管理が不十分な場合、深刻な合併症を引き起こす可能性が高いのが高血圧です。
血圧が高い原因を理解し、予防と管理に努めることが大切です。
本記事では血圧が高い原因について以下の点を中心にご紹介します。
- 血圧が高くなる原因
- 高血圧の基準
- 血圧が高い方の特徴
- 血圧が高い時の症状
- 血圧が高いデメリット
- 手軽に血圧を下げる方法
- 血圧を下げるうえでの注意点
血圧が高い原因について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
血圧が高くなる原因を5つ紹介!
血圧が高くなる原因は以下の通りです。
- 塩分の摂取量が多い
- 過度な飲酒
- 喫煙
- 遺伝
- ストレス
それぞれについて詳しく解説していきます。
塩分の摂取量が多い
食塩はナトリウムという物質で構成されています。
ナトリウムを摂りすぎると、血液の濃度が高くなる可能性があります。
すると、浸透圧を一定に保とうとする働きにより血液中の水分量が増加すると考えられます。
しかし、水分量の増加だけでなく、水分と同時に血液量も上昇します。
血液量の増加は血管の壁に圧力を蓄え、結果として血圧の上昇をもたらす可能性があります。
飲酒量が多い
摂取したアルコールは体内でアセトアルデヒドに変化するとされます。
アセトアルデヒドは血管の直径を増大させる作用があるため、一時的に血圧を下げる効果が見込めます。
しかし、過度な飲酒や長時間の飲酒は、血中濃度を下げる可能性があります。
血中濃度が下がると血管の収縮につながるとされ、血圧の上昇につながると考えられます。
また、飲酒の際はおつまみにも気を配ることが大切です。
フライドポテトや唐揚げなど、おつまみは高エネルギーで塩分が多いものが目立ちます。
飲酒後のラーメンやお茶漬けを食べる習慣がある方も、控えることがおすすめです。
喫煙習慣がある
タバコには200種類以上の有害物質が含まれているとされています。
中でもニコチンは、血圧に影響を与えることが確認されています。
ニコチンは習慣性で知られており、血管を狭め動脈硬化を促進させる可能性があります。
ニコチンが体内に取り込まれると交感神経が刺激され、血管収縮が起こることにより血圧の上昇の可能性があります。
タバコ1本で血圧が10〜20mmHg程度上昇し、その効果は30分程度続くとされています。
遺伝による高血圧
高血圧のなかには単一の遺伝子により発症する場合がありますが、ごくまれと考えられています。
多くの場合遺伝のほかにライフスタイルの選択、例えば消費するもの・運動量・飲酒や喫煙習慣などが組み合わさって起こるとされています。
ストレス
ストレスは身体的なものと心理的なものに分類されます。
身体的なものは雰囲気や労力によるもの、心理的なものは興奮・不安・驚き・苦痛などの要因に関連していると考えられています。
いずれの場合もプレッシャーにさらされるため、一時的に血圧が上昇する可能性があります。
血圧上昇は交感神経が活性化し、興奮物質のアドレナリンやノルアドレナリンが大量に分泌されることが引き金になるとされています。
すると心拍が激しくなり、心拍出量も増加して血管が収縮する可能性があります。
ストレスによる血圧上昇は、ストレスに対する防御反応と考えられています。
良い意味での緊張状態とも言われます。
しかし、ストレスを受けた状態が続くと、慢性的な高血圧につながる可能性があるので注意が必要です。
出典:「39.緊張状態による高血圧 一般財団法人 京浜保健衛生協会」
高血圧の基準を紹介
血圧とは、血液が動脈を流れる際に血管の内側にかかる圧力のことです。
血圧の「上」や「下」という言い方は以下を意味します。
- 心臓が収縮して血液を送り出したときの収縮期血圧(最高血圧)
- 心臓が拡張したときの拡張期血圧(最低血圧)
成人における血圧値の分類は以下になります。(mmHg)
分類 | 診察室血圧 | 家庭内血圧 | ||
収縮期血圧 (最高血圧) |
拡張期血圧 (最低血圧) |
収縮期血圧 (最高血圧) |
拡張期血圧 (最低血圧) |
|
正常血圧 | <120 かつ <80 | <115 かつ <75 | ||
正常高血圧 | 120~129 かつ <80 | 115~124 かつ <75 | ||
高値血圧 | 130~139 かつ/または 80~90 | 125~134 かつ/または 75~84 | ||
Ⅰ 度高血圧 | 140~159 かつ/または 90~99 | 135~144 かつ/または 85~89 | ||
Ⅱ 度高血圧 | 160~179 かつ/または 100~109 | 145~159 かつ/または 90~99 | ||
Ⅲ 度高血圧 | ≧ 180 かつ/または ≧ 110 | ≧ 160 かつ/または ≧100 | ||
(孤立性)収縮期高血圧 | ≧140 かつ <90 | ≧ 135 かつ <85 |
出典:「血圧の正常について 田園調布高血圧クリニック かなえ」
高血圧はⅠ度〜Ⅲ度に分類され、Ⅰ度以上が治療の対象とされています。
また高血圧でなくとも、高値血圧の方は正常血圧の方に比べ脳心血管病の危険性が高い可能性があるため、一度医師に相談することをおすすめします。
出典:「一般向け「高血圧治療ガイドライン2019」解説冊子高血圧の話 特定非営利活動法人日本血圧学会 特定非営利活動法人日本血圧協会 認定特定非営利活動法人ささえあい医療人権センターCOML
血圧が高い人の特徴
血圧が高い方の特徴として以下があげられます。
- 肥満
- ヘビースモーカー
- 家族(親)が高血圧
それぞれの方についてご説明していきます。
肥満の体型の人
肥満だからといって高血圧になるわけではありませんが、肥満であることは高血圧になるリスクを2〜3倍高める可能性があります。
血圧はホルモンや自律神経により適切に調整されるとされています。
肥満である場合、お腹にたまった脂肪細胞から様々な物質が分泌されているとされています。
脂肪細胞から分泌された物質は、ホルモンや自律神経の働きを乱す可能性が考えられます。
その結果、血管が過剰に収縮し、塩分が過剰に体内に蓄積されるため血圧が上昇するとされます。
また肥満の方は食べ過ぎによる塩分過多となり、血圧を上昇させる可能性があります。
出典:「肥満と血圧の関係 放射線医学県民健康管理センター「県民健康調査」」
ヘビースモーカーの人
タバコに含まれるニコチンは、血圧に影響を与える物質とされています。
ニコチンの特徴として以下があげられます。
- 依存性が高い
- 血管の収縮
- 血中コレステロール増加を招く
- 動脈硬化を促進させる可能性
たばこを吸うと交感神経の刺激により、血圧が上がり、脈拍が増す可能性があります。
ニコチンが体内に吸収され、血管の収縮が促されるためです。
毎日1箱タバコを吸う人は睡眠時間・食事時間・入浴時間を除くと、1日のほとんどの時間高血圧状態にさらされている可能性があります。
家族(親)に高血圧の人がいる
家族(親)に高血圧の方がいると、高血圧になりやすいとされますが、必ずそうであるというわけではありません。
高血圧には家族性の要因が60%あるといわれています。
これは遺伝要素と以下の「生活習慣の遺伝」が要因の可能性があります。
- 味の濃いものを好む
- 間食が多い
- 寝る前に食べる
- 運動不足など
出典:「一般向け「高血圧治療ガイドライン2019」解説冊子高血圧の話 特定非営利活動法人日本血圧学会 特定非営利活動法人日本血圧協会 認定特定非営利活動法人ささえあい医療人権センターCOML
血圧が高い時の症状
高血圧に自覚症状はほとんどないとされています。
血圧上昇時の可能性として以下の症状があげられます。
- 頭痛
- めまい
- 肩こりなど
血圧とは関係なくよく起こる症状のため、高血圧の自覚症状と言い切るには困難となります。
しかし、自覚症状がないからと放置すると様々な合併症を引き起こす可能性があります。
高血圧が「サイレントキラー」と呼ばれるのは、症状がないまま身体を蝕んでいくためです。
早期発見・早期対処のためには、定期的に健康診断を受けたり、家庭用血圧器により血圧を測定する習慣が大切です。
頭痛
頭痛は血管の収縮や血管内の圧力が上昇することで発症するとされます。
血圧は痛みやストレスなどですぐに上昇します。
頭痛がして血圧が高かった場合のほとんどは、頭痛により血圧が上昇したと考えられます。
頭痛が改善して再度血圧測定をし、血圧が下がっていれば過度な心配はいらないと考えられます。
しかし、「高血圧性緊急症」と呼ばれる、高血圧により頭痛が起こる場合があります。
頭痛のほかにも症状がある・突然の激しい頭痛などがある場合は、すぐに医療機関を受診することが大切です。
出典:「高血圧(頭痛・動機・めまい) 横浜網島フォレスト内科・呼吸器クリニック」
めまい
高血圧の場合のめまいは、血管の収縮や血管内の圧力が上昇することにより血管に負担がかかり脳が原因で起こる可能性があります。
脳が原因の場合のめまいとして以下の症状があげられます。
- まっすぐ歩けない
- 姿勢をたもてない
- 足元がおぼつかない
- 手足のしびれ
- 口周りのしびれ
- ろれつが回らない
- 意識の乱れなど
「めまい」にも症状は多種多様です。
普段から血圧に心配がある方は、めまいを感じた際にはかかりつけの医師に相談することがおすすめです。
出典:「高血圧の症状ーめまいと血圧の関係は アスクレピオス診療院」
肩こり
肩こりの原因は筋肉疲労と血行不良とされています。
血圧が高い場合、交感神経が優位になることにより血管の収縮の可能性があります。
その結果、血管の収縮による血行不良となり肩こりにつながると考えられています。
高血圧による肩こりの場合、後頭部の痛みや重さがある点が特徴です。
血圧が高いデメリット
血圧が高いことによるリスクは以下の通りです。
- 血管への負担
- 心臓の病気につながる
- 脳の病気につながる
それぞれ詳しく解説していきます。
血管に大きな負担がかかる
高血圧は血管に強い圧力がかかっている状態を指します。
血管を流れる血液の圧力が増すと、常に血管に刺激がかかっている状態になりえます。
血管に刺激がかかると動脈(酸素を届ける血管)の傷みにつながると考えられます。
また、血管の壁は本来弾力性があるとされます。
しかし、高血圧状態が続くことにより、血管は常に張りつめた状態におかれる可能性があります。
血管が張り詰めた状態は、次第に厚く硬くなるとされています。
以上の症状が高血圧による動脈硬化と呼ばれ、様々な合併症につながる可能性があります。
出典:「【高血圧】自覚症状がないまま動脈硬化を新恋させます 全国健康保険協会」
出典:「高血圧 国立研究開発法人 国立循環器病研究センター」
心臓の病気の原因になる
血圧とは心臓から送り出された血液が動脈の壁を押す力です。
血圧が高いと、心臓は絶えず強い圧力をかけて血液を送り出さなければならない可能性があります。
すると、心臓の筋肉は厚くなり心肥大につながりさらに血圧が高くなります。
この悪循環により徐々に心臓は疲労し、結果的に心臓のポンプ機能が低下し、心不全などにつながる可能性があります。
脳の病気の原因になる
脳に血液が流れなくなることにより、脳の神経細胞が壊死する病気全般を脳卒中と言います。
脳の動脈が詰まったり破れることにより脳への血流量が減少します。
すると脳の神経細胞に障害が起き、以下の症状が現れるとされます。
- 半身のしびれや麻痺
- 言語障害や意識障害
- 感覚障害や平衡障害
- けいれん
- 視野障害や視力障害
- 頭痛など
原因により、脳梗塞と脳出血などに分類されます。
脳卒中の原因の1つに動脈硬化があげられます。
血管内膜が厚くなり、血管の通りが狭くなります。
結果、血管がつまりやすくなる・必要量の血液が流れなくなるなどの可能性があり脳梗塞につながると考えられます。
実際、最高血圧が160mmHg以上の場合は3.46倍、最低血圧が95mmHg以上の場合は3.18倍の脳梗塞発症リスクが高まると報告があります。
また高血圧の程度が強い場合、脳の血管が破れる脳出血のリスクが高まる可能性があります。
出典:「脳障害・脳卒中 e-ヘルスネット(厚生労働省)」
出典:「脳梗塞について 横浜新都心脳神経外科病院」
手軽に実践できる血圧を下げる方法
血圧を下げる方法は以下の通りです。
- 食生活改善
- 十分な睡眠
- 禁煙
- 運動
それぞれについて詳しくご紹介していきます。
食生活の改善
高血圧の対策として減塩を考える方は多いのではないでしょうか。
日本における食塩摂取量はまだかなり多く、食塩制限は正常血圧の方にとっても予防効果に期待できます。
日本高血圧学会は高血圧の治療において1日6g未満を推奨しています。
大人になってからの高血圧の可能性を低減するには、子供の頃から食塩の制限を心がけることが望ましいとされています。
また、バランスのよい食事を心がけることが大切です。
特に野菜や海藻・芋や果物を取り入れカリウムを十分に補給することがおすすめです。
十分な睡眠
睡眠には自律神経が大きく関係していると考えられています。
一般的に、健康な方の血圧は起床時から上昇し、日中を過ごして夕方を迎え少しずつ血圧が低下し、眠っている間に低くなります。
これは、日中に活動しているときには交感神経、眠っているときには副交感神経が優位となるためです。
しかし、十分な睡眠がとれない、つまり眠りの質が悪いと脳が覚醒することで交感神経が優位となり、日中同様の血圧の高さのままの可能性があります。
十分な睡眠は血圧の正常化にとても大切です。
禁煙
高血圧の方は、心筋梗塞や脳卒中の原因と考えられる動脈硬化が進みやすいとされています。
喫煙は、動脈硬化のリスクをさらに増倍させる可能性があります。
リスクを軽減するにはできる限り本数を減らしたり、禁煙外来に通うことが大切です。
また受動喫煙対策により、路上喫煙禁止や公共の空間における禁煙が進んでいます。
一方で、無煙たばこや電子たばこなどたばこの代替品も導入されています。
新たに登場しているたばこ製品にも、発がん性物質や有害物質が含まれていることを知っておくことも大切です。
出典:「禁煙コーナー(禁煙と高血圧について) 広島県医師会」
出典:「禁煙宣言 日本高血圧学会」
身体を動かす
高血圧の主な治療法は生活習慣の修正(運動治療・食事治療)と薬物治療です。
運動治療として以下の方法が推奨されます。
- 定期的に(できれば毎日)実施
- 30分以上
- 中等度(ややきつい程度)
- 有酸素運動
運動をすると一時的に血圧は上がります。
しかし、適度な運動を継続すると、筋肉にたくさんの酸素や栄養を運ぶ可能性があります。
結果、血管が広がる・血圧を上げようと働く交感神経の緊張穏和に期待でき、血圧が下がる効果が見込めます。
血圧を下げる上でやってはいけないこと
高血圧の予防や改善には生活習慣を見直し、すでに病院で処方を受けている方は医師の指示に従うことが大切です。
血圧を下げる際に注意することをそれぞれご説明していきます。
過度な食事制限
過度な食事制限で減るのは、筋肉量です。
基礎代謝は筋肉の量で決まるとされ、筋肉が減ると基礎代謝が落ちるとされています。
つまり、食事制限で体重を急激に落とすと、脂肪をため込みやすくなりリバウンドしてしまう場合があります。
過度な食事制限は長続きせず、食べたいものが食べられない・肌や髪がボロボロなどストレスもたまってしまうというデメリットも考えられます。
また朝食を抜くと、空腹によるストレスから朝の血圧が上昇しやすくなる可能性があります。
出典:「朝食抜きは、脳出血リスクを高める怖い悪習慣 神奈川県」
急激な寒暖差(サウナ・水風呂など)
気温は血圧の変動に大きく関連すると考えられます。
気温が低いと血管は収縮し、血圧はあがります。
気温が高いと血管は拡張し、血圧はさがります。
寒暖差は急激な血管の収縮・拡張がおこる、つまり負担が大きいとされる血圧の乱高下を招く可能性につながります。
激しい運動
高負荷なトレーニングや自身の限界以上の運動は、急激な血圧上昇の可能性があり血管や心臓への負担が大きいと考えられます。
また、無理な運動は長続きしない可能性があるためおすすめできません。
続けやすく、高血圧予防や改善に効果が見込める有酸素運動は以下の通りです。
- ウォーキング(速歩)
- ステップ運動
- スロージョギング
- ランニングなど
自己判断で薬の服用を中止する
高血圧の薬は、高い数値を下げる作用がある薬で高血圧自体を治す薬ではないとされています。
薬の服用により、血圧は下がる効果が見込めます。
しかし、「治った」と思い服用を中止すると、また高い数値に戻る可能性があります。
医師の指示に従い、ある程度継続して飲み続けることが大切です。
血圧が高い原因に関するよくある質問
血圧が高い原因に関してよくある質問に以下があげられます。
- 生活習慣に問題なくても血圧が高いのは?
- 1日における血圧変動は?
- 病院で測ると血圧が高くなるのは?
- 食事改善に野菜ジュースは有効?
それぞれについてお答えしていきます。
生活習慣には問題ないのに血圧が高いのはなぜですか?
食事に気を配り、塩分の摂取量も控えているにもかかわらず血圧が高い方もいらっしゃるのではないでしょうか。
高血圧は、必ず遺伝するわけではありませんが「血圧が高くなりやすい」という要素は遺伝する可能性があります。
また、高血圧とストレスは関係が大きいとされています。
ストレスは緊張感や責任感を与え、人が成長するために必要不可欠だと言われるほど身近なものです。
自分でも気付かないストレスも少なくないとされます。
生活習慣には問題がないのに血圧が高いのは、遺伝や気付かないストレスによる可能性があります。
朝は血圧が低いのに、夕方は血圧が高いのはなぜですか?
血圧は固定されたものではなく、人のライフスタイルの中で変動します。
例えば24時間モニターでは以下の状態になります。
- 朝起きてから徐々に上昇
- 活動する日中は高くなる
- 夜になるにつれ下降
- 睡眠中はさらに下降
1日の周期的なパターンを日中変動とよび、昼と夜を通して働いている2つの相反する神経系の結果と考えられます。
日中に数値が上昇するのは交感神経、夜間に数値が低下するのは副効果神経の働きによるものです。
普段の血圧は正常値なのに、病院に行くと血圧が高いのはなぜですか?
血圧は絶えず変動していて、ストレスを受けると上昇する可能性があります。
家で測定すると正常なのに、病院で測ると血圧が上がる方は少なくないです。
病院で測定した血圧が高血圧(≧140/90mmHg)で、病院以外で正常値を示す状態を白衣高血圧といいます。
また、病院に来ている緊張感やストレスによる血圧上昇は白衣現象と呼ばれています。
白衣高血圧は合併症がない場合には一般的に、治療は必要ないとされています。
しかし、全く高血圧がない方と比べるとリスクの可能性はあります。
早期発見ができるよう、家庭血圧測定や定期的な健診での経過観察が大切です。
出典:「病院で測るときだけ血圧が高い?意外と多い白衣高血圧」
食生活の改善のために、野菜ジュースをたくさん飲むといいですか?
野菜ジュースを食生活改善のために毎日飲んでも問題ではありませんが、飲みすぎには注意が必要です。
野菜ジュースの飲みすぎは糖分やカリウム、そして塩分の摂りすぎになる可能性があります。
高血圧の予防や改善にはあくまでも野菜ジュースは栄養補助とし、バランスの良い食事を心がけることが大切です。
血圧が高い原因のまとめ
ここまで血圧が高い原因についてお伝えしてきました。
血圧が高い原因についてまとめると以下の通りです。
- 血圧は塩分・飲酒・喫煙・遺伝要素・ストレスが関係する
- 診察室で最高血圧140mmHg以上、最低血圧90mmHg以上が高血圧
- 肥満・ヘビースモーカー・家族(親)が血圧が高い人の特徴
- 血圧が高い時は頭痛・めまい・肩こりなどの症状がある場合がある
- 血圧が高いと血管への負担や心臓・脳の病気につながる可能性がある
- 食事改善・十分な睡眠・禁煙・運動が血圧を下げるのに効果が期待できる
- 過度な食事制限・寒暖差・激しい運動・自己判断で薬服用の中止はさけることが大切
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。