ニキビ跡を消す方法は?自宅でできるケア方法をご紹介!

  • 2023年1月6日
  • 2023年7月27日
  • ピル

肌の表面に残るニキビ跡は、赤みや色素沈着、凹凸などと、とても気になるものです。

20代以降の大人のニキビ跡は、原因も様々なので、適切な対処が必要です。

 

本記事ではニキビ跡を消す方法について、以下の点を中心にご紹介します。

  • ニキビ跡ができる原因とは
  • ニキビ跡に種類はあるのか
  • ニキビ跡を消すための具体的な方法とは

ニキビ跡のことやニキビ跡の消し方について、分かりやすく解説していきます。ぜひ最後までお読みください。

なぜニキビ跡ができるの?

ニキビ跡は、ニキビの炎症により皮膚の中が傷つくことで、起こるとされています。

ニキビが治った後、赤みや色素沈着として肌に現れたり、ニキビの炎症による傷跡が深いと、クレーター(凹凸)として肌に現れることがあります。

メラニンの蓄積

ニキビは肌の炎症であるため、肌を守ろうとメラニンを大量に生成します。

肌のターンオーバーが正常であれば、生成されたメラニンも外へ排出されますが、ニキビができた肌はターンオーバーが乱れているため、メラニンをきちんと排出することができないとされています。肌に残ったメラニンはそのまま、ニキビ跡となってしまいます。

肌の免疫機能の低下

肌にも免疫機能があるとされており、この免疫機能が低下すると、肌の防御力が弱まります。

紫外線や雑菌などの影響を受けやすく、この状態でニキビが炎症を起こすと、肌の奥の『真皮』や『皮下組織』にダメージを与え、ニキビ跡になってしまいます。

ニキビ跡の種類

ニキビ跡ができる大きな原因についてはお伝えしましたが、そのニキビ跡には大きく分けて3つ種類があります。

『赤み』『色素沈着』『クレーター』の3つです。それぞれ発生する状態が違いますので、解説します。

赤みのあるニキビ跡

赤みのあるニキビ跡は『炎症後紅斑』とも呼ばれています。

赤みのあるニキビ跡は、ニキビによる炎症や、ダメージが続き薄くなった肌から血管が透けて見えている状態です。

通常は数週間程度で消えていきますが、肌のターンオーバーに時間がかかる真皮にも炎症が広がっていると、ニキビ跡が消えるまで長い期間を要することもあります。

色素沈着のニキビ跡

色素沈着による茶色のニキビ跡が残る場合があります。

茶色のニキビ跡は、ニキビの炎症により生成されたメラニンが原因とされています。

通常であれば、肌のターンオーバーによって、メラニンを含む古い角質が排出されますが、ニキビにより肌のターンオーバーが乱れて古い角質が残ることで、色素沈着に繋がるとされているのです。

 

クレーター

皮膚の表面が陥没し凹凸になって残ってしまう状態は、クレーターと呼ばれるニキビ跡です。

炎症の強いニキビを放置したり潰したりして、毛穴周辺の組織が破壊されると、皮膚の真皮層にまでダメージが届きます。

これにより、新しい皮膚の再生ができなくなったり遅くなったりして、凹凸が残ってしまうのです。

ニキビ跡を消す方法

ニキビ跡ができてしまうと非常に気になりますが、実は軽症であれば自宅で簡単に消すことができると言われています。

今日から早速始められることばかりですので、是非参考にしてください。

保湿をしっかりとする

ニキビ跡を治すには、肌のターンオーバーが正常に働いている必要があります。肌が乾燥した状態では、ターンオーバーが正常に働かず、ニキビ跡が治りにくくなります。

洗顔や入浴後は肌が乾燥しやすいタイミングですが、保湿の効果が高まるとも言われています。化粧水や乳液、クリームなどで、できるだけ早く保湿することが大切です。

 

紫外線対策を行う

紫外線はメラニン色素の生成を促して色素沈着の元となったり、ニキビを悪化させたりしてニキビ跡が残るリスクを高めます。紫外線対策を行うことで、ニキビ跡の改善やニキビの予防にも役立ちます。

 

日焼け止めは肌に優しい物を季節問わず使用し、特に日差しが強い夏は帽子や日傘も併用することが大切だとされています。

摩擦を避ける

ニキビ跡には過度な摩擦が強い刺激となります。

刺激を受けたニキビ跡は、メラニンが生成され色素沈着が進んでしまうと言われていますので、ニキビ跡は極力触らず、優しく洗い、コンシーラーで強くこすらないようにしましょう。

 

角質ケアをする

古い角質による肌のターンオーバーの乱れは、ニキビ跡の原因となります。

塗るタイプの角質美容液など、低刺激な角質ケアを行いましょう。スクラブなどは刺激になり、ニキビの悪化に繋がりやすく注意が必要だとされています。

 

十分な睡眠を取る

睡眠中は新陳代謝をスムーズにする『成長ホルモン』が多く分泌され、ニキビ跡の改善に必要な肌のターンオーバーを促進します。

または日光を浴び、睡眠を司るメラトニンの分泌を促すのも、睡眠には効果的だとされています。

ストレス対策をする

ストレスを感じると、交感神経が優位になり、肌のターンオーバーが乱れてニキビ跡も治りにくくなります。

リラックス時には副交感神経が優位になり、肌のターンオーバーが促進され、ニキビ跡の改善が期待できるとされています。

ニキビ跡になりやすいニキビはあるの?

ニキビはどんな物も適切に対処しなければ、ニキビ跡になる可能性があります。大きくできたニキビは跡に残りやすいと言われていましたが、最近では小さなニキビも毛穴が開いたようなニキビ跡になることがあるとされています。

ニキビ跡の消し方に関するよくある質問

ニキビ跡の消し方に関するよくある質問にお答えしました。ニキビ跡を消すためのケアのことから、運動のことなど幅広くお答えしています。

是非最後までお読みください。

①ニキビ跡を消す効果が期待できる化粧品の種類は?

セラミドやプラセンタエキスを含む化粧品は、肌の水分保持に効果が高いとされています。特に、人の肌が持っているセラミドとほぼ同じ構造の『ヒト型セラミド』配合であれば、更に高い保湿力が期待でき、肌のバリア機能を高めます。

②ニキビ跡に効果的とされている食べ物はあるの?

ニキビ跡に効果的なのは、メラニンの沈着や生成を抑制するビタミンA、肌のターンオーバーを促進するビタミンC、肌を生成するタンパク質です。合わせて摂取すれば、美肌効果を高めてくれるとされています。

ビタミンCはレモンやイチゴ、キャベツなど、ビタミンAは豚肉やレバーなど、タンパク質は肉類や卵、大豆などに多く含まれます。

③ニキビ跡ができやすい場所は?

ニキビと同じく、皮脂分泌の多い額や鼻の周りです。

また、思春期以降の『大人ニキビ』は顎や口周りのフェイスライン、背中などにもできやすく、加齢による肌の衰えと相まって、ニキビ跡になりやすいとされています。

④ニキビ跡を消すために運動は効果的?

運動は肌のターンオーバーを促し、ニキビ跡の改善にも重要だと言われています。特に、20~30分程度の軽く汗をかくような有酸素運動が効果的だとされています。

ジョギングや水泳などを生活に取り入れることがおすすめです。

ニキビ跡の消し方まとめ

ここまで、ニキビ跡を消す方法についてお伝えしてきました。ニキビ跡を消す方法の要点をまとめると、以下の通りです。

  • ニキビ跡は、ニキビの炎症によるメラニンの蓄積や肌の免疫機能の低下により起こる。
  • ニキビ跡には大きく分けて『赤み』『色素沈着』『クレーター(凹み)の』3種類がある。
  • ニキビ跡を消すには、保湿を欠かさず、紫外線や肌への摩擦、ストレスに気を配り、十分な睡眠をとるなど生活習慣を整えることが大切だとされている。

 

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございます。