴に詰まりニキビを発生させます。
オイリー肌の方には、油分の少ないさっぱりタイプの化粧水が良いでしょう。
乾燥・混合は、肌が乾燥して肌代謝が悪くなり毛穴を塞いでニキビができます。
乾燥・混合肌の方には、保湿力の高いしっとりタイプの化粧水を選びましょう。

医薬部外品の化粧水を選ぶ

化粧水は「化粧品」と「医薬部外品」に分けられ、商品に記載されています。
ニキビケアの化粧水は、有効成分の入っている医薬部外品を選びます
医薬部外品はニキビの炎症を抑える有効成分が入っています。

有効成分が国から認められた基準以上を満たしたものが医薬部外品となります。
有効成分は商品に記載されていて、自分のニキビの症状に合う有効成分が入っているか確認できます。

ニキビ予防効果のある成分を確認

どのような成分がニキビ予防になるのでしょうか。

アクネ菌の栄養となり毛穴を防ぐ原因の余分な皮脂や角質を取り除くと期待できる成分

  • エストラジオール
  • エチニルストラジオール
  • サリチル酸
  • レゾルシン

アクネ菌を殺菌し増殖を抑える効果が期待できる成分

  • サリチル酸
  • イソプロピルメチルフェノール など

ニキビを悪化させない抗炎症効果のある成分

  • グリチルリチン酸
  • アラントイン など

これらの成分が入っている化粧水を選びましょう

高保湿の化粧水を選ぶ

肌が乾燥すると、肌表面が硬くなります。
また肌代謝(ターンオーバー)が乱れ毛穴が詰まり、にきびの原因になります。
肌が乾燥することで、肌自ら潤いを出そうと過剰に皮脂が分泌されます。
「皮脂が多いから保湿しない」ではなく、乾燥が原因の場合もあるので保湿を心掛けてください。

保湿成分が高い成分

  • コラーゲン
  • ヒアルロン酸
  • セラミド
  • アミノ酸 など

どのようなタイプの肌質の方でも、保湿成分が高い化粧水を選ぶことが大切です。

刺激の強い成分を避ける

さっぱりタイプの化粧水は、さっぱりとした使用感を出すために、エタノールやメントールの成分が入っています。
エタノールやメントールは、肌への刺激が強いので避けた方がよいでしょう。
また、ニキビができやすい方は、アクネ菌のエサにもなるグリセリンの成分も避けたほうがよいです。

ノンコメドジェニック化粧品を選ぶ

ニキビができやすい方は「ノンコメドジェニック」または「ハイポコメドジェニック」と明記されている化粧水を選ぶと良いです。
ノンコメドジェニックとは、ニキビの元ができにくい処方であることが認められた化粧水です。

ハイポコメドジェニックはノンコメドジェニックと同じ意味です。
ニキビの原因になるアクネ菌のエサになりにくい成分で作られていますので、ニキビができにくくなります。
すべての方にニキビの元ができない、ということではありません。

ニキビタイプ別おすすめ化粧水成分

ニキビ予防には、有効成分が入った化粧水がよいですが、ニキビの症状・肌の質によって悪化させる場合があります。
ニキビのタイプを確認して、ニキビタイプに合った有効成分入りの化粧水を選ぶとよいでしょう。

【白黒ニキビ】殺菌作用・抗酸化作用のある成分

白黒ニキビは、ニキビができ始めた段階です。
白黒ニキビには、アクネ菌を殺菌し増殖を抑える成分の化粧水がおすすめです。

殺菌(アクネ菌を殺菌する)成分

  • サリチル酸
  • レゾルシン など

抗酸化作用(毛穴のつまりを予防する)成分

  • ビタミンC
  • ビタミンE(トコフェロール) など

【赤ニキビ】殺菌・抗炎症成分

赤ニキビは、毛穴に詰まった皮脂をエサにアクネ菌が増殖して炎症し、患部が化膿して赤くはれた状態です。
赤ニキビには、アクネ菌を殺菌し炎症を抑える成分の化粧水がよいでしょう。

殺菌(アクネ菌を殺菌する)成分

  • サリチル酸
  • レゾルシン など

抗炎症(炎症を抑える)成分

  • グリチルリチン酸ジカリウム
  • アラントイン など

【かゆいニキビ】炎症と乾燥を抑える成分

かゆいニキビは、乾燥と炎症が原因でできたニキビです。
かゆいニキビには、乾燥や炎症を抑える成分の化粧水がおすすめです。

乾燥を抑える成分(保湿成分)

  • コラーゲン
  • ヒアルロン酸
  • セラミド
  • アミノ酸 など

抗炎症(炎症を抑える)成分

  • グリチルリチン酸ジカリウム
  • アラントイン など

【赤いニキビ跡】鎮静作用がある成分

赤ニキビ跡は、詰まった毛穴にアクネ菌が増殖し、炎症を起こした状態です。
赤ニキビ跡には、抗炎を抑えて鎮静作用のある成分の化粧水が効果を期待できます。

抗炎症(炎症を抑える)成分

  • グリチルリチン酸ジカリウム
  • アラントイン など

鎮静作用成分

  • ハトムギ種子(ヨクイニン)など

ニキビを防ぐ!正しいスキンケア

ニキビができにくい肌にするには、正しいスキンケアが大事です。
肌を清潔に保ち、乾燥や刺激から守らなければいけません。
ニキビを防ぐための洗顔方法や化粧水の付け方をご紹介します。

ニキビを防ぐ洗顔方法

汚れを落とすクレンジングや洗顔が不十分だと、汚れで毛穴が詰まっている場合があります。
洗顔できちんと汚れを落とさないと、洗顔後のスキンケアが浸透してくれません。
洗顔で、汚れを十分に落としましょう。

洗顔は朝と晩だけ行います
過剰な洗顔は乾燥してしまいます。
洗顔料をしっかり泡立て、手が直接肌に触れて摩擦が起きないよう泡で優しく洗います。
洗顔料が残らないように、ぬるま湯でしっかり洗い流します。

ニキビを防ぐ化粧水の使い方

洗顔後は水分が逃げて乾燥しないように、すぐに化粧水、乳液・クリームなどで保湿します。
朝は洗顔後すぐに化粧水をつけ、夜はお風呂上りに化粧水をつけます
化粧水を両手で人肌に温めるように、顔を包み込むようにしてなじませます。

乾燥が気になるところには、重ね付けをします。
時間をかけて顔を包み込むようにゆっくり抑えながら、頬を持ち上げるようになじませます。

化粧水の付け方注意点

化粧水をつけるときに、適量をつけるのがポイントです。
化粧水の量が少なすぎると肌へ摩擦が生じるので、炎症の原因にもなります。
コットンに取る場合は、コットンの裏側まで濡れるぐらいに含ませます。

化粧水を、一度にたくさんの量をつけても浸透しないので重ね付けをします。
化粧水をつけるときに強くタッピングするのは、肌へ刺激を与え痛める原因になります。
化粧水の塗り残し、髪の生え際や小鼻の周りを忘れないように気を付けましょう。

最新リニューアル!ニキビケア化粧水【マスクニキビ対策】

マスクによる摩擦・ムレ・乾燥が原因でニキビができる原因になります
マスクを付けはずししたりズレを直したりして肌との摩擦が起きると、肌のバリア機能が低下します。
ムレることでアクネ菌が増殖しやすい環境になります。

マスクを外すときにマスク内部の水分が蒸発すると共に、肌の水分も一緒に蒸発してしまいます。
これらのトラブルを防ぐのに、どのような化粧水を選べばよいのでしょうか。

【FANCL】無添加FDRアクネケアライン

ファンケル 無添加FDRアクネケアラインは、ニキビができにくい肌を作ります
甘草成分誘導体(ニキビを防ぐ有効成分)とセージエキスなどの保湿成分でニキビをケアします。
美容美白液の有効成分を持つトラネキサム酸と甘草成分誘導体が、できやすいニキビを根本的に防ぎます。

【ORBIS】クリアフルシリーズ

オルビス クリアフルシリーズのニキビケアシリーズがリニューアルしました。
ニキビの原因である毛穴の詰まりにアプローチし、敏感肌の方でも使用できる化粧水です。
肌の炎症を引き起こす活性酸素を取り除く効果が期待できるビタミンC誘導体でニキビのできにくい肌にします。
肌を保湿する成分を持つヨモギエキス・アロエエキス・保湿型コラーゲンが、肌に潤いを与えてくれます。

ニキビに良い化粧水に関するよくある質問

ニキビがある方、できやすい方の化粧水について、よくある質問を挙げました。
参考にしてみてください。

オイリー肌でも保湿したほうがいいの?

テカリを気にして、洗顔をし過ぎると乾燥の原因になります。
肌が乾燥すると、肌が自力で潤いを出そうと皮脂が余分に分泌されます。
オイリー肌の方でも化粧水でしっかりと保湿することで乾燥を防ぎます
肌の皮脂と水分のバランスが調整されるので、オイリー肌を改善していきます。

朝の洗顔はニキビに影響はありますか?

寝てる間に汗をかいたり余計な皮脂が分泌されたりします。
朝も洗顔で肌をきれいにします

部分的に皮脂の多いTゾーンやUゾーンのみ洗顔料を使用して、顔全体をぬるま湯でゆすぐ方法もあります。
洗顔の代わりにふき取り化粧水という、皮脂や角質を取り除いてくれる化粧水を使用するのもおすすめです。

韓国のニキビケア化粧水は有効ですか?

韓国と日本のコスメ・医薬品の法規制は違います。
日本の基準は国際的にも厳しいといわれています。
成分表示が分からない場合がありますね。
ニキビケアで化粧品を購入するときは、日本の医薬部外品の使用をおすすめします。

化粧水を変えるとニキビができることはありますか?

化粧水を変えてニキビができたというトラブルが聞かれます。
しっとりタイプの化粧水には、アクネ菌を増殖しやすい成分が多く含まれている場合があります。
肌トラブルが起きた方は、自分の肌質と化粧水が合わないことが原因と思われます

ニキビ 化粧水まとめ

これまでニキビ 化粧水についてお伝えしてきました。
ニキビ 化粧水の要点をまとめると次の通りです。

  • ニキビケア化粧水は乾燥を防いで保湿する化粧水を選ぶ
  • 医薬部外品・ノンコメドジェニックの表示の物を選ぶ
  • ニキビのタイプに合った化粧水を選ぶ

これらの情報が皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。