1つ見つけただけでも憂鬱になる赤いポツポツ。
赤いのでメイクでもうまく隠せないとなると、早めの改善を望んでしまいますよね。
本記事では肌の赤いポツポツについて以下の点を中心にご紹介します。
- ポツポツの正体
- 予防法
- 毛孔性角化症について
肌の赤いポツポツについて理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
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肌の赤いポツポツの正体は？
肌にできる赤いポツポツの正体は以下の通りです。
- ニキビ
- あせも
- 毛嚢炎や毛包炎
- 湿疹や皮膚炎
- 毛孔性角化症
詳しく解説していきます。
ニキビ
ニキビは、皮膚の慢性炎症疾患に位置づけられています。
ニキビの主な原因には以下が挙げられます。
- ホルモンの影響により皮脂分泌が活発になっている
- 古い角質が詰まるなどし、毛穴がふさがっている
- 毛穴の中でニキビの原因と考えられるアクネ菌などの原因菌が増殖してしまう
炎症を起こすことで、赤いニキビや膿をもったニキビへ進行する可能性があります。
あせも
あせもは、汗疹または汗貯留症候群と呼ばれます。
また、汗の通り道を汗管といいます。
あせもの原因は、大量に汗をかいた時に、汗が皮膚の中に溜まってしまうこととされています。
汗管が詰まり、汗が汗管の外に漏れだすとかゆみや炎症が起こる可能性があります。
あせもは以下の3種類に分類されます。
| 紅色汗疹 | ・小さな赤いブツブツ
・かゆみを伴う |
| 水晶様汗疹 | ・皮膚表面に透明あるいは白っぽい水ぶくれ
・赤みやかゆみを伴わない |
| 深在性汗疹 | ・皮膚の深い部分で白っぽい丘疹が多発
・亜熱帯などに多く日本ではあまり見られない |
出典：「あせもの対策 山本皮膚医院」
毛嚢炎・毛包炎
毛嚢炎とは毛穴に炎症が起きた状態で、毛包炎とも呼ばれます。
毛穴や傷跡から黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌、緑膿菌などの細菌が入ると起こる炎症です。
進行すると化膿する可能性もあり、注意を要します。
毛包炎の原因の1つにムダ毛処理の可能性があります。
ムダ毛の自己処理などで皮膚の表面に傷がつき、肌のバリア機能の乱れにより毛穴に菌が侵入し炎症を起こすとされています。
湿疹・皮膚炎
皮膚の表面に起こる炎症を湿疹や皮膚炎と呼びます。
かゆみやヒリヒリ感を伴うのが特徴です。
湿疹を引き起こす要因として以下の2つの可能性があります。
- 刺激の強い物質に触れる外的要因
- ひとりひとりの体質や体調などの内的要因
外的要因と内的要因の代表例をいくつかご紹介します。
| 外的要因 | ・薬剤
・アレルゲン ・化学物質 ・金属 ・昆虫 ・日光 ・カビ ・気候の変化など |
| 内的要因 | ・アレルギー体質
・アトピー素因 ・内蔵疾患 ・肌バリア機能の低下 ・皮脂や汗の量 |
出典：「湿疹・かぶれ さぎのみや皮膚科クリニック」
毛孔性角化症
毛孔性角化症は、皮膚疾患の1つとされています。
二の腕がさわるとブツブツする・ザラザラする・こすっても取れないので、服に悩む方は多いのではないでしょうか。
毛孔性角化症は毛穴が目立つブツブツとした皮膚の状態です。
かゆみを感じる場合もありますが、大半が外見のみの症状とされています。
古い角質が毛穴に詰まったままになり、毛穴の周りが厚くなっている可能性があります。
原因として以下が挙げられます。
- 角質層の水分不足
- 肌のターンオーバーの乱れ
- 皮脂の過剰分泌
乾燥する時期は悪化しやすく、かゆみを伴う可能性もあります。
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肌の赤いポツポツの予防方法
肌の赤いポツポツの予防法として以下のようなものがあります。
- 余分な皮脂を落とす
- 保湿
- 生活習慣の改善
- 紫外線対策
詳しく解説していきます。
洗顔やスクラブで余分な皮脂を落とす
肌の赤いポツポツの予防には、毛穴に汚れを詰まらせない、つまりしっかり汚れを落とすことが大切です。
クレンジングにはメイクを落とす、洗顔にはたんぱく質やメイク以外の汚れを落とすという、それぞれ別の役割がありますので、注意が必要です。
洗顔料などのテクスチャーはお好みのものでよいとされますが、摩擦の軽減などを考慮し、泡状の製品など擦らず洗えるものがおすすめです。
肌の状態によって、スクラブやピーリングなどのスペシャルケアでも肌の赤いポツポツの予防効果が見込めます。
皮膚科や美容皮膚科のかかりつけ医を持っておくこともおすすめです。
入浴後はしっかりと保湿する
肌の赤いポツポツの原因の一つとして、角質内の水分不足の可能性があります。
水分不足対策は、毎日の保湿ケアが大切です。
角質を柔らかくし除去する効果が見込めるサリチル酸や尿素を配合したクリームが保湿効果が期待できます。
洗顔後や入浴後は肌が乾燥しやすくなるので、できるだけ早い保湿ケアがおすすめです。
柔らかいタオルで軽く水分を拭き取ったあと、水分が残っているうちに保湿することでより保湿効果が期待できます。
良質な睡眠・バランスの良い食事を心掛ける
肌の赤いポツポツは、ターンオーバーの異常が原因の可能性があります。
ターンオーバーの改善には、バランスの良い食事やサプリなどで肌に栄養を与えることで効果が期待できます。
また、肌の代謝を上げるために良質な睡眠が大切です。
睡眠が足りないと肌のターンオーバーを促進する成長ホルモンが分泌されず、肌の状態悪化の可能性につながります。
就寝前の飲酒やスマートフォンの使用は、深い眠りの質を下げる可能性があるため使用を避けることがおすすめです。
紫外線に気を付ける
皮膚の表面にある角質の層は、皮膚膜に覆われています。
皮膚膜は、刺激物の侵入を防いだり水分を保つバリア機能を担っていると考えられています。
紫外線は皮脂を酸化させ、バリア機能の低下につながる可能性があります。
バリア機能の低下によりターンオーバーは乱れ、毛穴のつまりの原因になるとされます。
また、バリア機能が低下した皮膚の内部は水分が逃げるので乾燥が進む可能性があります。
紫外線対策の効果に期待される例として以下が挙げられます。
- 肌の露出をできるだけ控える
- 正しく選んだ日焼け止めを使用する
- 日焼け止めは正しいタイミングで塗る
出典：紫外線の種類によって肌への影響は異なる！違いを知って正しい紫外線対策 KOSE
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毛孔性角化症は思春期にできやすい
毛孔性角化症は良性の皮膚疾患であるため、他人に感染することはないとされています。
かゆみを感じることはまれとされ、外見以外の自覚症状はないそうです。
また男性より女性の発症が多いといわれています。
幼稚園から小学生くらいで肌にできはじめ、思春期などの若い方の発症が多いとされています。
日本においては10代の30%〜40％に見られると考えられており、症状自体は軽いものの時間がたっても治らないのが難点です。
放置していても問題はないと考えられていますが目に見える症状なので、思春期や若い女性の方は精神的ダメージが懸念されます。
30代以降に自然に消えていく場合が多いとされていますが、中には40代50代になっても治らない可能性もあります。
遺伝による影響の可能性が考えられていますが、根本的な原因はまだはっきりと解明されていません。
ホルモンやビタミンの代謝異常との関係も考えられています。
出典：「二の腕にできるぶつぶつの原因と治す方法 美容皮膚科タカミクリニック」
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肌の赤いポツポツに関するよくある質問
二の腕の赤いポツポツの原因は何ですか？
二の腕の赤いポツポツは、毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)や毛孔性角化症と呼ばれる皮膚疾患です。
一見ニキビのように見えますが、ニキビとは異なる皮膚トラブルです。
人目が気になって露出する服は控えている女性の方も多いでしょう。
ポツポツの正体は古い角質とされています。
開いた毛穴に古い角質が角栓となって詰まっている可能性があります。
先端部分の突き出た状態がポツポツとなって、皮膚表面に現れています。
色のないポツポツになることもあれば、軽度の炎症が起こり赤く盛り上がることもあります。
対処法としては溜まった角質の除去や血行促進などにより、炎症を抑えることが大切です。
また乾燥により悪化する可能性があるため、しっかりとした保湿も大切です。
顔に赤いポツポツができました。原因は何ですか？
顔の赤いポツポツはニキビ・あせも・蕁麻疹・毛囊炎などがあります。
日頃から肌を清潔に保ち、きちんとした保湿や紫外線対策・良質な睡眠や食事を心がけ、すこやかな肌を保つことが大切です。
しかし湿疹をひとくくりに判断することは難しく、さまざまな要因で発症します。
自己流のケアで改善を目指すことは簡単ではなく、場合によっては症状を悪化させる可能性があります。
赤いポツポツが続く場合は、早めに皮膚科などの医療機関を受診することで改善が見込めます。
肌に赤いポツポツができました。何科に行けば良いですか？
肌に赤いポツポツなって現れる発疹は、湿疹や蕁麻疹と呼ばれます。
発疹やアレルギーによるかぶれ、薬物アレルギーや接触性皮膚炎など原因はさまざまです。
場合によっては症状が悪化し、跡が残ってしまうなどの可能性があるので早めの対処が大切です。
肌に赤いポツポツができてしまった場合は、皮膚科や内科の受診で改善効果が見込めます。
皮膚だけに症状がでている場合は皮膚科、皮膚以外にも症状がでている場合は内科を受診するのがおすすめです。
症状を緩和する市販薬はありますか？
軽症であれば専用の市販薬で症状の緩和が見込めます。
しかし、発疹の原因や症状はさまざまです。
まず自分の症状が市販薬で対処できるものなのか、きちんと見極めることが大切です。
市販薬でセルフケアが可能な症状例は以下の通りです。
- 明らかな原因がある接触皮膚炎
- 肌にふれた化粧品や金属などの刺激によるもの
- 虫さされ
- あせも
- 乾燥による軽度のかき壊し
- 日焼けなどによる炎症など
広い範囲に症状がある場合や体調も変化している場合、急速に腫れやかゆみが広がる場合は医療機関での治療が必要です。
炎症が強い場合は患部に塗ることで過剰な免疫反応を抑える効果が見込めるもの、乾燥を伴う場合は保湿成分が配合されているものなどが購入できます。
購入時に薬局に常駐している薬剤師に確認し、決められた量をしっかり塗ることで緩和効果が期待できます。
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肌の赤いポツポツまとめ
ここまで肌の赤いポツポツについてお伝えしてきました。
肌の赤いポツポツについてまとめると以下の通りです。
- 赤いポツポツはニキビ・あせも・毛包炎・湿疹・毛孔性角化症の可能性がある
- 正しい洗顔と保湿・紫外線や生活習慣で、すこやかな肌を保つことが大切
- 毛孔性角化症は思春期から若い方の発症が比較的多い
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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