膠原病に含まれる病気は?

膠原病に含まれる病気

全身性エリテマトーデス、リウマチ熱、強皮症、皮膚筋炎および多発性筋炎、結節性多発性動脈周囲炎、関節リウマチの6疾患は古典的膠原病と呼ばれています。

現在ではこれらの疾患に加えて、シェーグレン症候群、混合性結合組織病(MCTD)、ウェゲナー肉芽腫症、高安動脈炎、側頭動脈炎、好酸球性筋膜炎、成人スティル病、強直性脊椎炎、乾癬性関節炎、ベーチェット病、サルコイドーシスなども膠原病関連疾患に含まれます。

膠原病は病名ではない!!

膠原病の考え方は、とりわけ臨床医には好意的に受け入れられました。
しかし、Klempererは「膠原病」が「診断名」として安易に使われすぎることを懸念し、この名称は臨床的および病理学的に理解が困難な症例に対するくずかご的診断名ではないと警告しました。
Klempererの意図したことは、病気の成り立ちについての考え方であり、決して疾患名あるいは診断名を提供することではありませんでした。
しかし、70年以上たった現在でも生半可で安易な「膠原病」という病名が堂々とまかり通っていることを考えるとKlempererの危具は当を得たものであったといえましょう。

このような経過から、欧米では現在「膠原病」の名称が論文や教科書で使われることはほとんどなく「結合組織疾患」(connective tissue disease)や「リウマチ性疾患」(rheumatic disease)の名称が多く用いられています。

一方、わが国では「膠原病」の名称は語呂の良さもあり、ともすると病名としても誤用されるきらいはありますが、現在でも広く定着しています。

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